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サイクリストのみが知る家 Casa de Ciclistas へ La Paz 14、ボリビア 2018年09月12日 エル・アルトからまっすぐ進んで大きな交差点を直進。すると、これまた大きな交差点に出た。市場がならんでいる。道がわかれすぎていて、どちらへ向かえばいいのか途方に暮れる。どうしよう、道がわからない。キョロキョロしながら家の隙間の奥をのぞいてみると、 なんだこれ……!どうやらラパスは山の谷間に位置するようなのだ。そういえば今日まで泊まっていた町の名前、Alto アルトというのはスペイン語で「高い」という意味。つまり、そういうことだったのか。警官に道を聞くと、大きな自動車道は左だけど、まっすぐ行けば近道だと教えてくれた。コンクリートもあるから自転車でも通れると。よし、言われたとおり直進だ。しかし、この教えにしたがったことで、かなり大変な思いをしたのだった。 ↑通った道のだいたい。右下がラパス中心部警官に指さされた方向へ行き、あとはわからないので適当に進むと、出てきたのはミニチュアのように並ぶ家。そして激坂。これ、降りるんすか?ホントに? ↑ここまでビッシリだとさすがにちょっと汚いね危ないのでスピードがつかないようにゆっくりと降りていく。道も悪くなり、チェーンで道がふさがれているところも。そこでちょうど車が来て、チェーンを外してくれたついでに、本当にここから街へと降りられるのか聞いてみた。「道はつづいてるけど、かなりがんばらなきゃいけないよ」 どんどん どんどん降りる。 やっと都市っぽくなってきたかな。 ↑日曜日は自転車用に道をあけるようだ。この道を走るの!? ↑関係ないけど、おもしろいデザインの入口を見つけたそろそろ足首が痛くなってきた。つらい……何人かに道をたずねながら坂をおり、インフォメーションセンターで地図をもらって場所は把握。昨日連絡しておいたカサ・デ・シクリスタに到着すると、ほかのサイクリストカップルが立っていた。メールによると今はだれもいなくて、別の旅行者が来るのはもう数日後だと聞いていたのだけど。とにかく入ってみることにしたのだが、ここからが大変だった。本当にここに来なきゃよかったと後悔した。長いのである程度簡単にまとめると、渡された鍵はべつの人の家のもので、どうなっているのかメールで質問するために自分だけ外に出ている間にその家の人が帰ってきて、なんかよくわからんがその人のキッチンにカサ・デ・シクリスタの鍵があったらしいが彼らだけで話をするものだから全然理解できず自分だけ取り残され、相手はあまり英語ができないしこちらの話を聞こうともせず勝手に勘違いをつづけ、こちらも相手の話を勘違いし、突然スペイン人の男のほうが怒りだしたりして、彼らを見限った自分はできるだけ彼らに合わないよう気をつけつつ無視を決め込んだ。家主が帰ってくる日ギリギリまで男のほうは家にいて、おそらく金を払いたくなかったのだろう、家主が帰る前に朝早く出ていった。家主は疲れていてこちらにはまったく興味がなかったようだ。会話に時間がかかるとわかると、携帯をいじってシャットダウン。疲れているみたいだししょうがないなーと思っていたら隣人が来て、その人とは楽しそうに昨日までやっていた仕事の自転車レースの話を長々としていた。翌日もちょっと顔を出しただけですぐにいなくなってしまい、そのまま永久に顔を合わせることはなかった。ああもう、さっさとこんなところ出ていってしまえばよかった。自分は小さいころから、頭のなかのイメージや話したいことを言語化するのが苦手で、言葉にするのにものすごく時間がかかった。それを気にして、小学生や中学生のころには色々試したりもしたのだが、それでもうまくできないとわかると人づきあいをあきらめてしまった。だから彼らのようにちゃんとこちらの声に耳を傾けてくれない人とは話ができない。それが、人嫌いの一因にもなっている。"ウォームシャワー"のようなプチホームステイ的なものを使わないようにしているのは、こうなってしまうのがわかっているからだった。狭い部屋に押し込まれていたこともあり、ここに来たせいでとても疲れてしまった。当分だれにも会いたくないし、だれとも話したくはない。もう疲れた。以下、カサ・デ・シクリスタの中の写真。 ただ、ラパスの町自体はけっこう楽しめたので、それは次回に紹介しよう。 [1回]PR http://yumenosukoshiato.ichi-matsu.net/bolivia/lapazenterサイクリストのみが知る家 Casa de Ciclistas へ La Paz