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湖畔の町プーノ4、湖に浮かぶ草の島 Uros を調査! 13、ペルー 2018年03月25日 はい、まだプーノにいます。今回はチチカカ湖にある浮島、ウロスへ行ってきました。どうしてこんな観光名所的なところに行こうと思ったのか。いつもなら毛嫌いするのに。それはですね、ひとつは、チバイのカフェで情報が手に入っていたから。「現地で手に入れた情報はできるだけ辿ってみたい」と以前から思っていまして、それに従い行ってみようとなったわけです。もうひとつの理由は、昔TV番組の『世界ウルルン滞在記』でここを紹介していた記憶があったから。ただその記憶があいまいで、あやふやすぎて気になったというのが2つ目の理由です。そんなわけで、ウロス島がどんなところか調査してきましょう。まずは値段ですね。船乗り場の入口に書いてありました。 外国人はウロスまでの船が往復で10ソル(350円)、入場料が5ソル(175円)かかるそう。ペルー人は船が10ソルで入場料2.50ソル(87円)、学生だともっと安くなるみたいですね。ふーん、外国人価格、ねぇ…ま、こういうのはよくあることなんで無視しましょう。中南米の人はペルー人を名乗って安く乗れたりするのですが、まま、無視していきましょう。そういえば泊まっているホテルでもウロスのツアーが用意されていました。船と入場料、ツアーガイド付きで25ソル(875円)だそうです。ってそれ個人で行くのとおんなじ値段じゃん!!!!意味がわからないんですけど。プーノの勘定はまったくもって理解できません。ところでチバイの情報によりますと、外国人は値段が高いというのは元々入手済みで、そのほかに・到着してからも金を取られる・おみやげを無理矢理買わされるという話も聞いております。実際どうなのか、見に行ってみましょう。船に乗ったのは昼の1時ごろ。船乗り場の近くでは自転車を持った人たちであふれています。どうやらサイクリストのイベントをやっているみたいです。 が、ウロスが目的の今の自分には関係ありません。人だかりを横目にチケット屋を目指します。ツアーではない場合も簡単にチケットを買うことができました。そこらへんで呼び込みもしていますし、いくつかあるチケット売り場も「Uros」という文字がデカデカと書かれているのですぐにわかるはずです。チケットを買ったら指示された船に乗り込みます。 もっと大きくて立派な船もあったのですが、それは多分別のチケットかツアーに申し込まないといけないのではないかと思います。30分くらいで着いてしまうので、これで十分。「5人以上乗り込んだら出発するから」と若い船員。客は次々と入ってきて、計17人になりました。みんな水を持参しています。…あの、自分水もなんにも持ってないんですけど。さらには朝食と昼食も食べてないんですけど。大丈夫かな。では、出発です。 徐々に離れていくプーノの町。 走るごとに増えてくる、水から顔を出している長い植物。それが道を作っています。奥にカラフルな家々が見えてきました。 小さな島のうえでサッカーの試合の真っ最中。 浮島もちゃんとあります。家は思っていたよりも普通ですね。そして辿りついたのが、こちら。 スペイン語ではないここの言語で船に向かいあいさつする男女。乗った船によって泊まるところが違うようです。上陸しますと、 草だ!トトラという葦(あし)の一種だそうです。たしかに高校生のころ吹いていたオーボエのリードに形が似ています。が、この植物、見た目よりずっと柔らかいのです。 茎の中がふにゃっとしていました。踏み心地もフワフワしていて不安定。ちょっと歩きづらくて変な感じでした。わーすごーいでも船酔いでちょっと気持ち悪ーい※※船酔い乗り物に対して極端によわい自分が軽度の酔いですんだので、ほとんどの人は酔わないと思います。揺れもあまりありませんでした。酔い止めの薬は飲む必要なし!と、辺りを見回していると、「ちょっとここに座ってて」と船頭さん。そして先ほど迎えにきた男性がなにか話し始めましたよ。あれ? ツアーには参加してないんだけどな。挨拶のあと、どうやらこの島の説明をしているようです。スペイン語なのでほとんど聞き取ることができませんが、ミニチュアを使っていたのでうっすらと理解できました。 どうやら、土のブロックのようなものの上にトトラを敷いていくということらしいです。地面に敷くのかブロックを沈めておくのかは謎。 それから、トトラと同じものかどうかはわかりませんが植物で作った家をその上にポンポンと乗せていきます。強風でひっくり返ったりしないのかな。 そのあとは、土を焼いたかまどや鍋、植物で作った船などが登場。まあそんな感じらしいです。(適当)説明が一通り終わり、それぞれ少人数にわかれて家を見せてくれるということですが、お土産を紹介している間に自分はこっそり抜け出してまわりを見て回ります。 巨大なパラソル。ここでは雨期だとかなり大変なのではないでしょうか。どうやって過ごしているのでしょう。 先ほどミニチュアで見たかまど。食料はおそらく、個人個人がモーターボートを持っていたので、魚以外は町まで買い付けに行くのでしょう。昔は手漕ぎだから大変だっただろうな。 さっき座らされたトトラの束。断面はこんな感じになってます。 本当に下までトトラがつづいてる!ちなみに、船の人に聞いたのですが、このトトラとそこら辺に生えている緑の植物は違うものらしいです。名前を聞いたのですが忘れてしまいました。 ↑この緑の長いのと下に敷いてあるものは違う植物しばらくすると、トトラでできた観光ボートのようなものがやってきて、みんな乗り込んでいます。10ソル(350円)で別の島へ行くみたいです。え! お金取るの!?乗りたくないんですけど。と最初に乗ってきた船員たちに言いますが、「大丈夫だから、こいつは俺の友達だから、あとで迎えに行くから」と結局乗らされる自分。なんかだまされた気分。チバイのカフェで聞いた「島でもお金を取られる」とはこういうことだったのか…「最初のボートでも行くならそっちに乗ってくのに」とふてくされながら観光ボートに乗り込みました。船のうえでは子どもたちが歌を歌っています。日本語の曲も出てきたのですが、こちらは聞こえないふりをして総無視。日本語かなり間違えてるし、一緒に乗っていた中国人カップルに向けて歌ってるのも失礼だし、自分は子どもが苦手だし…予想通りチップを求めているようですが、湖を見つづけたおかげかこちらには来ませんでした。※※お金がある人は存分に使った方が旅行は楽しいです。無理して節約しようとしても辛いだけなのでお気を付けください。すぐに大きな島に到着。こちらも同じく草でできた浮島になっています。 広さはそれほどでもないのですが、お土産屋のほかレストランや売店もあるようです。 って高っ!!プーノなら3~4ソルで食べれますけど。まあこんな人里離れた場所だったらしょうがないでしょうね。 …いや、めっちゃ人住んでますけどね。人里離れてなかった。話に聞いていた「土産物を買わされる」ことはまったくなく、むしろ店員はおとなしすぎるぐらいでした。どんなに呼び込みしても買ってくれなくてくたびれてしまったのでしょうか。そう考えるとなにかちょっと買ってあげたくなりますね。買いませんでしたけど。見晴らし台から見ると、こんな感じになっています。 広いせいなのか古いせいなのか、さっきの島より下の植物がべちゃっとしています。強風が吹くと地面が揺れました。ちょっと楽しい。いけすもありました。漁もしているとは思いますが、育ててもいるんですね。 こちら、川マス。スペイン語でトゥルーチャといいます。でっかいのが数匹まぎれていますね。こちらは水道。 地下22mまで続いているそうで、きれいな水が出てきます。この横の棒を上下に動かして水をだすという、昔の井戸のくみ上げ方式。ほら、形はかなり違いますが『となりのトトロ』でも出てきたでしょう?ちなみにこちら韓国製だそうです。泊まれる部屋もあります。 値段は聞きませんでした。聞いてみればよかった。湖の景色。 丸く囲うように家が並んでいます。空が晴れてくれたおかげで、きれいな景色を見ることができました。あ!タンクがあるということは温水シャワーも出るようですね。 顔は映っていませんが、この人が船頭さん。植物や水道の話はこの人から聞きました。午後3時をすぎ、そろそろ帰宅時間。みんな船に乗り込みます。船の後部には小さなおんぼろエンジンがつんでありました。これで動いているようです。操縦は後ろにある舵。 こんなちっちゃいの。 この棒で操作。けっこう単純な構造なんですね。来た道をそのまま戻り、プーノへ到着です。お世話になった船頭さんには少ないですがチップを渡しておきました。本当ならあげなくても大丈夫。乗っていた人はみんなプーノに着いたとたんさっさと降りて去っていきましたから。といった感じで、ウロス島観光はこれにて終了。ものすごい感動はありませんでしたが、草でできた島に立てたのはなかなか興味深かったですね。揺れる島を体験できたのはおもしろかったと思います。チチカカ湖にはまだ何個か島があるらしいのですが、そんなに興味がなかったので行きませんでした。おしまい。 [1回]PR http://yumenosukoshiato.ichi-matsu.net/per%C3%BA/punouros湖畔の町プーノ4、湖に浮かぶ草の島 Uros を調査!