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海外でお金が無くなったので稼ぐよ Arequipaその4 労働


さて、さっそくですが、

お金がありません。



クレジットカードがなくなって数日がたちました。
手持ち40ソル(1200円)あったのが、日用品を買ったり宿のオーナーのサンドラさんへ誕生日プレゼントを買ったりしていたら、残り7ソル(210円)になりました。

宿の人が貸してくれるとは言ってくれているのですが、できれば貸し借りはしたくないです。
病んじゃうからね。
それは最終兵器にしておこうと思います。


で、どうするかというと、古くから付き合ってくれている読者はおわかりかもしれませんが、
バスキングしてきます。


※バスキング
いわゆる大道芸のこと。ジャグリングをしたり楽器を演奏したり歌を歌ったり本を読んだり筋トレをしたりなど、パフォーマンスは様々。ちなみにバスキングをする人をバスカーという。



今いる地域からセントロ(中心地)へ行くにはすこし時間がかかります。
最初はバスを使い、サッと行ってササっと帰ってくる作戦に。

少し早起きして限られた残金のなかから片道70センティモを使い移動。
オススメされていた教会のあたりに立ち、メキシコで買ったハットを地面に置いて、いざ。


※センティモ
1ソルの100分の1。0.01ソルのこと。1センティモコインというものはなく、10センティモから存在する。1センティモ0.3円くらい。


しかし、現在真っ昼間。
全然人通りがないのです。

結局45分ほど吹いてバス代1.40ソル(42円)をちょうどぴったり取り戻し、まわりの土産販売人たちと仲良くなって帰ってきました。
ケーナを持っている人がいて、曲を教えあったり。
でも稼げない。


次は翌日の昼過ぎに行ってみましたが、結果は3ソル(90円)ほど。
帽子のなかには10センティモコインが散乱している。

い、いちおう二倍にはなったし。


やっぱり自分の実力じゃ難しいのかな、
と思っていましたが、ここで朗報。
この通りは夕方に人が来るらしいのです。


※ケーナ
ペルーとボリビア発祥の縦笛。丸い木の筒に穴をあけただけに見えるが、これがなかなかいい音が鳴る。その音は日本の尺八に似ていると思う。



ということで、再度挑戦。


今度は寄り道して、まずは歩行者天国で演奏してみました。
しかしここは本来バスキングが禁止されているところ。

不安になりながら演奏していると、30分弱で3ソル。
しかも帽子のなかには1ソルコインが3枚、一人頭1ソル。
それまでに比べたら上々じゃないですか!


しかしそれもこれまで。
自動車いすのような機械に乗った警官が来て、

「ここはやっちゃダメだよ。やるなら向こうの広場でやったらいいよ。ここはカメラで監視しているからね」

と静かな声で優しく諭してくれました。


そちらの広場へ行ってみるも人はいるけど通行人が少なく、ここでの演奏はちょっと向いてないかなと思ったので、いつもの教会へ。


今回は少し奥の、壁に囲まれた狭い通りでポジショニングしました。
ちょっと奥まったところなのでどうかと思っていましたが、ここが意外によく、音が反響して天然のリバーブがかかり音がきれいに聞こえます。

声をかけてくれる人も結構いて、「帽子はここに置いたほうがいいよ」とアドバイスをくれたり、「この楽器はどこの?」など質問に答えているうちに人が集まったり。

そして7時前くらいから通勤ラッシュがあり、人通りが30倍くらいに増えました。

お金を入れてくれる人もグンと増え、結果は遊歩道とこちら合わせて1時間半ほどで15ソル(450円)。
この日もバスを使ったので、このうち-1.40ソルが利益となります。



    ↑結果がこれ


別日にもう一度夕方からチャレンジ。
自転車を使って交通費を節約します。

この日は人通りに関しては前回より少なかったのですが、積極的な人が多かった!

写真を撮っていいかと聞く女性、
楽器やバスキングの調子について尋ねる女性、
隣に座り自分が演奏する音楽に合わせて深呼吸しながらメディテーション(瞑想)する金髪の男性、
ドラゴンボールの曲を吹けるかと質問する男性2人。

ドラゴンボールは時々たまーにリクエストをくれるのですが、覚えてないんですよね。
前に練習したんですけど忘れてしまって。
ドラゴンボールのアニメでオカリナが出てくるんですけど、今回の話で実は2曲存在していたと聞き、驚愕しております。
そのうち練習ようと思いまーす。


この日はちょうど1時間吹いて、15.10ソルでした。


    ↑5ソルコインが入っていてビックリ!

吹き始めたころ、数人が帽子にお金を入れるふりをする人がいて、
お金は払えないけど気持ちだけ入れたという意味なのかなー
などと思っていたのですが、よく見たらなんらかの草が入っていました。

これって、麻薬かなんか?


あの、気持ちはすごくうれしいんだけど、
い、いらない・・・

それなら入れるふりだけでよかったのに、なんて考えたそんな夜でした。


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ホテルを追い出されました。 Arequipaその3遭難


もうそろそろアレキパから出て行こうかな。
じゃあ目ぼしいものを買っちゃって、郵便で日本へ土産を送っちゃって、その前に一回お金下ろさなきゃ・・・・・


あれ?
カードがない。




カードが、


ない!



そのとき気がついたのです。
キャッシュカードに使っていたデビットカードがなくなっていたことに。


盗まれたのか?
まさか、このホテルで仲良くなったベネズエラ人に・・・?


と疑ってしまったが、一緒に入っていた20ソル札はそのままだし、カードを奪ったところでどうしようもないだろう。
彼は仲良くなった人からは盗まないはずだ。


ということは、前回ATMを使ったときにカードを取り忘れたか。
手持ちの金がないからちょっと下ろしてくる、と店の人に言うと、彼女はなぜかついてきた。
待たせるのもあれなので急いで下ろしたから、そのときに取り忘れたのかもしれない。

それとも落としてしまったのか。
カードを保管していたシークレットポーチには穴が空いていた。
それを放置していたのだ。
底から落ちてしまったのかも。


カードはATMからきちんと取った覚えがあるので、おそらく落としたのだろう。

調べたら使われた形跡はない。
すぐにカードの機能を停止し、新しいものを発行してもらった。
こういうときに携帯ひとつで全部できるネットバンキングは非常に便利だ。



さて、問題はホテル代。

現在手持ちが60ソル。
ホテル代は一日20ソル。


「カードがなくなったから後払いでもいいか」
と従業員に聞いてみると、

「ああ、いいよ。送り先はこれ、ここの住所だから」
とホテルの名刺をくれた。


助かったー!
と思ったのもつかの間、次の日にオーナーの人が

「いや、毎日払わないといけないから。一日くらいならいいけど、何日も待ってらんないから払え」


払えないので、昨日のぶん20ソルを払って出ていきました。



さて、これからどうするか。



1、ホテルで仲良くなったベネズエラ人にかくまってもらい、同じホテルに留まる

というのも、出るときに挨拶に行ったら「うちにいろよ」と言ってくれたのだ。



2、路上生活

広場のベンチで寝て、安い食堂でなんとかやりくりして過ごすか。



3、噂に聞いていた日本人宿に行ってみる

カード紛失後、facebookを使って情報を集めていたときに、リマのお宿桜子のなつきさんが、

「安宿だと何かあったときにちゃんと受け取りの対応をしてくれるかわからないから、アレキパにある日本人宿宛に送ったらいいんじゃない?」

と教えてくれていた。



日本人宿なら、もしかしたら宿泊代が後払いでもいいと言ってくれるかもしれない。
しかもそこは朝食・夕食付なのだ。
つまり、お金を使う必要がまったくなくなる!



一か八かその日本人宿「サンドラのいえ」へ行ってみることに。

地図を見ると、かなり離れているようだった。


もう一つ情報があって、リマで仲良くなった日本語が堪能なペルー人のカルロスさんがこっちのレストランで知り合いがいるということでよってみた。
しかし入口のおばさんに、

「そんな人知らないよ。電話? ここにはないね。そうだ、金持ってる? そしたらかけられるけど。(ニヤニヤ) え、持ってないの。じゃあ無理だね」

と一蹴。

再度カルロスさんと連絡を取ってみると、もっと奥に行ってシェフに話してみないとダメだということだったのだが、そんなことはこの時は知らなかったのでそのまま先へ行ってしまった。


道を違え迷いながら、時刻は夕方をすぎ暗くなってきてしまった。
ここらへんだと思うんだけど。
道をウロウロしていたら、近所のおばさんに、

「あそこ! あそこ! 白い家よ!!」

と教えてられてようやく到着。


聞いてみると、普段から後払いにしているということで、無事ここに安住することができたのでした。


ついてすぐに夕食に。
カレーだった。

 

正直辛い物がダメなのでカレーはあまり好きではないのだけど、昨日から今日までろくに食事をしていなかったので、おいしくいただいた。


以下、写真は夜と早朝に「サンドラのいえ」の屋上から撮った景色です。
















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嵐の前の買い物紀行 Arequipaその2 観光




アレキパはお土産が安くていいものが手に入るらしいという情報をリマの日本人宿で手に入れた著者は、母親の誕生日が近いのも相まって、実家に送ってあげるものを探し出すのであった。


というのは建前で、そもそもお土産を買おうと思ったきっかけはこちら。



リマにいるときにどんなに探しても見つからなかったペルー限定スタバタンブラーが、

たくさん売っていたのです!!!


日本のネットオークションで高値で取引されているという話はすでに入手済み。
欲しい!

ということで、それを送るついでにお土産も買おうと思った次第です。
タンブラーだけ送るのも送料がもったいないからね。


何を買おうか街を見て回りながら観光します。

 
 


まずはソフトクリーム。
お土産には関係ないけど、ほら、いつもいろんな国いろんな町で食べてるし。

ホテルの隣で2ソルで売ってたので買ってみたら、

うん、

まあまあおいしい。


量が多いのがいいね。




それからカフェに行ってみました。
お土産まったく関係ないけど、ほら、ちょっとリッチな気分になれるでしょ。
今日昼ご飯食べてないし。




ショーウィンドウにならぶケーキやパイ。
エクレアのようなものとカフェコルタード(café cortado)という安めのミルクコーヒーを注文しました。



これが結構いい選択。
クリームがわりと濃厚で、シューはちょっと硬かったけどとってもおいしかったです。





こちらはantojito(アントヒート)というアレキパ名産のお菓子らしいです。
中にフルーツのジャムか何かが入っているらしいマカロン風のもの。
どんな味か試してみたかったのですが、値段が・・・

まだ食べていません。




中心の大きな広場、プラサデアルマスにはいつも人でいっぱいです。



もっと遅い時間になってもベンチには人で埋まっていました。



さて、この安ホテルには屋上があります。
3階建ての屋上から下にある遊歩道をのぞきこむと、こんな感じ。



さすが都会、服が色とりどりできれいですね。


夕日に照らされたミスティ山。

  

この屋上でオカリナの練習をしていると、一人の男性がやってきて、その人と仲良くなりました。
ベネズエラ人の彼は、バスで歌を歌ったり怪しい芳香剤ゼリーを売り歩いていたり、夜には一緒に住んでいる女性にスリをさせて稼いでるみたいです。


「小さい頃は銃を突き付けて盗んでたけど、今はそんなことしないよ。殺しもしない。嫌だからね。だから今はかなり丸くなったんだ。俺はいいやつだから」

というのが彼の言葉。
かと思えば、マリファナをふかしながら

「いや俺は悪いやつだから。すげー悪いから」

と笑顔で言っていたり、なんだかよくわかりません。



ある日、一緒に町を歩きました。



「ここが裁判所だぜ。んで、隣が留置所。え? いや俺は入ったことないよ。悪いことしてないもん」

彼の案内を受けながら歩き回ります。





カテドラルの裏手に行くと、彼の友達らしいアクセサリー売りと遭遇。
ものを買わされそうになりましたが、自分も生活に困ってるんだということをアピールしてその場を乗り切りました。




この通りはなかなかきれいですね。
観光者向けのカフェやレストランが並んでいて、自分にはちょっと合わないかな。




ほかにも2.50ソル(75円)で食べられる安い食堂があるメルカド(市場)や、2ソル(70円)で使える大きなジムなどを教えてもらったが、結局行く機会がなかったのが残念でした。


ちなみに最終的には彼とも、他の人と同様に仲が悪くなって会わなくなってしまいました。

いつもそうなんです。
自分、コミュ障の人間嫌いなんで。



今度は一人歩き。
セントロの通りを散歩します。







 


繁華街を一歩外れると素朴な街並みに変わります。


カテドラル。

 


夜になると、




ライトアップして雰囲気が変わります。

夜の遊歩道には、どこかの民族衣装をまとい楽器を鳴らす人たちが練り歩いています。



ハロウィンまでまだ一週間あるので、仮装の類ではなさそうです。


電気屋ではカラオケ大会が開催され、見に来た観客でにぎわっていました。





この町の散策で一番楽しかったのが、骨董品の物色です。



店の前に鎧が立っていたり。


数件並ぶ骨とう品店のなかで、なんかすごくいい雰囲気のところを発見。
個人でやっているところみたいですが、隠れた名店的な、『耳をすませば』で出てきた古道具屋のような感じのところでした。












家にあったものを並べているという風でもありますが、そんな商品たちを眺めながら店のおばさんとおしゃべりしたりしてなかなか楽しい時間をすごせました。



そうそう、お土産を探さなきゃ。


その通り沿いにアルパカの毛を使った店が何件か並んでいるのを発見。
今はちょうど冬だし、お土産にはマフラーとかいいかもしれないと思い、中へ。

色々と商品を見せてくれる店員。


    ↑ポンチョ



    ↑無地のマフラー



    ↑南米っぽいデザインのものも多数



    ↑グラデーションに並んでいるのがとてもきれいです


最終的にマフラーとスカーフとポンチョ風のケープを購入。
そこそこ高かったけど家族が土産代を出してくれるって言ってるし、大丈夫大丈夫。

あとは送るだけですね。
もうちょっといいものがないか見てみようかな。



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信用できないアレキパ Uchumayo - Arequipa


がんばって早く起き、早朝に所要で出て行ってしまうホテルの家族に叩きだされる前にホテルから脱出。
昨日お世話になったレストランに行って挨拶がてらに朝食を頼む。



豪華な食事で5ソル+2ソル。
+2ソル分はパンをおかわりしたからかもしれないし、昨日負けてくれた分を取ったのかもしれない。

彼らにお別れとお礼を言い、ここUchumayo(ウチュマジョ)という小さな町をすこし見てまわってから出て行った。


    ↑人は少ないようだが大きくて立派な広場がある


    ↑教会。この日は教会のお祝い日かなにかだったらしく、用意してあった爆竹が暴発してけたたましい轟音を立てていた

  
    ↑広場の角度を変えて撮影



ここは海抜2000mほどの高さがあるらしい。
景色もいよいよ山がちになってきた。




そのあたりの標高でわいてくるのが、血を吸う小さい虫だ。

たびたびこのブログにも登場するのだが、この虫が本当に厄介なのだ。


こいつらね、
血を吸うのがものすごく下手。

刺したところに赤い血豆ができるんですよ。
そして刺された瞬間から、ものっそいかゆいの。

かゆみは蚊よりも早く引いてくれるので、そこんところはありがたいのだけど、自転車を押しているときはまわりにブンブンたかられて気が散るしかゆいしで、もう本当に嫌な奴なんです。



そんな虫たちと戦いながら進むこと数時間。



巨大な町に入ったかと思えばまだアレキパの隣町らしく、まだつかない。

警備員さんに「ここまっすぐ行くより隣の道路に一歩入ったほうがアップダウンもないし楽に進めるよ」という言葉通りに進んだら、迷った。

だから人づてに聞きながらアレキパ中心部を目指すのだが、
若い男性二人がなんだかニヤニヤしながら「あっちだよ」と指さした先は、実は全然見当違いの方角だった。

道路警備をしているお姉さんや警官のお姉さんに道を聞いて、ようやくアレキパの中心部の広場、プラサデアルマスに到着した。


ホントにもう。
これだから都会は。
人も道も、どうなってんだ。

アレキパの第一印象は、すこぶる悪い。



広場でウロウロしていたら、今度はツアーの呼び込みのおじさんに目を付けられた。

安い宿を紹介してくれるというが、本当に信じてもよいのだろうか。
その前に連れて行ってもらったインフォメーションセンターで地図をもらい、英語で

「ほかに質問はありますか?」

と聞かれたので、

「あのおじさんは信用できると思いますか?」

と問いかけた。


「わからないけどこの辺は悪い人も多いから自分で判断して、もし危なそうだったら『この宿は好きじゃない』ときっぱり断んなさい!」
と助言してくれた。


着いた先はhospedaje(宿泊施設)の看板がついた古いアパート。
部屋は狭くて暗く、別についているバスルームは汚い。
この設備で25ソルはちょっとね・・・・・

もう少し探してみるよ。もしかしたら戻ってくるかも。

と言って出てきてしまった。
ほかのホテルの値段を聞いて回りその高さに驚愕しながら、広場へと戻る。



    ↑セントロの光景↓↓







いくつかバックパッカーズ宿があったが、部屋が埋まっていたりあんまり好きになれずにやめ。

広場から出ている歩行者天国を歩いていると、一軒の安宿を発見した。


    ↑遊歩道には人がいっぱい


    ↑そんな中で見つけた宿


部屋が一泊20ソルという安いお値段。
そして広場まで3ブロック。
近くにスーパーやレストラン、服屋、カフェなど各種勢ぞろい。
立地が素晴らしくいい。


セントロの中にこんな安いところがあるとは。
ここぞとばかりに部屋をとった。

一応値段交渉をしてみたが、頑固なおやじさんはこれが限界だと応じずに終わる。
でもいいや。
安いから。

ホテルの中はエクアドルの首都キトにある日本人宿、スクレを彷彿とさせるオンボロさ。
でもまあ泊まれないことは全然ないし、むしろ住み心地がよさそうだし、部屋の天井が広いのもすごく気に入った。


屋上でオカリナを練習したり、景色を眺める。
山がきれいに見え、光る家の電気もちらついていて、いい場所だと思った。







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彼らのトマトまつり


おはようございます。
自転車とともに大好きだったホテルを後にし、レストランで昼食を食べる。

水を買いたして出発。


「やっぱりもう一泊すればよかったかな」
未練がましく何度もうしろを振り返りながら砂漠を走った。


予想では次の都市、Alequipa(アレキパ)の近くまで何もない砂漠がつづくと思っていた。
しかし次の村はすぐにやってきた。

このあたりから村や家が増えるようだ。
アレキパまであと100km以上あるこんなへんぴにまで、その大都市の影響が届いていている。

これなら水を買いこまなくてもよかったかな。

ちょっと休憩。
荷物が重く感じ、すでに脚と腰が痛み始めていた。



    ↑こっちの日焼け止めの広告看板。最低でも45SPF、高いのは90SPFもある。SPFって効果時間のことなんだけど、ホントにそんなにいるー?



    ↑暑い砂漠のなかで何種類もの飲み物の看板が出てきて通行人を誘惑する。


平地を走り坂を登り、しだいに暗くなってゆく空。
今日は起きるのが遅かったから。
やっぱり明日出発するべきだったか。




暮れなずむ道。





影が長く伸びる。





下り坂が見えた。
ここからスピードはグンと上がるはずだ。
自転車の一番の利点である。


昨日地図を見たらアレキパの手前から町がつづいていたのだが、そこまではあとどのくらいだろう。

見張りをしていた警官に聞いてみたところ、手前の町どころか、アレキパまであと15kmほどでついてしまうのだとか。


ええ! もうすぐじゃん!!


もっと遠いと思ってたんだけど。

腕時計はないのでデジカメで時間を確認する。
時刻は夕方の5時。
うーん、15kmを今日中にはさすがに厳しいか。



    ↑ついにくだり坂



    ↑夕日に照らされる山々



    ↑ミスティという火山。ペルーの富士山と呼ばれているらしい



    ↑ミスティ山の近くにアレキパはあるらしい



    ↑くだりの途中。なんかシムシティのスラムの町みたいだ


写真とムービーを撮っていたら一気に日が傾き始めた。
もうじき夜になる。











急な下り坂を慎重かつ大胆にくだっている途中、目の前の地面に赤色が広がった。
危なく踏むところをギリギリ避ける。


よく見てみると、

それはトマトだった。





人々が落ちたトマトを拾い集めている。

収穫かと思ったが、しかしこんなところで?
苗すら見当たらないのに。

彼らが教えてくれたのは、ここで少し前にトラックの事故があったこと。
写真にも写っているが、確かに割れたガラスも落ちている。





「君も拾えば?」
と言われた。


  わたし、生のトマト嫌いなのよね。


子どものころの影響で。
小学生のころ給食でミニトマト食べさせられて吐いた思い出が。


もしこれからキャンプ生活がつづくのであれば、喜び勇んでゲヘゲヘ下衆な笑い声を上げながらさもハイエナのように漁ってたと思うんだけど、もうすぐ町に着いちゃうしな。
いらないかな。



そのままずっと先を走る。
あたりはすでに真っ暗。
自転車にはライトがついていない。
車や地面のおうとつを気にしながら慎重に進み、町が出てくるのを待つ。

道路の交通誘導員や警官に尋ねてまわった。
そうして彼らの話に従って行くと、料金所近くにある小さな町へと導かれた。


ホテルがひとつだけあったが、なぜか拒否された。

その場所を教えてくれたレストランに戻り、入り浸る。
安値で夕食をごちそうになり、一緒にテレビを見てすごした。

「このレストラン内でテントをはってもいいよ」
と言ってくれたが、ここの息子が電話をして話をつけてくれたようで、どうにか部屋を開けてもらうことに成功。

野宿でもよかったのだが、ホテルに泊まれるならそっちのほうがいい。
疲れてたしね。


ホテルのおっさんから
「明日の早朝に出かけるからその前に出て行ってね。その分料金下げとくから」
と言われた。
それで拒否られていたのか。

あまりいい部屋ではなかったが、足を伸ばして寝ることができたので疲れを取ることができたし、飼いネコがかわいかったのでよかった。


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チャリダーはゴミひとつで先を予見する能力の持ち主である。 San Jose


久しぶりの走行で脚がつかれていたので、サンホセというところで休んでいたのですが、
ここね、かなり気に入りました。





その評価の根底には”ホテルがとてもいいところだったから”というのがあるのですが、
そのほかにも、わりと静かだし蚊やハエなどの虫も少ないし料理もおいしいし。





自分が好きになる街というのは、こういう誰も知らないような所が多いんです。




ほら、山もめっちゃきれいに見えるじゃないですかー。


でね、ここに一軒の大きなガソリンスタンドがあります。

そこに、なんと、




超立派なコンビニがあったのです!!



 どーん



こっちで色んなところへ訪ねてきて、ここまでちゃんとしたコンビニがあったのは、たしかメキシコ以来なんじゃないかな。

とても大きくて棚もきれいだし、なんといってもすごいのが、

サンドイッチが売っているのです!!


他のところでは、コンビニがあっても小規模で、飲み物とお菓子くらいしか売っていませんでした。

でもここは、メキシコやアメリカ並みの設備があったのです。



 どどーん



いやー、びっくりだね。

しかも、値段もそこまで高くない!
「高くない」と言っても、そもそもここは全体的に物価が高いので、それに比べてコンビニの割に高くないという意味なのだけど。


でもね、ここに来るまでにちょっと想像していたんですよ。
「この先ガソリンスタンドがあって、そこにちゃんとした店があるんじゃないかなー」と。


それはなぜかというと、


道にNescafeの紙コップが落ちていたから。


もちろん、ここまで大きなコンビニだとは思っていませんでしたが。

  
    ↑その紙コップと同じデザインのものがこちら


ゴミひとつで先を予期できる。

それが、チャリダーなのです!!


そんなステキコンビニと自身の可能性に感動しながら、数日滞在しましてね。

その間にカメラテスト。
こちら↓ リマで買ったsonyアクションカムの写真モードで撮ったものです。











画質的にどうですかね?
ムービー撮るように買ったのですが、写真も撮れるということで使ってみました。

魚眼レンズのような写り方になっているので、ワイド写真を撮りたいときにはいいかもしれませんね。
風景写真とか。


  ↑ちなみにカメラはこれ。
    こんな腕時計型の撮影画面見れるやつがあったなんて知らなかった! これは欲しかったな・・・・・




ああ、もっとここにいたい。
飽きるまでずっとここで過ごしたい。

そう思っていました。


でもやっぱりそういうわけにもいかないじゃないですか。
かなりペルーで時間食っちゃってるし。

だから、もう無理矢理脱出しました。


こんないい部屋が25ソル(700円)で泊まれるなんて。
これを手放すなんてすごくもったいない。

そんな思いを抱きながら、先の町を目指すことになりました。


ああ、もったいない。
あああ・・・・・


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俺の好きな ラテン曲 を聞けぇー! ~ 中南米で見つけた8つの音楽特集 ~


メキシコからペルーまで、いろいろなラテン曲を聞いてきました。
まあいってもそこまで積極的に聞いてきたわけでもないのですが、街中やメディアなどあちこちで耳に入ってきた曲の中から自分が気に入った歌を挙げていきます。

聞き覚えのない曲をわざわざ聞こうとするのは、本当に音楽に興味のある人くらいしかいないとは思います。
ですが、ちょっと聞いてみて、自分が好きだと思った曲を同じく「良い」と思ってくれたら嬉しいです。


   ――――――――――


さて、まずはこの曲。


DJ Buxxi - Como tú no hay dos
ディージェイ・ボクシー コモ・トゥ・ノ・アイ・ドス





自分がコロンビアに入ったあたりで流行り出した曲です。
ジャンルはレゲトンという、ラップ調のpopsです。

若干重ために歌うキャッチーなサビが癖になるでしょ?

この曲はヨーロッパでも流行っていたらしいですね。
いつかネットのニュースで流れていました。


   ――――――――――


中南米には独特のジャンルの曲がたくさんあります。
その中でバチャータという音楽の独特なリズムが気に入りました。

こちらでは男女のダンス文化があります。
日本でいうところの“合コン”的なノリなのでしょうか。

ステップの踏みやすいリズムと切ないメロディ、少しエロティックな歌詞が彼らの情熱に火をつけるようです。


Romeo Santos - Propuesta Indecente
ロメオ・サントス プロプエスタ・インディセンテ




サビに向かってたたみかけてくるスピード感と歌詞の語感のよさが、高音の歌声に乗って心地いいです。

コロンビアで仲良くなった人が、店のカラオケでリピートしては女の子をとっかえひっかえ踊っていたところから、この曲を知りました。


   ――――――――――


バチャータといえばこの人も有名。
これはメキシコに滞在中のころ流行った歌です。


Prince Royce - Darte un Beso
プリンス・ロイス ダルテ・ウン・ベソ




サーフミュージック系の出だしから、歌い出してすぐにボンゴのポコポコした音が加わりバチャータへ。
曲調がガラッと変わるんですよね。

ここがすごくいいんです!
いいんです!


そういえば、ロメオサントスもプリンスロイスもアメリカ国籍らしいです。
両親が中南米のヒスパニック系の人ってやっぱり多いんですね。


   ――――――――――


こちらはコロンビアでよく聞いた曲。
ノリが日本人に受けそうなので載せてみました。

というのも、サビが「超超超~」と聞こえるんですよ。
ってか、本当にcho choって言ってるみたい。今調べたけど。

間の抜けたクラクションの音もいいアクセントになっていますね。


OSMANI GARCIA Ft. PITBULL, SENSATO - El Taxi
オスマニ・ガルシア エル・タクシー




この曲もレゲトンらしいですが、全体的に漂うカリプソ臭がいい感じ。
空耳よりむしろそっちの理由で好きだったりします。

実際にタクシーがスピーカーから大音量で流しているのを見て、とてもゆかいな土地だなぁと思いました。


   ――――――――――


こちらはペルーでよく耳にしたブルースの曲。
美しいメロディラインは必聴です。

音からはみ出ている歌詞を気持ちよく繋げるリズム感がラテン独特な感じがして、そこも面白いので聞いてみてください。
演歌のタメにも通ずるような気がします。


Yuridia - Ya Te Olvidé
ジュリディア ジャ・テ・オルビデ




声が深い!



こちらは同じ曲ですが、ペルーのクンビアというジャンルでカバーしたものです。
オリジナルよりも軽めでダンサブルになっていて、ペルーではこちらのほうが評判がよさげです。

歌手が男性になっているのもあり、印象が結構変わりますね。


ARMONIA 10 - YA TE OLVIDE
アルモニア・ディエス


※同じ曲なので動画は省略。リンクだけつけておきます。


   ――――――――――


つぎは、ペルーのラジオで初めて耳にして気に入った曲です。
耳に残るフレーズが繰り返されるこの感じが、レゲトンの特徴でしょう。


Joey Montana - Picky
ジョーイ・モンタナ ピッキー




ピキピキピキピキピキー

シンセサイザーを乗せたポップなノリは、大学生とかが好みそう。
とか勝手に思っているのですが、そんなことない?


   ――――――――――


最後に、音楽だけがずっと流れ続けるテレビチャンネルを見て気に入った1曲。
サーフ系でゆったりした明るい曲調なので、耳に馴染みやすくて気軽に聞けるナンバーになっています。


Buscándote - Mike Bahía
ブスカンドテ マイク・バイーア




「ナッナーナ、ナッナーナ」というフレーズや「マイクバイーア」という自分の名前を歌に入れるのが彼の特徴みたいですね。

というか、自分の名前を曲中に入れるアーティストはこちらでは多いみたいです。
流行っているんでしょうか。
名前を覚えてほしいからなのかな。
日本でもアイドルグループなんかが時々やったりしますよね。

正統派なpopsという感じです。


   ――――――――――


というところで、
いかがでしたでしょうか。
レゲトンとバチャータに偏ってしまいましたね。

おそらく、ここに挙げたものは現地では全部メジャーなものだと思います。

中南米に来るときには前もって(旅行中でもいいけど)聞いてみると、話のネタにしやすいのでオススメです。
よく「どんな音楽が好き?」って聞かれますから。


やっぱりエンリケイグレシアスやリッキーマーティン、シャキーラなど世界的に有名な人たちはこちらでも売れに売れてます。
しょっちゅうかかってます。
もう、あちこちで。

音楽の話題になったら彼らの名前を出しておくのも手かもしれません。


そうそう、せっかくなのでサルサボサノバなんかもたくさん聞いてみたいんですよ。
しかしなかなか出会えずにいます。

ステキな曲がもっと見つかったらまた紹介するかもしれません。


でもやっぱり「海外の知らない曲なんて誰も興味がないんだろうなー」というのが正直な気持ち。

いいんです。
好きなことを書いているだけなんで。


ではまたー。


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誰もいない集落 線路と店と宿しかない集落 ~ San Jose


何台ものトラックが走る音で目が覚めた。

キャンプ道具をしまい、パンを一つかじる。


困ったことになった。
食料も水も足りない


もし今日中にどこかへたどり着けなければ、食糧事情がかなり厳しい。

バスが通っているので行き倒れることはないのだが、できれば今はバスを使いたくないし。
お金を使って戻りまた再スタートなんてロスは、考えたくない。


キャンプ地からしばらく坂をのぼると、ステージは山から砂漠の平地へ。
各段に走りやすくなる。

よかった。
これならなんとかなるかもしれない。


    ↑平らな砂漠になり、スピードアップ


砂漠のなかに見つけた数件の家。

昨日ここまで来れば、もう少し居心地のいいキャンプができたかもしれなかった。
そう思うと、もうちょっと走ればよかったと悔しくなる。



Restauranteと書かれた家があったのだが、誰もいない。
入口も閉まっている。
うーん、ここは捨てられちゃったのかな。


空腹のまま砂漠をを走り続ける。


    ↑民家っぽいところはたまにあるが、店は見つからない


    ↑見たことのない飲み物の看板。後日試してみたが、このジュースは薬臭くて不味かったです


民家のベンチを借り、最後のパンをほおばる。
飼われていた犬が羨ましそうに見ていたので数切れあげた。

奥に建物がたくさん見えていた。

そこに賭けよう。
そこも家しかないプランテーションだったら、そのときはそのときだ。




うむ。
見ての通り、建物はたくさんある。
しかし、ひと気がまったくない。

どうしたことだろう。
こんなに家があって誰もいないってことはないと思うんだけど・・・・・


無人で怪しい雰囲気のなか、ビデオカメラをまわしながら集落地帯をしばらく走る。

旗がいくつも上がった場所が見えた。
車が停まっていて、人が集まっている。

どうやら食事にありつけそうだ。


グラウンドを横切り、タープが設置されたところへ。
運動会かなにか、イベント事が行われていたようだった。

あー、それで誰も家にいなかったのか。


食料を探そうとすると、いきなり
「これおごってあげるから食べなさい」
と鶏肉やジャガイモ、茹でトウモロコシが乗った紙皿を渡された。

今度は別の人が車に案内してくれ、そのなかで食べさせてくれた。
あまつさえ飲み物まで持ってきてくれる。

ありがたくいただいた。


   ↑民族衣装を身にまとった男女が歩きながら踊っているのを激写


しばらく休憩して午後2時、先の町を目指して出発。

トラックで休ませてくれた人や警官と、
「この先のSan Jose(サンホセ)まで行くのが今日はちょうどいいのではないか」
という話をしたのだ。

食事と休憩で少し元気が出てきたし、まだ走れそうだった。
そこまで目指してみようではないか。

酔っ払いに絡まれながら、グラウンドを脱出。
道路へと戻って自転車をこぎ出した。



ここから不思議な景色が次々と姿を現す。


砂漠のなかに池、というか湖が。



なんかね、波が立ってる。



こんなところに水があるなんて、不思議でならない。
だってここ、砂漠のど真ん中だよ?

電柱が水の中にあるってことは、この湖はどこかから流れてきたかなにかで突然現れたということだろうか。
泡だらけでちょっと汚いというのもまた不思議。




砂漠に牛が!
牛ってめっちゃ草食うけど大丈夫?
こんなところで育つの?

不思議!!



昨日の標石の

    ↑これ

が0km地点になったところは、別のルートとの境界だった。

道路が交わり三又になったところにあったのは、ガソリンスタンドただ一つ。
併設された小さなレストラン小屋は、今日はもう閉店してしまっている。


もうここでいいかな、ここでキャンプしようかな

と、スタンドに入っていく。

しかし、ホームレスっぽく見えるここのスタッフのおじさんが、この先5kmでサンホセに着くことを教えてくれたので、疲れた体に鞭を打って先を目指すことに。


    ↑そのおじさんがアイスをおごってくれた。一度溶けた形跡があるがおいしかった


アップダウンする道が足腰肩を痛めつづける。
もうくたくただ。


一度坂を登った先、なにか見えてきた。



大きな山と緑。
砂漠では、草地のある所に街がある。





線路が走っている。
やっとサンホセに着いたのだ。



 
食事をしてホテルを探す。
hospedajeと書かれたところはいくつかあるが、ほとんどが閉まっていた。

レストランの奥につづく宿を訪ねる。
30ソル(900円)を25ソル(750円)にしてもらい、やっと休むことができた。



2016年10月現在、いつの間にかペルーソルは1ソル=33円から31円になった。以前まで手数料も込みで35円計算していたが、もう面倒くさいので最近は30円計算にしている。


この宿の人たちは人柄がよく、部屋も非常にいいところだった。

この土地は夜はかなり冷えこむのだが、ここの部屋はなぜかちょっと暑いくらいだし、シャワー熱いのがガンガン出てくる。
wi-fiの調子もいい。
気が向いたときにスッと部屋を出て、出入り口にあるレストランでコーヒーが飲めるのも最高だ。
 

    ↑このHospedajeと書かれたところ。marinとかそんな名前だったと思う


レストランと店しかないようなところだが、そういうなにもないところがゆっくりできて自分は好きだ。

ああ、また連泊してしまいそうな予感が・・・
アレキパに着くのはいつになるのやら。


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