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信用できないアレキパ Uchumayo - Arequipa


がんばって早く起き、早朝に所要で出て行ってしまうホテルの家族に叩きだされる前にホテルから脱出。
昨日お世話になったレストランに行って挨拶がてらに朝食を頼む。



豪華な食事で5ソル+2ソル。
+2ソル分はパンをおかわりしたからかもしれないし、昨日負けてくれた分を取ったのかもしれない。

彼らにお別れとお礼を言い、ここUchumayo(ウチュマジョ)という小さな町をすこし見てまわってから出て行った。


    ↑人は少ないようだが大きくて立派な広場がある


    ↑教会。この日は教会のお祝い日かなにかだったらしく、用意してあった爆竹が暴発してけたたましい轟音を立てていた

  
    ↑広場の角度を変えて撮影



ここは海抜2000mほどの高さがあるらしい。
景色もいよいよ山がちになってきた。




そのあたりの標高でわいてくるのが、血を吸う小さい虫だ。

たびたびこのブログにも登場するのだが、この虫が本当に厄介なのだ。


こいつらね、
血を吸うのがものすごく下手。

刺したところに赤い血豆ができるんですよ。
そして刺された瞬間から、ものっそいかゆいの。

かゆみは蚊よりも早く引いてくれるので、そこんところはありがたいのだけど、自転車を押しているときはまわりにブンブンたかられて気が散るしかゆいしで、もう本当に嫌な奴なんです。



そんな虫たちと戦いながら進むこと数時間。



巨大な町に入ったかと思えばまだアレキパの隣町らしく、まだつかない。

警備員さんに「ここまっすぐ行くより隣の道路に一歩入ったほうがアップダウンもないし楽に進めるよ」という言葉通りに進んだら、迷った。

だから人づてに聞きながらアレキパ中心部を目指すのだが、
若い男性二人がなんだかニヤニヤしながら「あっちだよ」と指さした先は、実は全然見当違いの方角だった。

道路警備をしているお姉さんや警官のお姉さんに道を聞いて、ようやくアレキパの中心部の広場、プラサデアルマスに到着した。


ホントにもう。
これだから都会は。
人も道も、どうなってんだ。

アレキパの第一印象は、すこぶる悪い。



広場でウロウロしていたら、今度はツアーの呼び込みのおじさんに目を付けられた。

安い宿を紹介してくれるというが、本当に信じてもよいのだろうか。
その前に連れて行ってもらったインフォメーションセンターで地図をもらい、英語で

「ほかに質問はありますか?」

と聞かれたので、

「あのおじさんは信用できると思いますか?」

と問いかけた。


「わからないけどこの辺は悪い人も多いから自分で判断して、もし危なそうだったら『この宿は好きじゃない』ときっぱり断んなさい!」
と助言してくれた。


着いた先はhospedaje(宿泊施設)の看板がついた古いアパート。
部屋は狭くて暗く、別についているバスルームは汚い。
この設備で25ソルはちょっとね・・・・・

もう少し探してみるよ。もしかしたら戻ってくるかも。

と言って出てきてしまった。
ほかのホテルの値段を聞いて回りその高さに驚愕しながら、広場へと戻る。



    ↑セントロの光景↓↓







いくつかバックパッカーズ宿があったが、部屋が埋まっていたりあんまり好きになれずにやめ。

広場から出ている歩行者天国を歩いていると、一軒の安宿を発見した。


    ↑遊歩道には人がいっぱい


    ↑そんな中で見つけた宿


部屋が一泊20ソルという安いお値段。
そして広場まで3ブロック。
近くにスーパーやレストラン、服屋、カフェなど各種勢ぞろい。
立地が素晴らしくいい。


セントロの中にこんな安いところがあるとは。
ここぞとばかりに部屋をとった。

一応値段交渉をしてみたが、頑固なおやじさんはこれが限界だと応じずに終わる。
でもいいや。
安いから。

ホテルの中はエクアドルの首都キトにある日本人宿、スクレを彷彿とさせるオンボロさ。
でもまあ泊まれないことは全然ないし、むしろ住み心地がよさそうだし、部屋の天井が広いのもすごく気に入った。


屋上でオカリナを練習したり、景色を眺める。
山がきれいに見え、光る家の電気もちらついていて、いい場所だと思った。







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