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厄年、おかしな休暇を取得


いやー、ね、いきなりですが近況はというと、

人生初のぎっくり腰を経験して痛みが消えてきたと思ったら風邪を引き、さらに腰の痛みが再発。咳をするたび腰に響くね! 熱がなかなか下がらないので薬を買いに行ったら料金をかなりふっかけられていたことをのちにホテルの人に聞き、そのうえ薬が強すぎて胃が痛くなるっていうなんだかよくわからない負のスパイラルを経験しています。

いやー、今年はしょっぱなから荒れてますわ。
厄年ってやつですね。多分ね。



実は2月初めあたりなんかは晴れ間がつづいてて、自転車走行日和でした。
頑張れば出発できたので、ものすごい後悔と罪悪感の嵐に包まれていて、なかなか動けない自分が恥ずかしかった。
そこでちょうど連絡が来たコロンビア人の友達にしぶしぶ言ってみたんです。

「いままだペルーにいるんだ・・・」ってね。


そしたら
「そんなに楽しいんだね」
と返ってきて。

「まあ悪くはないけど自分はもうここを出たいんだ。お金の心配もあるしね・・・」
というと、

「君は幸せ? ぼくはいま幸せじゃないよ。だって君が幸せでないんだもの」




それを聞いて、ああ、いいんだなって、思いました。

別に自分がどうしようが誰になんと思われようが関係ないんだなって。
それなら今この状況、ものすごい逆境なんだけども、これを不安や心配に使うのではなく、楽しまないといけないと思いました。


そこで、自転車を使うのもブログを書くのも動画編集も生放送もお休みして、ちょっとじっくり休んでみています。
たまに暇なときにちょこっと動画をいじってみたりはしているけど、その程度。

旅をつかの間休憩しているということにしました。
まあ言ってしまうと、旅行自体ほかの人からみたら休みみたいなもんなんですけどね。仕事じゃないから。
それは言いっこなしってことで。


本当はこんな腰痛めたとかまた風邪ひいたとか、誰かに心配かけたくないから書こうとも思っていなかったのですけど、
そういうことってあまり考えなくていいのかなって、コロンビアに住む彼と話していて感じたのです。


ということで、自分は元気です。(腰をさすりながら)


いやーしかしぎっくり腰が再発したときはビビった!
こんなになるんだって思って。

てか元々背中の筋を痛めただけでぎっくり腰だって思ってなかったんですよ。
それがいきなり、今までより強い痛みが出てきて。
ビキビキって。

なんか背骨がひとつおかしな方向に行っちゃってたからね。
自分で背中さすって直したけど、いやーあれはびっくりした。


近々出発する予定です。
それではまた。


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しかしまだアレキパにいる。


暗い話になるので、そういうのが苦手な方はこの記事はパスしてください。





月日は過ぎ去り、ようやっとアレキパの日本人宿から出てきた。


結局いつものように自分が怒って出てきたんですけどね。
手伝いのおばさんに悪口言われ続けたのが最終的なきっかけで。
日本人宿に来るとこういう結果になるのはわかっていたのだけども。
ひとえに風の前の塵に同じ。


いやー、やっぱりもっと早く出てくるべきだった。
山とか登ってる場合じゃなかった。

あれは本当に無駄だったと思う。
お金も時間も気分もすべて台なしになった。

やらないことよりもやったことのほうが後悔する。
そして記憶に残りやすいから長引く。

これは人によるのだろうけど、自分の場合はそんなパターンが多い。


それよりなにより一番悔しいのは、本当にムカついて我慢できなくなりコーヒーをかけるときのこと。
すこし遠くからコーヒーカップを振ってしまったので霧状になり、うまくおばさんにかけられなかったのだ。
ちゃんと近づいて頭からドバっと降らせればよかった。

これでは気が収まらない。
ちゃんとかけておけばスッキリしていたのに。



サンドラ一家は自分にとてもよくしてくれた。
特にサンドラさんは自分の親戚だと言ってかわいがってくれた。
でも彼女はそのおばさんが言っている陰口を聞かされた時、一緒になって笑っていたのを知っている。

自分が怒ったときにはなだめてくれたが、すごくおびえていた。
今頃、厄介な自分がやっと去っていってホッとしているんじゃないだろうか。


仲良くしてくれた兄弟たちに別れを告げることができなかった。
彼らはなんとなく信頼することができた。
また会いたいけど、おそらくずっと同じ部屋ですごしていて、毎日話しかけてみたりちょっかいを出していたので、さすがにそろそろ煙たがっていたころだろう。



しかしこれで、やっと解放された。

日本人たちの知ったかぶりを聞かされることもなく、彼らに陰口を叩かれたり悪口を言い合うのを耳にすることもなく、南京虫やノミやよくわからない細長い虫に体を吸われることもない

これ以上あそこにいたら暴れていただろうから、勢いに任せて出てきてよかったと思う。


※虫に体を吸われる
山登りから帰ってきてから部屋が下二人の兄弟と一緒に移動になり、彼らと同じ部屋になったのだが、その部屋にだけ虫がいて退治したり刺されたりの格闘を日夜繰り広げていた。よほど血がおいしかったのか、狙われるのは自分だけであった。倒した虫の数推定15匹。



今、一人の時間がたっぷり持てるようになった。

人あたり時のイライラやうつ状態や運気の下降は、一人になることで回復できることを経験上わかっている。
これからきっとうまくいくはずである。


やはり、自分は人間と触れては生きていけないんだと思う。


※人あたり
大勢の人がいる場所に入ったり多くの人と触れ合ったりすることで気分が悪くなること。「食あたり」から取った著者の造語であり、おそらく正しい日本語ではないのでは、と予測している。
本来の使い方は「あの人は人当たりがいい」(印象がいい)など。



さて、これからどうするか。
そこが問題だ。


今、この山岳地帯は雨期に入ってしまっている。

1月になってから毎日 雨、あめ、アメ。

自転車乗りにとっては非常につらいところである。
ホント山とか行ってる場合じゃなかった。


戻って海沿いを走りたいが、ここまできてそれもちょっとなぁ。
ということで、空の様子をうかがいながら、ボリビア方面へと行きたいと思っている。


マチュピチュがあるクスコにも行ってみたい気持ちは少しあったが、さすがに遠い。
現在南へ向かっているのだが、クスコ行きは標高の高い山のなかを一度北へ戻らないといけないのだ。

それに今は雨期で景色もそんなに見えそうにないし、クスコは人が多いし、物価は高いし、日本からでも安いツアーとかありそうだし、みんな行ってるし・・・・・

そして一番の理由は、滞在日数がかなりヤバいということ。



そんなわけで、クスコもといマチュピチュは今回の旅行では無視。
途中ちょっと寄り道しながら先を急ぐことにする予定だ。



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新年なのか?


あけましたね。


あけました。



なんだかんだ言いつつ、まだ『サンドラのいえ』にいます。
もう少しで出発なのでしばしお待ちを。



去年は結構災難な年でした。
体調不良に何度もなったり、自転車やパソコンが壊れたり、クレジットカードを紛失したり・・・トラブル続き。


大殺界かな? ってくらいの。

おかげで進みも遅く、いまだにペルーです。





でも来年になれば! 来年ならば!!


って思ってたのに、

今年の“星座血液型干支占い”ではまさかの下位
500位代。
下から ん十番目でした。

そして今年見た初夢を調べてみると、
なんと凶夢!




・・・・・ひどくない?




体調に気を付けて、とか
人付き合いに難あり、とか

それ、去年と変わんないんですけど。



どうなってるの、これ。

ループしてね?
去年へタイムリープしてね?



それでも人生は続いていくわけで、運勢が下がっているからってポーズをかけてちょっとお休み、なんてできるわけはありません。

負けないように頑張っていきますよ。



去年の目標は
「歌をうまくする」
でした。

うまくなったかどうかはわかりませんが、生放送で練習してみたり、自転車で走行中に発声練習をしてみたり、実践はできたので良しとします。


今年は
「ダンスを少し踊れるようにする」
です。

よろしくお願いします。


小さな目標として
動画編集と生放送をもう少し頑張る
というのを挙げておきます。



以下、クリスマス食事会と新年の花火の映像です。


クリスマスにはホテルオーナーのサンドラさんが腕によりをかけて料理を作ります。


    ↑七面鳥



    ↑ポテトサラダとえんどうのような野菜の和え物、泊り客が作った餃子



    ↑紫芋のサラダ。おいしい



    ↑春雨のサラダと、別の泊り客が作ったケーキ



    ↑サンドラさんが最近始めた地下のバーが会場です






クリスマスと新年になった瞬間に、町の人たちは各々打ち上げ花火を上げます。

家のすぐ上空は花火で爆ぜ、パチパチと街がはじけていました。

 
    ↑画像では見にくいですが、周囲で次々に花火が上がります。



    ↑火薬でそこら中が白く曇ってしまっています



    ↑こちらも負けじと打ち上げ花火に火をつけたところ、地上で暴発してしまった図


こんなところで。
それでは。


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自分に合わない登山をするとこうなる。 【アレキパ、ミスティ山】




アレキパの町からいつも見えているあの山に登ろうという話になったのです。



    ↑あの山


名前はミスティ山。


自分も登山は好きなほうだし。
ほとんど経験ないけど。

気分転換になると思い、日本人宿にいる他の2人と一緒に、ツアーに参加することになりました。

しかしね、話ではその3人だけだということだったんですけどね、なんと総勢10人を超える大盛況。









うんざり、ですよね。





そんな不安が募るスタートを切り、レンタルの荷物をチェックしたのちに車で山のふもとまでドライブしました。



約2300mのアレキパから車で数時間、3215mのところまで来ました。


ここから6時間かけてベースキャンプまで登ります。



    ↑みんなオレンジのテントと寝袋を担いでいてちょっと変な光景になっている


40分に一度休憩します。




そしてまた40分歩いて・・・の繰り返し。

この山は始めは緩やかに始まりますが、登るにつれて傾斜が急になり、岩場でガタガタしています。
後半はサラサラの砂ばかりで足をとられて体力とスピードが落ち、さらに靴や服や荷物に砂がかかって全部真っ白になってしまいました。



    ↑余裕かと思えば・・・・・



    ↑足をとられる砂地と、そこに生える乾燥に強い草たち。メキシコを思い出す
 


    ↑こんな岩場を登ります


 
    ↑高いところからスタートなので、ちょっと進むだけで広大な景色が見渡せる



しばらく自転車に乗ってなかったので体力が相当落ちているはずだったのですが、なぜか自分はものすごく元気で息も全然切れませんでした。
なので、しんどそうな日本人二人へ声掛けをしてフォローしながら登りました。



    ↑ガスがかかって遠くがあまり見えません



    ↑頂上が見えそうで見えない



    ↑こっちの動画用カメラでもこれが限界




    ↑巨大な谷が見えます↓






    ↑休憩地点から撮影。ベースキャンプ地点までもうちょっと



    ↑登っている間に、フジツボのような植物に覆われた岩を発見。トリックアートみたい



    ↑ベースキャンプポイント付近からの眺め



    ↑雲から顔を出す山頂。あれはチャチャイ山か、それともピチュピチュ山か




脚を痛めてしまった日本人の後ろをついていって、時間をかけてゴールまで。
他の外国人から歓声と拍手で迎え入れられていました。


  


疲れて元気のない日本人二人だったので自分が率先してテントを立てたりして、その後夕食までちょっと休憩。
ウトウトと寝ました。


これが、
いけなかったのです。






夕食のスープとミートソーススパゲティを食べている最中から、頭と後頭部がものすごく痛くなってきました。

かき氷を一気食いしたときに感じる痛みがずっと残ってるような、ぐわんぐわんする痛さ。

どうやら高山病になってしまったようです。
というのも、このベースキャンプの標高は約4700m。
そして少し眠ったせいで呼吸が浅くなり、脳が酸欠を起こしてしまったようなのでした。


薬をもらい、20時ごろから0時半まで眠って休んでいましたがよくならず、1時半からの登頂には断念せざるを得ませんでした。



起きると朝9時。




頭の痛みはまったくなく、絶好調。

これならささっと山頂まで登れそうです。
ですが、もうすぐツアーの人々は戻って来る時刻です。

最初に戻ってきたガイドに
「今から一人で登りに行きたい。今から単独行動にしたい」
と言ってみたけどダメ。


もしこれがソロなら絶対に登れたのに。


そう思うと悔しくなってしかたがありません。
登頂して降りてきた人間の顔が憎くて憎くてどうしようもなくなってきます。




そのまま山を下りましたが、もう全然楽しくありませんでした。
金をドブに捨てた気分。
結構したのに。


ホントにもうすごくがっかり。
多分もうめったなことではツアーは使わないことでしょう。


山登りはやっぱり大人数でやるべきものじゃないね。
今回の教訓。


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クレジットカードと人間アレルギーの到達 Arequipaその7 錯乱


届くのを待っていたクレジットカードがやっと届きました。


追跡を見てみると荷物が日本を発ってから9日後にリマの交換局に到着し、そこで保管と書かれていて、それ以来動きがありませんでした。

全然来ないのでペルーの郵便局であるserpostに行ってみると、なんとすでに届いていることが判明。

それまで3度ほど届けに来たと局員さんは言っていましたが、こちらに不在届けが来ていないところを見ると、配達員が家を間違えた可能性が高そうです。


受け取り名をこちらの家族の人にしていたので自分では受け取れず、その人を連れてこないといけないということで、一度戻ってその人と打ち合わせ。


いやね、届くときに住人じゃない人の名前だったらなんかマズいことがあるんじゃないかと思ってね、宿の息子ディエゴに名前を聞いて使わせてもらったんですよね。

ディエゴは仕事と学校で忙しいのですが、その合間を縫って一緒に取りに行ってくれました。
その日の学校は遅れてしまったようですが、無事にカードとそれから姉に頼んでいた新しいプラスチックオカリナ、さらにセキュリティポーチをゲット!



・・・のはずでしたが、
どちらも頼んでいたのと全然違う!



オカリナは高音がちゃんと出ない子ども用のものだし、ポーチはジップロックに包んだパスポートが入らないほどの小ささだし。


   ↑届いたオカリナ


   ↑欲しかったオカリナ。これのG管かF管がよかった


子どものころよくあった、”母親にクリスマスプレゼントを頼んだのに全然違うものを買ってきてしまう”ことを思い出しました。
親子2人ちゃんと血がつながっていることを確認。


まあ、カードは手に入ったし、よかったよかった。



    ↑やっとお金が下ろせたのでちょっと贅沢。少し値下げしていたアイスキャラメルマキアートを注文。この日は記念日だったらしくドーナツがひとつ付いてきた


これでやっと出発できると思いきや、実はちょっと前に自転車が故障しまして、それを直さなくてはいけないのです。

しかしその前に買った荷物を早急に日本に送らなくてはならず、さらには送る前に他にも買い足さなくてはいけなくて・・・・・


つまりやることが山積みなのです。








つらたん。








なにが辛いかって、まず未来に予定があるとパニックになっていく自分の性格によるもの

そしてもう一つの性格。
これまでこのブログを読んだ読者の諸君はわかると思いますが、
人間嫌いがすでに発動しているのです。


今泊まっているここは日本人宿。
人がたくさん泊っていて毎日顔をあわせなくてはなりません。



最近ネットでこの症状を検索してました。

対人恐怖症は半分くらい違う部分があるし、社交不安障害もかすってるけど違う。自閉症も若干ずれてるし――
と調べていった結果、自分は人間アレルギーっぽいということが判明。


※人間アレルギー
相手のちょっとしたことが気に障り、人をどんどん嫌いになっていくというもの。病気認定されているのか誰かが作った造語かはわからないが、この症状の95%が自分にピッタリと来ている。人見知りなどきっかけになる性格は生まれ持ったものだが、ここまでひどくなったのは後天的なものだ。



自分の場合は、最初は大丈夫なのですが日にちが経つにつれて「何か嫌な気持ち」がしだいに溜まってゆき、これが一定レベルに達するとちょっとしたことで傷ついたりイライラしたりして拒絶してしまうのです。
そのうち人間がみんな嫌になってきます。



カードを受けとる数日前までこの人間嫌いがね、もう最高潮!
フィーバー状態に入ってしまい、ファンキーでパンキーなことになっていました。

具体的に言うと深いノイローゼになっていて、
たとえば中心街へお金をもらいにバスキングに行くときに泣きながら歩いたり、
無感情・無感覚・無味覚になって思考がきちんと働かなくなったりしていました。
人と会うのがひどく億劫で、朝起きたときに挨拶するのも嫌。

今は少し落ち着きましたが、それでも情緒不安定がつづいています。


※ファンキー
funky。「おびえている」「憂うつな」「臆病な」という意味もある。

※パンキー
punky。「火照った」「熱のある」という意味があるそうだが、おそらく著者は使い方を間違えている。



「自分、人間嫌いなんでぇ」

という話を実際会った人なんかにすると、

「そんなことないでしょーwwwwwww」とか
「はいはい」みたいな反応する人がほぼ占めているのですが、



あんたたちが思っている30倍はひどいからね、これ。




しかし今回はこれでもかなり長く保ったほうです。
それは、ここの家族の下二人兄弟、ディエゴとジョナタンが図らずも自分を守ってくれる形になっていたから。


パソコンゲームをするジョナタンはそれを覗きにガンガン部屋に侵入してくる自分を受け入れてくれ、お互いあまり話はしませんがかくまってくれていました。

ディエゴはそんなゲームを覗き見ている自分へいつも笑顔で元気に話しかけてくれ、友人として話し相手になってくれたり一緒にyoutubeやtwitchを見たりして気分を紛らわせてくれました。


それでもだんだんと人間嫌いは浸食していきます。

夕食の話の流れで、屋上に行って好きにオカリナを吹くことができなくなってしまったことで、楽器で自分を慰めることもできなくなったこともあり、一気に追い込まれていきました。



まわりの「とっとと宿を出て行ってほしい」という空気も感じますし、早く用事を済ませてここを出なくちゃ!
そうやって作り出された予定と焦りがさらに自分の精神を圧迫してゆきます。

さて、この先どうなってしまうのでしょう。


次回につづく! のか?


※出て行ってほしい
被害妄想の可能性が十分にある。精神的に不安定になるとこのように他人が自分の悪口を言っているのではないか、という想像を抱きがち。でも実際、少なくともちょっとくらいはなんやかや言われていると思う。


※注
ホテルが悪いのではないことに注意。



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折り紙を売ったり子どもたちに教えたりした話 Arequipaその6傍観





日本人宿に登山が好きでよく登るという人がいたんですよ。


ここアレキパからは大きな3つの山が見えます。

「どれかに登りたいよねー」

そんな流れから、一緒に宿から4kmほど離れた中心街のツアー巡りをして値段や情報を聞いてきたんですね。


で、ついでに彼女が折り紙を売るというので、
付き添いというか、ちょっと見てみようということになりました。


彼女はここで折り紙を売るのは2度目。

旅行中少しでもお金を稼ぎたい、そもそもなにか行動を起こしたいという思いで始めたらしいこの折り紙売り。
一日目はペルー人とのちょっとした出会いがあったようで、今日も期待十分、楽しそうに折り紙を並べています。

風が強い今日は、飛んでもすぐ回収できるようにあまり個数を出さずにスタート。


さっそく男性が食いついています。







お土産屋の子どもたちに邪魔されながら続けること約20分。





金色のネックレスとごつい指輪をつけた成金風の女性と紳士な感じの男性がやってきて、

「あら、折り紙ね。いくらで売っているの?」

50センティモ(15円くらい)と教えると、一気に4つ買ってくれました。


そして、

「私の学校にきて教え子たちに折り紙を教えてくださらないかしら。私、そこの校長をやっているのだけれども」

とのお誘いが。


自分が簡単に通訳してあげると、彼女はとても嬉しそうにその依頼を引き受けました。


そしてなぜか自分もついていくことに。
なぜ。



    ↑家で練習がてら、売れそうなものをネットで探して折ってみる。こちらドラゴン



    ↑こちらはバラ



3日後の月曜日、朝。

宿の女将、サンドラさんが馴染みのタクシーを呼び寄せます。
心配だったのか一緒について行ってくれました。

予定通り、自分も通訳兼アシスタントとしてタクシーに乗り込みます。
あの、言ってもそんなスペイン語できませんからね。



学校の外観は幼稚園のような見た目でした。
なかは本当に幼稚園児くらいの子から高校生くらいの子まで幅広く在校していました。


海外の学校に入ったのはこれで5回目くらいでしょうか。
なぜか縁があるようです。


校長先生と少し話をし、しばらくしてから入口すぐの教室へと案内されました。

なかには5歳くらいの子たちが椅子に座っていました。


低年齢ということで簡単に折れるかぶとを教えることに決めたらしい折り紙先生。
宿に置いてあった折り紙をみんなに配ります。

そして用意しておいた大きな紙で折りながら教えて回り、自分もそれを見よう見まねで手元の紙を折って各テーブルの様子を見て回ります。

折り方が簡単なだけあり、大体みんなかぶとの形にすることができました。


次は6歳クラスで、お題は”鶴”。
一気に難易度が上がりましたが、感覚的にわかるのかちょっと教えるだけで大体の子どもは折ることができました。


昼休憩。
ジュースと軽食をご馳走してもらいました。

その間に一人の先生が
「私のところにもぜひ来て!」
と熱烈な招待を受けました。


そしてラスト7歳の教室へ。
年齢が上がると使える語句が増えるためか、自然とみんなおしゃべりになっているようです。

ひとりに捕まると他の子を見るとこができず、授業時間もよけいに使ってしまいます。
やはり先生というのは大変なんだと痛感しました。


宿の息子ディエゴは小学校の文法の先生だから、毎日こんなことをしているのか。
そんなことを考えました。

いつも疲れたと言って帰ってくるのもうなずけます。




    ↑6歳児の教室を許可をもらい撮影↓




校長先生にタクシー代プラス給料ということで、40ソル(1200円分)いただきました。
二人で分けてタクシー代を引き、一人15ソル(450円)。

また来てほしいと再度依頼され、折り紙先生となった彼女は楽しそうに承諾。
次回も行く気まんまんなようですが、自分はもういいかなという感じ。


次はスペイン語をちゃんと話せる人を連れて行かせたほうがよさそうです。


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ペルーのgymに通っているのはここだけの秘密です。 Arequipaその5 鍛錬


クレジットカードが届くまで待つ日々。

オカリナを練習したり、日本人宿「サンドラのいえ」の三男ジョナタンのゲームをのぞいたり、彼ら兄弟に教えてもらったdota2というパソコンゲームをしているばかりではありません。

体を鍛えるため、ジムに行ってみたりもしています。


※dota2
タワーディフェンス系戦略シミュレーションの一種でMOBAというジャンル。オンラインで協力しながら一斉にやるシミュレーションゲーム。キャラクターを選んで敵を倒し経験値とお金を稼ぎ、強いアイテムをそろえて敵の基地にあるancientというものを破壊すると勝利になる。
元はBlizzardのwarcraft3というゲームのMODであるDefense of the Ancients(DotA)。開発者が別の会社でDota2を発売した。

著者は以前ニカラグアで会ったフランス人バックパッカーにDotAもしくはBlizzardが発売したBlizzard All-starsのどちらかをやらせてもらっていた経験があり、それで興味を持ったのがこの時ダウンロードをするきっかけになった。それと最近steamをダウンロードしたのも一因である。
ペルーでは長年ずっと流行っているらしく、インターネット屋では多くの人がこのゲームを遊んでいる姿が見える。次男ディエゴもyoutubeやtwitchでdota2の勉強に余念がない。アメリカで開催される大会に出たいのかもしれない。


※ジム
スペイン語ではgimnasio - ヒムナスィオという。



元々筋トレはちょっとずつしていたのですが、腕や肩回りが自重では鍛えにくいことと、ここ待っている間に体が鈍ってしまって自転車で出発するときに苦労するのを少しでも防ごうという理由で行ってみてます。
こういう共同のホテルだと人前で筋トレとかしにくいし、ね。


場所は長男のダビに教えてもらい、4ソルという安い値段のジムが近くにあることを知りました。

お金はオカリナで稼ぎます。

ちなみに首都のリマでは8ソル。
その差ちょうど2倍ですが、その分設備やトレーナーの質がものすごくよかったです。
シャワールームやサウナまでありましたからね。




こちらは小さなジムですが専門のトレーナーがひとりついているみたいで、彼が初心者を見てくれたり通いなれたトレーニーたちにもアドバイスをあげたり休憩中の雑談をしたりしています。


自分も彼のメニューに従い、ひとつひとつ教えてもらいながらトレーニング開始。

初めてちゃんとしたバーベルにも挑戦しました。
大学のトレーニングルームにもあったのですが、勇気がなくて使ったことはありませんでした。


で、言われるままトレーニングするんですが、このトレーナーね、めっちゃスパルタなの。
放っておいたら2時間くらいやらされんの。
ひとつ目のメニューですでに体がひいひい言ってんのに。


そんなスパルタカスなトレーナーのフェルナンド。



カメラを向けるといろんなポーズをしてくれ、
「バーベルを持ち上げたときと下げたときに撮ってくれ」
など指示をくれます。

どうやら写真を撮られるのがめちゃくちゃ好きだったみたい。
こんなに楽しそうにしてくれたら撮りがいがありますね。

実は年齢は18歳だそうで。
トレーナーというからにはもっと年上なのかと思っていましたが、たしかに見た目はかなり若い。

難しい言葉をよく使うのであまり会話は成立しないのですが、「お互いにお金がない」という話は多少盛り上がります。




ついでに撮ったこの人はおそらく学生さん。
ここに通っているようで、自分と近いレベルの筋力なので同時に指導してくれたときもありました。

いつも楽しそうに笑いながら筋トレに励んでいます。


そんな毎日。


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現在泊まっている宿のご紹介 「サンドラのいえ」


現在滞在している「サンドラのいえ」という日本人宿を紹介したいと思います。
なぜなら長い間お世話になっているのと、書くことがあんまりないから。



ペルーはアレキパの郊外にある閑静な住宅街。
その一角にその家はあります。

セントロから自転車で約30分。
徒歩だと1時間。

外から見ると普通の2階建ての家なのですが、ここが観光客にベッドと朝食、夕食を提供している宿なのです。

宿というとちょっと違うかもしれません。
どちらかというと、普通の民家にホームステイしているような感じ。

というのも、ここにはペルー人の家族が普通に生活しているのです。


    ↑外観



    ↑目印。ちっちゃい


5時、朝いちばんにサンドラお母さんが起床。
朝食を作りながら部屋の掃除や植物の水やりなどをすませ、仕事に行く準備をします。


    ↑サンドラさん。写真の写り方をわかってる



    ↑現在家政婦の仕事をしながら家の管理もしています


つぎに長男ダビさんと次男ディエゴさんが起床。
家のなかをあっちにいったりこっちにいったりしながら、慌ただしく身支度。
日本と変わりませんね。


    ↑長男ダビ。いきなり写真を撮ったので驚いているところ



    ↑次男ディエゴ。国語の先生をやりながら大学で英語を学び、日本語も勉強中


3人が出発するころに、ここの居候?なのかあまり把握していないのですが、この家に住んでいる日本人の黒木さんが起きてきて、のんびりした雰囲気で朝食を食べています。


    ↑黒木さん。こちらで働いていて、以前日本のテレビにフィーチャされたらしい


このあたりで泊り客たちもぞろぞろと起床。
時刻にして7時前。

 


え、
あの、

みんな早すぎない?



自分、起きるの12時すぎるんですけど。

ではなぜ朝の光景を知っているのかというと、何日か徹夜したことがあるからです。
ゲームしたり動画を見たりしてたらいつの間にか外が明るくなってるのってホントに不思議。

その時間を利用して動画編集をすればいいのですが、なかなかマウスが進まなくて。
マウスがね。


World of Warcraftをいつもプレイしている三男のジョナタンのパソコンを見ながら一日は過ぎていきます。


    ↑学生の三男ジョナタン。毎日部屋に押しかけているのでいつ怒られるかひやひやしながら、今日もボス討伐に勤しむ姿を眺める


※World of Warcraft
Blizzard Entertainment社が開発したパソコンゲームで、ジャンルはMMORPG。WoWと略される。世界的に非常に人気が高く、2016年に映画化もされた。
Blizzardのゲームは日本語化があまり進んでおらず、日本の認知度は低い。おそらく絵柄が合わないからだろう。
ディアブロ2やハースストーン、オーバーウォッチあたりは日本語化が進んでいるので、知っている人も多いかもしれない。


この宿の値段は一泊30ソル(900円)と、ドミトリーではちょっと高い気もしますが、朝食と夕食がついているのでそれを考えると安いかと思います。

だって、レストランのセットメニューは安めのところで平均6ソル(180円)。
2食食べて12ソル(360円)でしょ。
食費って結構するんですよね。

いっちばん安いメルカドの単品だと一皿2.50ソル(75円)だからそこですませてもっと安いところに泊まればそっちのほうが安いです。
が、あんまり衛生的にはよろしくないところだし量もほどほどなので、お腹いっぱい食べたい人はサンドラのほうがお得かと思います。


※ドミトリー
ベッド、多くの場合は2段ベッドが並んだ部屋に一人1ベッドで寝るタイプの宿泊スタイルのこと。
北米ではこちらのほうが圧倒的に安いのだが、中南米ではそれほどでもないことが多い。

※メルカド
マーケット、市場のスペイン語。mercado。この場所には雑貨屋や八百屋、肉屋魚屋、花屋や食堂などが集まっている。
ほかの店より安いことも多いのだが、暗くて汚いところもあり、旅行者は面白がるか嫌がるかのどちらか。



しかもですね。
昼に家にいれば昼食もご馳走してくれるんですよ!

最初は各自で食べていたので今だけなのかもしれないし、ちょっとした気まぐれかもしれませんが、お金がない現状これはありがたいです。

まあ、なかったらなかったで食べなくても大丈夫なんですけど。



デメリットを挙げるとすると、
シャワーが昼に入らないと冷たいとか、
中心地から遠くて観光や用事があるときに不便だとか、
犬がめっちゃ舐めてくるとか。


    ↑めっちゃ舐めてくるドゥルセ。下っ端なので低姿勢です



    ↑ほら



    ↑めっちゃ舐めてくる



    ↑舐めない子もいます。ペルー犬の血が入っているミスキー。気に入った人しかベタベタしない。ここにジジがいたら「ケッケッ、気取ってやんの」と言っているはず。そんなちょっとツンとした性格です



海外旅行が長くてそろそろ日本語を話したいという人やスペイン語を勉強したい人、人が好きな人だったら来てみてもいいかもしれません。
    


以下、送ってもらったメッセージをコピペしておきます。



住所: Av. Los Incas 205-B Pachacutec Cerro Colorado (アベニーダ ロスインカス ドスシエントスシンコ ベー パチャクテック セロコロラド/アベニーダペルー コン ロスインカス)

電話: 959567665 (Sandra)
959747437(黒木)

メール: casa_de_sandra@hotmail.com

朝食・夕食付き一泊30ソル、
Wifi
温水シャワー
キッチン
洗濯機(一回5ソル)
各種教室紹介可
(語学・音楽・ダンス)
コルカ渓谷ツアー手配可能


↓こちらがHP。
  更新できてなくて情報が古いらしいので注意。

サンドラのいえホームページ


2017.1.22 追記:
アレキパでおすすめなフラペチーノの店をここでも書き残しました。
知りたい方はサンドラのいえの情報ノートをごらんくださいね。


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