[PR] 2024年11月21日 ×[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 http://yumenosukoshiato.ichi-matsu.net[PR]
自分流のブログの書き方とその苦悩 随筆 2016年02月21日 本当はこんなこと書いちゃいけないんだけど。ごく最近からなんですが、twitterのネタ帳をパソコンに忍ばせているんですよ。で、そのなかでブログの書き方についての話がでてきまして。自分がなにを意識して書いているのかとか、どんなことに苦労しているのか、という話です。twitterにしちゃ長くなりそうだったんで、もすこし内容を濃くリライトしてこちらに書いてみます。 —テキストスタイル— <色と大文字>ブログテキストの書き方ですぐ頭に浮かぶのは、文字のスタイル。色だったり大きさだったり。他ブログのコメントなどを見ていると「色がついてて見にくい」「アホっぽい」などという意見がちらほら見えていました。自分としては、色がついていたほうが読んでてわかりやすいと思ってたし、カラフルな文字によってブログ全体がポップで明るい印象になり、それが羨ましかったりもしたんですね。もちろん、なんでもかんでも色をつけてるとやっぱり見にくい。教科書の大事なところに線を引こうとしたら全文赤線だらけになって結局なんだかわからなくなってしまった、みたいな。それはやりすぎだけど、たとえば大事な部分とか見てほしい部分だけ色をつけると、そこだけ読めばわかるようになってて便利だなって。だって興味ないブログなんてパパッとしか読まないでしょ、みんな。で、ちょっと迷ってたんだけど、色付きテキストを導入しました。ついでに大きい文字を入れてメリハリをつけることも試しています。メリハリというか、ジョーク的な感じで使ってることが多いです。 <ブログ特有のスペース>あとはスペースのあけ方。自分のブログのベースは、大学時代にハマった加藤はいねさんというブロガーがおおいに影響しています。当時は彼女がやっていたネットでの書き方や語調、文章構成などを真似してアメブロやSNSなんかに書いていました。もちろん完コピではなく、それっぽい感じで。やはりオリジナルには到底敵いませんでしたけど。その過程で「ブログとはこういうものだ!」というベースが作りあげられ(他のブログを全く知らなかったので)、そこからどんどん自分流のスペースのあけ方や文字の書き方が工夫・変更されていったという感じです。たとえば、本とはちがってパソコンの画面は文字が詰まっているので、頻繁にスペースをあけないと見づらい。そこで、一行あけたりだとか。ちょっとだけ話がかわるときには二行あけてみたり。場面転換するような、小説でいう段落がかわるときには三行四行あけてみたり。文章が長すぎると思ったら読点で改行してしまうという荒技も使ったりしています。こういう技術はネットならではなので、今でも苦労しています。 <昔ながらの小説の書き方>それから、紙での文章の書き方も参考にしていまして。例をあげると、漢字・ひらがな・カタカナのバランスですね。漢字は多すぎると黒くなるからダメ。簡単な漢字でもわざとひらがなにすることも多いです。小説家でもある川上未映子さんなんかはこのパッと見た文字のバランス、その美しさを重視して書いているという話をきいたことがあります。文字列の要素に美感を取り入れているんですね。これを聞いたときには、新しい世界が見えましたね。たしかに漢字が多くて読みづらいなぁ、とか、なんでここひらがなにしたんだろう、と考えたことはありましたけども、字面の美しさ。こんなことは考えたこともなかったです。才能って偉大。—表現ってどうしてる?—迷うのは表現。自分のブログだと"きれいな景色"がたくさん出てくるんですけど、これがくせ者。「きれい」とか「景色」とか、もう使い古されちゃってるんですよ、ブログ内では。だから他に言い方を考えるんですけど、「美しい」「美麗」「」…はいどうしましょう、と。それ以上はもうクソみたいな比喩を使うしかないんですね。「心が洗われるような」とか。 心 が 洗 わ れ る よ う ななんだそれっていう。もう自分でも意味わかんない。いや、こういうのをすごくうまく使える人はいいんですよ。でもそれって高等技術じゃないですか。自分にはまだキツいっすね。ねー。そういう語彙力や表現力を鍛えあげるためにも読書をしたいんですけど、いま旅行中でなかなか日本語本に出会うのが難しいんですよね。kindleとか持ってないし。持っててもそこにお金払うの厳しいですけど。ブックエクスチェンジは日本人宿に行かないとないし。だから過去から呼び起こすしかない。いつも乾いています。アウトプットばかりで。文章のなかに新しい風を吹かせたい。んで役人風も吹かせたい。ウォータミー!表現とはちょっと違いますけど、紙の本を書いてる人がよく言ってるのは「文字を減らせ」っていう話。これはよく聞きますよね。大学で作家さんが授業を受けもっていた夏期集中講義でも、旅行作家の石田ゆうすけさんも、あとは理系助教授で小説家だった森博嗣さんもたしか言っていた気がします。「とにかく文字を減らすのが大変だ」って。これ、全然意識できてなかったんですよ。とにかく書くのに必死すぎて。でも今になって「ああ、減らさなきゃな」って思って。これからやっていきたいです。あー、ただでさえ文章書くのが遅いのに余計時間かかっちゃうなー。 森博嗣 石田ゆうすけ—ネーミングセンス—あと難しいと思うのが、タイトルつけ。これです。これをtwitterに書こうと思っていたんです。ネタ帳から一投稿を丸まんま持ってくると、"ブログ記事のタイトル決めるのが難しい。昔一度だけキャッチコピー講座の体験会に行ったことがあって、そこでは「"説明"をしてはいけない。気にさせるものをつける」というようなことを言っていたのだけど、タイトルで内容の説明・ネタバレしないと新規の人は誰も見に来ないでしょ? かといって何の変哲もないものだとつまらないし。seoのこともあるらしいけどようわからん"(176文字、36字オーバー)本当はもっと自由につけたいんです。でも内容を絡めないといけなくて。しかもかなりの比重で。で、なおかつキャッチーなものじゃないといけない、と。ここのところ意識してタイトルつけてたんですが、うまい文句を考えるのはやっぱり難しいですね。あと、汚い下ネタはあまり受けないというのがわかりました。いいなと思うタイトルはどんなかというと、さきほど出てきた川上未映子さんの小説『わたくし率イン歯―、または世界』というタイトルのセンスがすごく好きです。こんなの自分でも思いついてみたい。ん、SEO対策? そんなの知らん。—ジョークによろしく— 淡々とした日記じゃあ見ている人はつまらないだろう。 表現の項で書いたように自分は文章もうまくないわけだし、じゃあせめておもしろく読んでくれたらなぁ。ということでちょいちょいはさんでいるのが、ジョークというかギャグというか、ネタ的な書き方。コラそこ。「いつもすべってるよ」とか辛辣なこと言わないの。こう見えてがんばってるんです。自分、根はマジメですから! マジメですから!!ていうちょっと場を和ませるようなものをね、入れていってます。それが面白いかどうかはさておき、ほら、読んでる合間のブレイクになるでしょ。そういえばですね、小中学生のころはさくらももこさんのエッセイが好きでした。淡々とした文章なのに笑えるところがたくさん盛り込まれていて。あの書き方、やりたいな・・・と、この記事を考えている間に思いました。でもあれって地味にすごいですよね。なかなかできない芸当です。ああ、さくらももこのエッセイが読みたい。_________まあ、こんな感じで、毎日毎日悩みながら書いています。本当はこんなこと書いちゃいけないんでしょうけど。ネガティブキャンペーンだから。だってこれを読んだあとだとさ、「あ、また"景色"って使ってる」とか「あーここひらがなにしちゃうのかwwww」とか思われるわけじゃないですか。うわお書きにくい!そんな身を削って書いた「自分流のブログの書き方とその苦悩」読んでくれてありがとうございました。まだまだひよっこですが、もっと上手くなっていく予定ですので楽しみにしててください。おしまい [2回]PR http://yumenosukoshiato.ichi-matsu.net/essay/blognokakikatatonayami自分流のブログの書き方とその苦悩