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う○こみたいな道しやがって! Bambamarca 13、ペルー 2016年02月13日 今日の天気は曇り。ただ風が湿っぽく、気圧も低そうだ。これから雨になるかもしれない。そうなる前に急がなければ。いそいそとテントを片付けて出発。朝食は抜き。簡単にすませられるクラッカー類はすでに食べてしまった。ラーメンは持っているが、作るのに時間がかかるためパス。今日はこの先のBambamarca(バンバマルカ)という町につくはずである。町の名前がぜんぶ似ていてとても紛らわしすぎる。とくに固有名詞が苦手な自分はときどき間違えてしまう。昨日は大雨だったため、地面は泥だらけ。 ↑こちらは前日の様子。これが水でドロドロになったタイヤが一回転するたびに新しい泥がタイヤにへばりつく。足下がぬかるんでいてすべって歩きにくいし、タイヤにくっついた泥があちこちに飛ぶので、数分もすれば荷物も体も自転車も汚れに汚れた。 こなくそ〜、う○こみたいな形状しやがってー!!と思いながら足場の悪い中をゆっくりゆっくり進んでいく。※かりんとう、もしくはカレーを食べながらごらんのみなさん、タイトル共々本当にすみませんでした。家はちらほら見えるが、レストランはないようだ。ああ、腹が減った・・・・・車が小さな崖に落ち、大勢がロープを巻きつけて引っ張り上げようとしているところに出くわしても、泥だらけで腹が減っていて元気のない自分は手伝う体力も気力もない。素通り。山道を登り、ちょろちょろと流れる小川からあふれた水の中を通り、靴はべちょべちょのぐちょぐちょ。自転車は隙間という隙間に泥がつまっている。それでもフラフラと今日の歩数を増やしていった。レストランはあいかわらず見当たらないが、数時間後に商店を見つけた。お菓子やパン、ジュースを買ってことなきを得る。助かった。道は登りの一手のみ。景色はきれいだがそろそろ雨が降り出しそうだ。見とれている場合ではない。急がなくては。 ↑雲が厚くなってきている途中、道路工事の二人組につかまった。さわやかな口調でいくつもの質問を投げかけられたとき、ついに雨が。慌ててすぐそこの家の屋根下に身を隠す。いったん雨が落ち着いてから急いで出発しようとすると、また同じ二人組が声をかけてきた。申し訳ないが、今は急がなくてはいけない。「もう行くから!」と言ってさっさと先を目指した。ごめんね。雨はまた降り出し、これは今日は濡れるしかないと覚悟を決め、そのまま自転車を押していく。と、道がくだりに変わった。ブレーキが利かない現状だが、これ以上濡れたくはない。思い切ってサドルに飛び乗った。しばらく降りると雨が突然止み、その先の道路が乾いていた。ここが雨と晴れの境界線だったらしい。これはチャンスとばかりに一気に進む。すると案の定、前輪のブレーキワイヤーが切れた。恒例イベント。きみさあ、数日前に取り替えたばっかりだよね。もうスペアはないんだっての。泥のついた靴と自転車を引きづりながら歩きつづける。家の塊が見えた。 希望の塊。あれがバンバマルカだろうか。人に聞いてみると、違う町だったようだ。 もうがっかりだ。でももうすぐ着くという。 あ、マジで。早く、早く着かなくては。空腹で泥だらけで自転車もボロボロという満身創痍。一山グルッとまわっていくと、縦長の町が谷間に見えた。あれかぁーーー!!! (写真撮るの忘れた)やった、やったよ。やっと着いた。縦長なので町の中心部まで辿り着くまでが長い長い。その間にレストランで食事をし、バイク修理屋でワイヤーを交換、そして予備ワイヤーを4つ購入。これでいくら切れても大丈夫だろう。大丈夫だろうなぁ、自転車よ?(ガンつけ) ↑その時食べた料理。名前は忘れたが、沖縄のヒラヤーチーをカリッとさせて油っぽくしたようなものだった※参考 ヒラヤーチー https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hirayachi_by_Blue_Lotus_in_Okinawa.jpg より中心部へと到着。ホテルは15ソル(555円)のところをとった。個室でバス付きだったのと、スタッフたちがいい人そうだったのが選んだ理由だ。 ↑ホテルには近くの観光名所の写真が飾られていた。ここはventanillasというところ。岩に窓のような穴があいているらしい ↑ここはbosques de piedras。ボスケスということは森なのだろうか。変わった形の岩が並んでいるらしい。ここ行ってみたい! と思ったのだが、チョタの近くにあるということで諦めた ↑こちらはperfil de cristo。岩山がイエスキリストの顔に見えるという。どれも行くことはできなかった。これらは誰かほかの人に託そうホテルのご主人が言うにはwi-fiはこの辺にはないらしい。そういえばネット屋が見当たらないなーと町を歩き回っていると、広場のまわりに普通にあった。しかもたくさん。探してみると、wi-fi付きの観光者向けホテルもある。なん、だと・・・だ、騙された。いやいや、騙したのではなくただ知らなかったのかもしれない。興味がなければ目に入らないだろうし。そう、プラスに考えよう。しかもwi-fiが使えるホテルは安くても30ソル(1110円)する。今泊まっている値段の2倍だ。ネット屋に入れば1時間1ソルでインターネットができるので、そうすれば安くすむし、今のところで十分だ。そう考えよう。広場にこんな垂れ幕が。 ホテルの主人に聞いてみると、これは来週行なわれるカーニバルなんだそうな。県都カハマルカだけではなく、この辺一帯でも祭りをやるみたいだ。広場にはみごとなデザインの植木が並んでいる。 鳥に、ちょうちょ、かな・・・? よ、ヨッシー?※参考 ヨッシー夜には教会がライトアップされる。 チョタの町ばかりよく耳にしたけどさ、実はバンバマルカのほうが大きいんじゃないの、これ?なんかすごいんだけど。チョタとは違って色々な店がそろってるんだけど。街中では商店街が広がり、厚手の上着が多数置いているのが目につく。たしかにここは夕方すぎると寒くなる。一枚買っていこうかとも思ったが、思いとどまった。これ以上荷物が増えるのは困る。しかも厚手の服は余計にがさばる。もう入る余地がほとんどない。そして、一度この山を降りてしまえば当分灼熱の砂漠となる。荷物になるのは目に見えている。ジャケットは欲しかったが、ここは我慢だ。ホテルの目の前にあるメルカド(市場のこと)にも行ってみる。いつもの暗いトンネルのようなメルカドとは違い、ここはモール風の建物のなかにそれはあった。4階建てくらいになっていて部門によって階層が違い、なかなかお金がかかっている。 ↑2階、生鮮食売り場でございます ↑建物自体もわりかしきれい ↑野菜の中に混じるハーブここは他の商店よりも安くお菓子が買えるため、なんども利用した。ここには休養として数泊追加。そして、ずっと気になっていた長い階段をめざす。 ↑これここは標高が2500m以上あるらしい高地であり、すぐに動悸・息切れ・救心という流れになるのだが、いや別にこんなもん平気ですよという表情を作りながらトップへと到着。誰にも見られていなかったので、意地を張ったのに意味はない。気持ちの問題だ。 ファー。 ファーラウェーイ。わーひろーい!などとはしゃいでいたが、実はこの道を後日通ることになろうとは。別にわざわざ階段をのぼらなくても見れたのに。また、つまらぬ努力をしてしまった。(石川五右衛門風)ま、ま、いいでしょ。この日は天気も悪くなかったし。帰りはパラパラ雨ふってたけど。ここは落ち着いて、とりあえずおいしいものでも食べましょ。ね。ゆきついたのは一軒のレストラン。そこで10ソル(370円くらい)もするステーキを注文したのだった。 ↑めっちゃうまかった!いやー最近肉とかあまり食べれてなかったし。というか食事じたいあまりしてなかったからさ、これくらいはいいよね、うん。・・・いや、15ソルだったかも。もしかしたら20ソルだった? あれ?まあとにかく、この先のことを思い、ここで英気をやしなったのだった。 [1回]PR http://yumenosukoshiato.ichi-matsu.net/per%C3%BA/bambamarcaう○こみたいな道しやがって! Bambamarca