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ナスカの手前の町の休日、Palpa 13、ペルー 2016年09月16日 歯を磨いて顔を洗ってから、借りた部屋を掃除しておく。ベッドを直して。一昨日泊めてもらったホルヘさんからもらったクッキーを朝食にした。自転車に荷物をつみこむ。借りた部屋を離れ外に出ると、それに気づいた見張りの犬たちはわんわん吠える。昨日よりトゲのない吠え方になっていた。ちょうど、ハンターっぽい風体の管理人のおじさんが出てきてくれたので、お礼を言ってこの場を去った。大きくて清潔なベッドを貸してもらったおかげで、疲れはかなりとれている。でもそろそろ一人でゆっくりして、のんびり寝たい。早く町に着かないかな。 サンタクルスという小さな村で腹ごしらえ。エナジードリンクを買って飲み、看板に従い左折。 太陽がまぶしい。今日はやけにのどが渇くし、トイレにも行きたくなってきた。ちょっと急ごう。道はこのさき山を越えていく形をとっており、下り坂から村があるのを見下ろせる。一気にすべり降りた。 道を歩いていたおばさんに質問を投げかけてみる。「ここがPalpa(パルパ)の町ですか?」パルパという町がこの先近くにあるということを、看板や人々の情報からわかっていた。今日はそこで休もうと思っていたのだ。「いいや、ここはリオグランデだよ。でもほれ、村の先の坂をのぼればすぐに着くから」お礼に、食べきれていないホルヘさんのみかんをどうぞ。笑顔で受け取ってくれた。村の商店でトイレを借り、飲み物やアイスを買って少し休憩。この村はのどかで明るく安全で、なにもないがゆっくりできそうな雰囲気だった。けっこう気に入っていたのだが、とにかくここのところご無沙汰だったネットを繋げたい。その一心で先へと進む。もしいまだにパソコンが壊れていたならば、即決でここに泊まったことだろう。きっつい坂をのぼり、途中休憩しながらオカリナを吹いたりしつつ、ようやくパルパの町までやってきた。ホテルを探す。なかなか見つからない。ホテル自体はたくさんあるのだが、なぜか非常に高い。40ソル(1400円)は当たり前。どこもそんな感じなので、とあるホテルのオーナーにひとつ聞いてみた。「この辺って観光客がよく来るの? どこもホテルがとても高いけど」「いやいや、全然来ないよ。来ないから高くしないといけないんだよ。人が入れば安くできるんだけどね」どこも同じような値段だったので、そう答えてくれたホテルに一泊することに決めた。ここまで高いとあまり泊まりたくはないが、だいぶ疲労が蓄積しているし、そろそろお休みがほしかった。さすが高いだけあり、ネットは快適だし、部屋には小型の冷蔵庫までついている。シャワーは固定ではなく、日本みたいに可動式になっていた。これらはペルーの安宿ではまあ見ない。さすが高いだけある。贅沢だ。今回は観光はほとんどしない。久しぶりの暖かいシャワーを目いっぱい浴びる。大きな窓、ふかふかのベッド。狭くとも豪華な部屋でゆっくり過ごした。それが、間違いだったんだ。じつは、これから向かう町、ナスカ。そこで有名なナスカの地上絵は、すでにここから始まっていることに、まだ気がついてはいない。 [1回]PR http://yumenosukoshiato.ichi-matsu.net/per%C3%BA/20160916ナスカの手前の町の休日、Palpa