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アマゾン川源流へのルート公開! Nevado Mismi 攻略編 13、ペルー 2017年06月29日 今回はミスミ山のどのようなルートを通ってきたかを記録に残しておきます。主な景色や体験談は前回までの記事をごらんください。さて、はじめは自分もソロで行こうと思っていました。そこでほうぼうに話を聞いてみると、「道が途中で分かれている」「一人は危険だ」と言う人もいれば、「そこまで難しくないよ」「ちゃんと調べていれば一人でも行けると思う」と言う人まで。言ってることがみんな割とバラバラだ!!6月は乾季なので雪は少ないということですが、とにかく遭難が怖かったので、ガイドをつけることにしました。思っていたより安値で付いてくれる人を見つけることができたし。そこで、どんなルートを通ったのか。もし一人で行きたいという人がいた場合のために、なんとなーくなルートを今回写真を中心にして書き出していきたいと思っています。ただし!最初に言っておきますが、本当に途中道がなくなったりしますので、はっきりと断定できませんが 山に慣れている人以外はガイドをつけたほうが無難な気がします。まず始めに、Paintで書いた簡易マップを載せますね。こちら。ドドン。 ↑赤斜線 ・・・草原地帯 青斜線 2つ・・・湿地帯 黄色斜線 ・・・崖エリア 点線 ・・・道がない、もしくは見づらいところ ※谷はミスミ山までつづいていますおそらくわかりにくいと思うので、順に説明していきます。地図を参照しながらご覧ください。まず、今回紹介する道は " Tuti 方面の旧道 " です。こちらは村からミスミ山までの道のりが近いぶん、道がわかりずらいルートとなります。スタート地点。Tuti 村のはじに階段の細い路地があります。そこを数段降りて先へ。するとそこからゴツゴツとした登り階段がつづきます。小さな看板があるので、そこを左。次の看板は右へと曲がります。 ↑一つ目の看板地点。このような階段がつづく階段ゾーンをすぎると、石垣が並ぶ道へと入ります。大体一本道ですが、途中左右に分かれる道も一か所存在します。そこは左へと進んでください。大きな通りを進めば間違いはないはずです。石垣ぞいに進むと、Ñaupallacta(ニャウパジャクタ)という可愛らしい名前の遺跡があります。看板も立っているのでわかりやすいでしょう。 ↑遠くから見たニャウパジャクタ遺跡遺跡の横を通り抜けます。石造りの通路と門があるところで、もしかしたらブリキの板が道がふさいでいるかもしれませんが、それをよけて山のほうに進みます。ちなみにその左手側には朽ちた教会があります。写真は別記事を参照。そこから少しの間、道がなくなります。目の前にそびえ立つ小高い山のほうを目指して歩くと、山の頂上へ延びるくねくねとした道があるはずです。かなりきついですが、そこをてっぺんまで登ります。すると、今度は高原地帯へと入っていきます。 ここは道があってないようなものです。 ↑うっすらと数人の足跡が見えるが、ほとんどわからない状態奥に雪の被った峰が2つ見えると思います。大体その間を目指して歩きます。丘の谷間が見えるはずなので、そこを通り抜けます。 ↑雪山と丘の谷間 ↑丘の谷間の写真ここで見えている草はとても固くジーンズを貫通してチクチクと刺さるので、レインパンツなどがあればはいておくといいでしょう。刺抜きなんかもあると、もしものときに便利です。その先、荒野となります。道が広いので迷うと大変ですが、一応人が歩いた道らしきものがあるのでそれをつたっていきます。所々見えなくなるので、そのときは雪山を目指して歩きましょう。多少道を外れても、方角が合っていれば大丈夫なはずです。 ↑こんな感じで道がつづくいちおう目印らしき画像も載せておきます。 ↑ビクーニャを狩ることを禁止する、と書かれているのだそうな ↑ごく薄く矢印とmismiの文字が書かれている石 ↑矢印の先には雪山。あれがミスミですそのまま歩いていると、途中横に走る大きめの道があります。こちらは Chivay と Cusco につながっているということなので、つられてそちらへと行かないように。 ↑この道は罠です。ミスミへ行くにはここを横切りますこの通りを越えると水が流れ、小川になっているところにぶつかります。ここから先は湿地帯ゾーン。直立の草を踏みながら、水に濡れないように進んでください。道はありません。雪山のほうへ進みます。 ↑水場なので道はない湿地帯をすぎると、あたりはもっと荒れてきます。 奥に小さな岩場があり、そこを乗り越えれば道は復活します。左手側に大きな谷が望める道です。ここから下りになります。 ↑手前が岩場。奥に道ができる崖の上を通ります。狭いところもあるので気を付けて。 ときどき道が途切れますが、谷に沿って歩いてください。 ↑左手に谷、奥に雪山。このあたりでアルパカ飼いに出会ったので、おそらく人は住んでいるはず石が瓦上に変化。カラカラといい音がします。浮石も多いので、足をくじいたりスリップしないように足を運びましょう。 ↑瓦状の石 ↑平べったいのがわかるでしょうかその先2度目の湿地帯があります。ここは植物が沈みやすく、先ほどよりも濡れやすいです。 湿地帯と川が干上がったくぼみをいくつか抜けると、昔家があったであろう四角い仕切りの石が見えます。 ↑通る場所によっては見えないかもしれない右手に茶色い大きめの岩山。 この辺は道がないので、谷に沿って歩きます。ずっと奥へ行くと、谷の終わりに盆地のような土地へと出ます。 ↑奥が雪山この盆地に家があります。石でできた家は見えにくいですが、アルパカがたくさんいるのが確認できるでしょう。 登山者はこのあたりでキャンプする人が多いということです。スペイン語ができる人は、その家で食事をもらえるか交渉することもできるでしょう。ただし、食料がない場合や住人の気分が乗らないときは断られるでしょうし、お金を払う必要があります。もしかしたら仕事を手伝うことになるかもしれません。念のため食料は十分に用意しておいた方がいいと思います。ここから奥へと進み、雪山を越えます。テントを立てた場合は、ここで余計な荷物を置いておきます。 ↑これは登ってから振り返った写真。奥のスタート地点が家(ベースキャンプ地)。行きは赤の線で、緩やかなところを選んで進んでいます。帰りは青で、まっすぐ下りました。連なる山の奥のほうに、ちょっとへこんだ谷間が見えると思います。一番登りやすいそこを目指して歩きます。道はありません。歩きやすそうな場所を選んで進んでください。 ↑中央に見える山のくぼみ ↑くぼみの頂上はこんな感じになっている山を登り切ったら、反対側へ降ります。800mほど、まっすぐ。 ↑山の反対側の写真。少し歩くと右側に小さな電波塔が見えるずっと降りていくと左手側に岩場、奥から右奥にかけて谷が見えます。その岩場の奥にアマゾン川の源流があります。 ↑このように進む。ザックなどの荷物はここに置いておくといい岩の隙間をぬって進まなくてはなりません。水も流れているので、濡れるし滑るし、かなり厄介です。通る場所によっては、いくつか看板が見えるでしょう。 ↑上の写真の位置からでも見える看板 ↑途中の岩場に打たれた看板。見つからなくても方向が合っていれば問題ない 岩や水場を渡っていると、奥に十字架と岩から吹き出る水が確認できるでしょう。そこが源流地点です。おめでとうございます。帰りは谷の下を通って帰ってきました。アップダウンは少なかったのですが、道はないし歩きにくいしで、あまりオススメはしません。道のりもよく覚えていないので、ここではカット。ちなみに聞いた話によると、新道は下の地図のように行くようです。ミスミ山の裏側まで車で行けるので、それだけ道もわかりやすく広いのだと思います。が、歩きだと往復3日はかかるという話です。ChivayからTutiを抜けて道路をまっすぐ進むと、小屋と看板があります。そこを左へ。Ran Ran(ランラン)という楽しげな名前の村跡があります。その先湖があり、ぐるっと回ってミスミ山頂上付近。人から聞いた話をかけ合わせているので詳しい部分は書くことができませんが、おそらくこのような感じだろうと思います。分かれ道があるかどうかもちょっとわかりません。 ↑新道から車が通った跡があるミスミ山裏側地点 また、そのほかのルートもあるそうですが、その辺の情報はあまり仕入れることができませんでした。大きな谷が目印となるため、とにかく方角があっていれば道を多少外れても辿りつくことはできると思います。ガイドをつけずに行こうという方は、どうかお気をつけて。 [2回]PR http://yumenosukoshiato.ichi-matsu.net/per%C3%BA/mismikouryakuアマゾン川源流へのルート公開! Nevado Mismi 攻略編