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力尽き果てながらタンボにつっこむ



この日も前日と同じ朝8時に起きる。

まだ眠い。
そろそろ睡眠不足がたまってきたころか。

体の疲れはそれほど感じていないが、明日くらいには休息日を設けないといけない。



昨日と同じ店に買い物に行く。
「あら、もう出発かい?」
とおかみさん。




そのさき、道はくだりも増えてきた。



    ↑そりゃこんな高いとこまでのぼってきたもの、くだりもでますよ


 
    ↑まさに高原



このあたりの飼い犬はものすごく吠える。
番犬として飼っているのかもしれない。

その多くは家の柵や崖に阻まれてこちらまで来ることはないのだが、やっぱりいい気持ちはしない。


近よって牙をむき吠えてくる犬も完全に噛みつこうとするヤツは少ないが、困ったことになかには稀にいる。

最近でも噛みつこうとしてきた犬たちの鼻面をなんどか蹴った。







2時間は走っただろうか、Zhudと書かれた村にきた。

車やバスでここを通る人たち向けに店やレストランが並んでいるが、ホテルはないそうだ。


村人に聞いてみると、ここの村"Zhud"はジュドと読むのだそうだ。

スペイン語にはない文字だ。
読めない。

これもケチュア語かもしれない。



ここで昼食をとり、情報を求める。
もうすこし行ったところにEl Tambo(エル・タンボ)という町があり、そこにホテルがあるそうだ。

洗いものも増えてきたし、今日こそはホテルに泊まりたい。



食後に商店でコーヒーと手作りのアイスを買っていると、運がいいのか悪いのか、雨が降ってきた。


せっかくもうすぐ町につくのに、なんてことだ。(悪い点)

商店に設置されたベンチがあったので雨が止むのを待つことになった。(良い点)



アイスを食べてみる。

オレンジジュースを凍らせた味がする。


幼稚園で、ジュースを入れた製氷皿を雪のなかに埋めてアイスを作ったことを思い出した。

こんなのアイスじゃない!と思いながら食べたらおいしくて、給食の時間以外でこういう物を食べることができたのが嬉しかった。

そのアイスの味がした。



    ↑見るからに手作りっぽいアイス



    ↑このcaffe latoという商品、ほかでは瓶しかなくて高かったのだがここで初めて紙パックのものを見た




とりあえず雨が上がったようなのでダッシュで先へ。
今がチャンス!


しばらくは順調だったのだが、やはり雨は完全には止んでいなかったようだ。

降りだしたところでちょうど村に入ったので、休憩がてらに雨宿りしに店へ入る。


ここで本降りになってしまい、待つこと2時間以上。

空はそろそろ暗くなろうとしている。




ここに泊まってもいいのだが、しかし今日はホテルに泊まりたい。

タンボまでは30分くらいで行けるだろうと言う。
のぼり坂も多いらしいので、それも考慮すると1時間〜2時間かかるはずだ。



これ以上は待てない。
意地で先へ進む。


幸いにもここらへんは村が続いているので、ちょくちょく雨宿りしながら進んでいった。




雨は止まない。
小雨が降りつづける。

びしょぬれになりながら丘をのぼり、そして下る。



5時になり、腹は減り、体力はかなり限界になっている。
とにかくなにか食べないと。

こんなときに店がない。



10歩進んでは止まり、フラフラとした足取りでなんとかタンボに着くことができた。

正直倒れるかと思った。




    ↑町を発見! 安堵の瞬間



村の端っこにあるレストランで念願の食事にありつく。

おいしい。



食事が終わると外は真っ暗になっていた。

そのまま街中へとなだれ込み、目に入ったホテルへ直行。


すべて濡れてしまったし、体はズタボロ。
疲れきった。



サンシャインホテルというところに泊まったのだがここはあまりよくなく、値段は$10で普通だがトイレシャワーは別でシャワーを使うと水漏れして廊下がびしょびしょになるし、2日分料金を払ったのに次の日の昼に「いつ出ていくの?人が詰まってるんだけど」と言われたり、夜には水が止まったり、散々だった。

コーヒーが無料なのが唯一よかった。
インスタントだったけど。



次の日は街中を探索。
休んだほうがよさそうだが、やっぱり気になってしまう。


あまり大きな町ではない。
広場では催し物がやっていた。



    ↑なにか魔術的なものをやっている



    ↑消防士たちが火災や災害での説明を学生たちにしていた。この写真は、外人が来たからとわざわざ斧を持ってポーズをきめてくれた



    ↑ゴミ処理場のジオラマ。埋め立て地、ペットボトルなどのリサイクル場、家畜のエサや肥料に使われる生ゴミなどちゃんと分けられている



    ↑カニが売っていた。カラフルだ。柿みたい



町を出るときになって、パソコンの電源がつかないことに気がついた。

充電アダプタをつけても光らない。
ついに壊れたか。

実は数週間前から不調で、そろそろやばいかもしれないと思っていたのだ。


どうしよう。
データ全部消えたかも・・・

とすごく不安になった。



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