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コルタという名のカハバンバ



おもい腰を上げ、リオバンバを発つときがやってきた。


ここはおいしいフラペチーノが飲めるし、ちかくにサルチパパ(揚げたポテトとソーセージ)とコーヒーをまずまずの値段で買える屋台もあるし、となりにおいしいソフトクリームも売ってるし、
そんなところを出ていくのはかなり骨が折れた。


部屋の中で、

行こうか行くまいか、
天気はどうだ、もしかしたら雨が降るかも、
明日のほうがなにかいいことがあるんじゃないか。

そんな葛藤を心にえがきながらの出発となる。




一度北へ進路をむけ、線路のよこを通り左へ右へ。

そのまま坂をのぼって西からグルッと南へと方向転換するようなかたちで進むことになる。



じつはこの道、チンボラソへいくときにバスで通ったのだった。

なので途中までの道はなんとなく見覚えのあるものになった。



しかしバスと自転車の違いはここにある。
つまり、自由に止まれるか止まれないかだ。

となりの村であるリカンというところで休憩がてらにたちよった。



立派な教会が建てられており、そのすぐとなりにはhostalと書かれた看板があがっている。

村はしずかで落ち着いた雰囲気。
学生がちらほら見える。


ああ、リオバンバじゃなくここに泊まればよかったかな、
とそのときは思ったが、そのホテルはどこを見てもシャッターが閉まっていて入れる余地はなかった。




    ↑残念ながら扉は閉められていた




さきを進む。


空は雲が広がっていて暗い。

せっかくの草原の緑もそのせいで色が映えず見栄えがしない。



教会のような外観の工場があらわれ、ここで分かれ道。





ここを右に曲がれば30kmでチンボラソ山へと行くことができる。


通り道ならバスを使わず自転車で行けばよかったとも思うが、しかしこのさきはひたすらのぼりで苦しい道のりが待っている。

補充できそうなところはなにもない。(バス内では寝てたので、もしかしたら何軒かあったかもしれない)

着いたところで荷物はどうするか、自転車はどうするのか、登って帰ってきてその疲労を残したままどこに泊まるのか。

そういうものを考慮するとバスで行ってよかったと思う。


なによりルートが違うので、戻ってくるのがめんどうだ。




    ↑晴れていたらもっときれいに撮れていたのになぁ



全然進んでいないが、そろそろ疲れてきた。

やっぱり自転車は休んでしまうとすぐに体力が元に戻ってしまう。



アップダウンを繰り返して17km離れたCaja bamba(カハバンバ)へとたどりついた。






ん?






なんかColta(コルタ)って書いてますけど・・・?


しかし次の目的地クエンカへのバスは進行方向に進んでいるので道は間違っていないはず。




町の端っこまで走ってみる。



どうしようか。
今日はここで泊まろうか。

でももうちょっと走れるかも。



と悩んでいると、おじさんが話しかけてきた。

尋ねてみると、どうやらここはカハバンバであっているらしい。


広場の看板を見たところ、この先すぐのところにコルタというところがあり、そっちのほうが湖があって有名なんだそうだ。


おじさんが
「ここをまっすぐ行ったところに$12のホテルがあるよ」
という話を聞く。

$12でも高いが、ここはそれが最安値らしい。



とりあえずそちら、Uターンして坂をのぼる道を進んでみるが、ホテルはない。


ほかの人にも聞いてみるが結局見つからず、そんなことをしているうちに後輪のブレーキワイヤーがちぎれてしまった。


最近ブレーキに問題がよく発生するのだが、なにが原因なのだろう。
コチャで雨に当たったのがやっぱりいけなかったのか。




小さな自転車屋で修理してもらう。
そこの兄ちゃんからこのさきの道の簡単な情報をもらうことができた。



    ↑町のおくにチンボラソ山が見えた。晴れてたらなぁ




そうこうしているうちに時刻は5時をすぎ、暗くなってきてしまった。


しょうがなくハイウェイ上にあった高そうなホテルにチェックインする。
お値段$15。

部屋はきれいだったのだが、wi-fiは途中で切れるしシャワーのお湯はスタッフに言わないと出ないし夜に水が止まるし、なんだかやりきれない。



この日は疲れていたし、まあ安心できるところで寝ることができただけでいいとしようか。



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山男とビクーニャ … チンボラソ山ハイキング



登れないだろうけどせっかくだからと行くことに決めたチンボラソ山。


実はエクアドルに入る前にwikipediaを見たんですよ。
そしたらチンボラソ山のきれいな写真があって、それで興味を持ったんです。

それまではこの山のことをまったく知りませんでした。




毎日降っては止む雨と遅起きに悩まされながら日を見て、ついに出発。


観光案内のスタッフが言うには朝7時のバスに乗りなさいということだったのですが、起きたのが8時。


いや、これでも自分にとってはかなり早いほうなんですよ!



しょうがないのでそのまま支度してホテルを出ました。

外は曇り空ですが、そんなに暗くないのでもしかしたら晴れるかもしれない。
そんな淡い期待を胸にバス停へ向かいます。



9時半ごろにグアランダ行きのバスは発車しました。

バス内で乗車賃をもらいにきた人に$1.50渡し、「チンボラソで降りたい」ということを地図を使って伝えます。


そのまま具合が悪くなったので、寝ました。





「チンボラソだぞ」


と起こされ下車。

いきなり動物がお出迎えです。



これは・・・リャマ?



というかここ、なんもない。
見渡してびっくりしました。








空はさっきより曇っています。

チンボラソのチの字すら見えません。



そしてバス酔いしたせいでものすごい頭が痛く、ガンガンしています。
頭の中はぼーっとしていて物事をはっきりと考えられず、指は少し膨らんでパンパンになっていて、体中が少々チクチクしていました。

これは高山病もあるのかな。


なんといっても現在の標高はこちら。



4386mですからね。

いきなり3776mの富士山より高いわけですから、そりゃもう高山病にかかってもおかしくありませんし、寒さに凍えても不思議ではありません。


しかし寒さ対策のほうは万全。

網シャツとTシャツとパーカーと薄手のダウンジャケットに手袋と自転車用グローブ、それからカナダで買った耳付きモコモコ帽子。

なんならバックパックのなかには温かいセーターとレインジャケット&パンツも用意しています。


結局そのままの服装で大体OKだったので、セーターはいらなかったようです。

飲み物も多めに持ってきましたが、天気が悪かったおかげで気温が低いのでほとんど必要ありませんでした。

晴れてたらどうだったかわかりません。




ゲートでサインして地図をもらいます。
途中までなら入場料無料だそうなので、じゃあ遠慮なく。

途中で山小屋があるそうなのでそこを目指してみましょう。


ただし、この天気なので山の全景を見るのは難しいかもしれないと門番さんは言っていました。




こんななにもない道をいきます。


坂はなだらかで、地面はちょっとボコボコですが車も入れるみたいです。

雲で先が見えないので、これ以上天気が悪くなれば最悪ヒッチハイクしていきましょう。




地図に載っていた動物の説明。



さっき見たのは一番上のビクーニャという動物だったのかもしれません。
なんか形が鹿っぽかったし。

もしかしたらこの写真のビクーニャが猫背、もしくはリャマの姿勢がよすぎるのかもしれません。

ほかにもうさぎやスカンクもいるんですね。




霧はどんどん濃くなっていきます。




自身を撮影してみましたが、三脚を忘れたためカメラが傾くわ霧がすごいわ、大変です。



視界は少しずつ狭まっていき、下のほうで雷の音が。



  ゴロゴロゴロゴロ…



これは帰ったほうがいいかと振り返りましたが、しかし雷がなったほうへ行くのは逆に危険ではないか、むしろ先に山小屋があるのはわかっているのでそっちへ早く向かったほうがいいのではないかという考えの元、先をいそぐことに。


ここで戻ったら後悔しそうという思いが一番大きかったのですが、山の中でこれはあんまりいい選択ではないのかもしれませんね。

山小屋がどのへんにあるのかもわからないのに。





しかし今回に限ってはこの判断は正しいものだったようです。


上方の雲が少しずつ取れ、青空がのぞいてきました。
これはもしや・・・




チンボラソ山が・・・





見え・・・・・





見え〜?





見えた!!!

けど頂上は見えない!



それでもまったく見えないかもしれなかったこの状況でこれは大きな収穫でしょう。

よかったよかった。



と思っていたらちょうど奥に赤い屋根のお家が見えますね。

 

あそこが山小屋でしょうが。
もう一踏んばり、がんばりましょう。




道端にはなんと雪が!



雪をこんな間近で見たのは何年ぶりでしょう。
2年くらいでしょうか。


久しぶりの雪に大興奮。
冬が好きな雪国育ちの自分としては、これはとてもうれしかったです。


    ↑あられのように粒がとても大きい


雪があるというのに植物は息づいています。



高山植物ってすごい。




そして辿り着きました、山小屋。
ソーラーパネルが設置してありますね。

手前にちらっと写っているのはゴミ箱。



大体10時半ごろふもとについて、今が12時近くなので約1時間半。
坂が緩やかなおかげでそんなにかからずに辿り着けました。






これ以上はこんな恰好で行かないといけないんですね。
登ってみたいなぁ。


店内にいた別グループがなにか頼んでいたのでそのガイドに英語で尋ねてみました。

「コカ茶といって高山に生えていて高山病に効くんだよ」

とのこと。

コカ茶!
聞いたことある!


ちょうど頭もふらついていることですし、どんな味なのか飲んでみたいしで、さっそく自分も頼んでみます。



味は普通の緑茶と同じでした。

ただ、コカ茶を飲んで温まったおかげで頭のボーッとした感じと頭痛は治りました。





エベレストとチンボラソを比べているようですが、よくわかりません。
頂上への道のりだとこっちのほうがちょっと長いよってことですかね。


今はどの辺なのでしょう。
地図を開いてみます。



全然わかりませんね。

たぶん標高5100mのあたりだと思うのですが。




この山小屋のなにがすごいって、山小屋なのにトイレが水洗でしかもめちゃくちゃきれいなこと!

車が通れるということで設備は割となんとかなるとして、水はどうしているのでしょうか。

室内も清潔に保たれていて、ここで働いてみたいとさえ思いました。




バスは3時までしかないと聞いていたのでそろそろ降りようと思います。

外へ出てみると、



車に積んだ自転車で降りていく人々。
楽しそうだけど怖そう。

タクシーが左に見えますが、タクシーでも来れるんですね。
登った時にもすれ違いましたし、降りていく時にもすれ違いざまに中の人と手を振り合いました。




墓のようなものがたくさんたっています。

エベレストが危険度100だとすると、ここは70くらいなんだそうです。
雪山にすら登ったことがない自分には無理ですが、でも登ってみたかったなー・・・




雪山との境目。
雪山をこんなに近くで見たのは初めてかもしれません。

喜びのあまりなんか「ウヒョー」とか「ウワー」とか奇声を発しながら雲で見えなくなるまで写真を撮っていました。



よく見ると、今出てきた小屋のすこし上にももう一つ小屋がありますね。




ほら。




あそこまで行ってみればよかったと思いましたが時すでに遅し。
まったく気づいていませんでした。


また戻る気にはなれませんし天気も悪くなってきたので早く降りましょう。



    ↑雪のかぶる斜面。きれい



    ↑ビクーニャの足跡、だと思われる




帰りには雨が降ってきました。
レインジャケットをかぶり、急ぎ気味に下山します。


途中でビクーニャの群れに遭遇しました。




遠くを横切り走り去ってしまいました。


リャマとビクーニャの違いはわかりませんが、今調べたところによりますとリャマは人に懐きやすいのだそう。



そ、それだけ?




無事戻ってこれたので、門の付近で少し休憩。

顔出しパネルがあったので記念撮影。




思いっきり白飛びしてしまいました。


というかなんだこのパネル。



山男?



とビクーニャ?




これは人に慣れているのでリャマなのか、それとも通常逃げていってしまうビクーニャに触れた奇跡的瞬間なのか。

それ以前にリャマとビクーニャの境目は本当に人慣れするかどうかだけで決まるのか。




謎が謎を呼ぶ山、チンボラソ。






近くにあるというPolylepis(ポリレピス)という森も行ってみたかったのですが、時間がなくて断念しました。

チンボラソへ来たかたはぜひ行ってみて下さい。
オススメらしいです。

   ↑ここ




雨の中でバスが通るのを待ち、霧で見渡しの悪い中少しばかり不安だったのですが、バスに向かって手を振るとちゃんと止まってくれて無事に帰ることができました。
もちろん乗り物酔いしながら。



小銭がなかったために$1.25に負けてもらうことに成功。
ラッキー。




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Riobambaの駅前カフェのフラペチーノはおいしいという話

※今回はリオバンバの観光ということで、そんなに観光らしい観光もしてないんですが、ここに来た人向けにリオバンバ情報を載せつつ書きすすめていきたいと思います。

ささっと流し見がオススメ。

そういえば ひとつ前の大きな町、アンバトあたりは日野メーカーのトラックが多い という噂をメールにていただいたのですが、

どうだっけかな?

と思い、ここリオバンバでトラックに注目してみたところ、たしかに時々見かけました。

でもアンバトからここまでトラック自体ほとんど見ていなかった気がします。

走っていた曜日のせいかもしれませんし、そんなに車に目を向けていなかったからかもしれません。

余談ですがこちらでよく見る日本車はHONDA、TOYOTA、DAIHATSUが多いですかね。

ついでYAMAHA、SUBARU、NISSAN、MAZDAが少々といったところでしょうか。

MITSUBISHIも少しだけ見ます。

MAZDAはこれまであまり見かけずこの町で久しぶりに見たものですから、この文字が目に入ったときには「こんなスペルだったっけ?」「なんて読むんだっけ?」と考えてしまいました。

YAMAHAはディーラーや看板ではよく見るけど実際に走ってるかというとあんまりという印象です。

バイクはSUZUKIが多いですね。

日本以外はドイツ車のヴォルクスワーゲンと何とかというメーカー、アメリカ車の何とかというメーカー、それから韓国車のヒュンダイも非常に多いです。

アラスカやカナダではDODGEという車をよく見かけましたが、メキシコに入ってからはあまり見かけなくなりました。

車は詳しくないのでこれくらいしかわかりません。

すみません。

"よく見る"といえば、

このあたりはものすごく中華料理屋が多いんですよ。

そのおかげで

 

スペイン語のPlancha(プランチャ)が鉄板焼きだということがわかりました。

これまでa la planchaと書かれていたりしていたのですが、何のことだかわからずに注文していたのですね。

で、出てきたのが見た目普通に焼いた肉。

なるほど、あれは鉄板焼きだったのか。

じゃあasado(アサード、焼き肉)とかbistec(ビステク、牛ステーキ)などとは微妙に違うのでしょうか。

見た目は一緒なので実際に聞いてみないとわかりませんが、スペイン語が堪能ではないので聞いたところで返答を聞き取れず結局わからないということになりそうです。

そうそう、今いるところはこちら。

 

丸いところがホテルの場所です。

矢印のほうから町に入り、まっすぐ来ました。

hotel Astoriaというところで値段は前回書いたように$10。

近くに$10のB&Bがあるそうだし、来る途中に$8のホテルがあったみたいだったので、そっちのほうが安いかと思います。

自分は朝食の時間までには起きれないし、ここの立地が便利なのでここで満足です。

電車の駅にもバス停にもそこそこ近く、夜は隣の歩道で安めの屋台が2軒出ていて、いいところです。

南に行くほど物が安くなってくるそうなので、もっと奥に行けばもっと安いところがあるかもしれません。

ホテルの前にParque Guayaquil(パルケ・グアジャキル)という公園があると思いますが、ここのサイドにある"ダニエル・レオン・ポルハ(ボルハ?)通り"を南、地図で言うところの右下に行くと、右手にツーリストセンターがあります。

そこで町の地図をもらおうとしたのですが、フリーのものがないらしく代わりにエクアドル全土の地図とチンボラソ山周辺の大まかな地図をもらいました。

世界的に見てもかなり危険度の高い山らしいので自分の経験と能力的に登るのは無理なのですが、

以前からチンボラソのふもとあたりまでなら行ってみようかと考えていたので、そこで働く英語を話せる人にそこまでの行き方を聞いてきました。

大学時代には近くの山林へよく遊びに行ったりしていた自分。

しかし山登りとなるとそこまで高いところは登った経験がありません。

近所の低い山を何度か登ったくらいです。

あとは富士山に登ろうとして雨が降ったのでしかたなくあきらめ、帰りの電車にメガネを置き忘れるという何をしにいったのかわからない苦い経験があるくらい。

しかしそれでもふもとくらいだったらバスでも行けるだろうと思い、せっかくだから行ってみようと考えた次第です。

聞いてみると$1.50で近くの村まで行けるそうで、Guaranda(グアランダ)行きのバスに乗りEl Arenal(エル・アレナル)で降りるということでした。

そのまま乗ってしまうと$4ほどかかってしまうので、ちゃんと行き先を言うようにと念を押されました。

ほかにBosque Polylepisという森かなにかがオススメらしいのですが、英語が聞き取れずよくわかりません。

たぶんチンボラソの近くにあるのでしょう。

それから電車で行くならColta(コルタ)行きに乗ると景色がとてもきれいだという話でした。

自分は乗りませんが、ここに来た人は乗ってみてはいかがでしょうか。

そんな感じで、ほかに安めのホテルやレストランの話を懇切丁寧に教えてくれ、

「なにかわからないことがあったらまたおいで」とまで言ってくれました。

久々にこんなに丁寧なインフォメーションセンターに出会いました。

町はとてもオシャレで明るい雰囲気です。

時々物乞いはいますが、商店街にならぶ店も華やかでガラス張りを使った雰囲気のいい店がとても多いです。

 

    ↑分離帯にヤシの木が並んでいる。おっしゃれー

 

    ↑小さなモールのショーウィンドウにはハロウィンカラーの服が並ぶ。そういえばもうすぐ10/31なのか

 

    ↑ものすごく金ピカな店があったので覗いてみる。この下の段に置いてある鍋とか実際に使うのかな、それとも飾り?

 

    ↑小さな小物も金色

  

    ↑スマホケースもいろんなデザインがあるんですね。いやでも自分スマホもってないんで

 

    ↑ここが駅。町のど真ん中にある

電車の駅の近くに安めのレストランを発見。

そこでもらった地図を眺めます。

 

    ↑なんとここは小さなデザートが出る!この日はイチゴのコンポート。めっちゃうまかった

  

    ↑別日はゼリーエースのイチゴ味という感じの弾力のあるゼリー。肉がニンニクが効いていてこれまたおいしかった

安いといっても$2.25もするのですが、ほかが高すぎるのでどうこう言ってられません。

出費を抑えるために、夜はほとんど毎日安いホットドッグかフライドポテトですませていました。



おいしいフラペチーノがあるカフェをみつけました。
ここも駅のすぐ向かいにあります。

値段は$2.80ととても高いですが、思いきって買いました。






これがめちゃくちゃおいしい!!!


甘い中にちょっとビターなエスプレッソテイストが残っており、苦めが好きな人でもけっこういけると思います。

クリームも牛乳っぽい風味があり、これが混ざるとマイルドになってこれまたおいしい!


これは当たりでした。



    ↑このカフェ

ここはオススメですね〜。
高いけど。

軽食もあるらしく夕方はけっこう人が入っていたので昼ごろの空いているときにいくと待たなくていいと思います。




あとは町をあてもなくブラブラして、それ以外はブログを書いたり動画を作ったり寝たりしていました。


そんな感じでこの町の滞在はのんびりとすぎていったのでした。



    ↑グアジャキル公園の一部。朝と夜はよくこのへんでエアロビクスをしている



    ↑フリークライミングをしている子ども。スタッフっぽい人達が子どもたちと遊びながら運動をしているのが窓から見える



    ↑突然の日本語におどろいて撮った



    ↑近くのガソリンスタンドの店で売っているソフトクリーム。けっこう大きく作ってくれるのが嬉しい
 



次回はチンボラソ山へとりあえず行ってみた話。



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結局会えない運命にあるのはわかっていたのだ … Riobamba



目が覚めたら朝の10時。


これはマズい!と目を覚ますが、今日は日曜日。
ここは学校。
外は雨。

これじゃ邪魔にはならないでしょうとのんびり起床して寝具もろもろを片付ける。




グラウンドでは少年たちが遊んでいた。

雨の中で、はしゃぎまわる子どもたち。




ああ、自分も昔はこうだったっけかなぁ。


…いや雨降ったら雨宿りしてたなそういえば。
靴の中がグジュっとなるのがイヤで。





テント以外ひととおり片付け終わったころ、子どもたちが奥で大人とこそこそ話しているのが見えた。
こちらを指差しているようである。


怒られる前に出発しようと片付けに専念していると、そこへその大人がやってきた。


「ここで寝たの?
 寒くなかった?
 今日も泊まるのかい?
 ここは寒いから部屋の中に入れてあげるよ」


と気遣う言葉をかけてくれた。

もう出発できる状態に入っていたのでありがたいながらも断り、学校を出る。





1kmほど進むともう少し大きな村が現れた。

どうやらここが本当のMocha(モチャ)だったらしい。
それなら昨日はここまで走ってくればよかった。





朝食とも昼食ともとれない時間に食事をする。

魚のスープにポップコーンとバナナチップスというよくわからない組み合わせだが、なかなかおいしかった。



そのままここを通りすぎようとするも、どうにもこの町が気になりだした。

看板にツーリストという文字が書いてあったし、もしかしたらなにか面白いものが見られるのかもしれない。

そう思うとどうしても気になってしまい、3kmほどのぼった坂道をくだりモチャへと逆戻り。




時間をかけて眺めたが、きれいな公園に像が建っていたり商店街があったりしただけでたいして見所はなかった。

ホテルもなかったので、昨日はここに来る必要はなかったということがわかった。

もし晴れていたらきれいなチンボラソ山の姿が見れたかもしれない。





観光で少し疲れたが、気を取り直して進む。

ここからのぼり坂がつづき、かなり辛い。




しばらく走り、看板には次の町まであと20kmの文字。

スタート地点には30kmと書かれていたはずだ。
現在すでに昼の3時をまわろうとしている。

これは今日中には着けないだろうとあきらめを持った。




腹も減り、雨も降ってきた。
ちょうどいいタイミングで現れたレストランに直行し、スープを注文する。

すると、ほかのチャリダーがこちらへ来るのが窓から見えた。



ひとりずつチャリダーは増える。

彼らは3人で走っているらしく、2人はオーストラリア人、もうひとりはフランス人だそうだ。



最初に入ってきたオーストラリア人はコーヒーを注文し、ほか2人はなにも頼まない。
フランス人が$1.40の板チョコを一欠け、大事そうに食べている。


なるほど、と思ってしまった。
あまりほかのチャリダーを見る機会がない身としては、これだけで勉強になる。

自分なら一瞬でなくなるからねそれ。




「Riobamba(リオバンバ)まで行くのか。じゃあ一緒だね。
 そこの消防署で泊まらせてくれるか聞きにいくんだけど、よかったら一緒に行くかい?」

と誘われた。


自分は遅いから無理だろうことを伝えると、ここから先はくだり道だから大丈夫だ、とのこと。
それに安心し、ついていくことにした。



消防署で無料で泊まらせてくれるとはよく聞くのだが、自分は今までそれをしたことがなかったので興味があった。










    ↑荷物少なっ!これぐらいがいいんだろうな本当は。




さて、初めは調子よくついていっていたのだが、風景写真を撮るために立ち止まったら最後、5分で見えなくなってしまった。

これはいつものこと。



そして、自分を置いていくとどうなるのか、彼らは知らない。

 ※参考 カナダ(色々バグってる)

      ニカラグア




    ↑たぶんあれがチンボラソだと思うのだけど、雲が邪魔で見えない。残念だ




    ↑ちょっとずつ晴れてくる




    ↑でも山はやっぱり見えない






景色もよく晴れてきて目的地にも今日中に着けそう、そしてほかのチャリダーに会えたということでかなり高揚している。

気分よく歌を歌いながら坂をくだっていく。



    ↑くだってます



途中でホテルがたくさん並ぶ村を通りぬけた。

もしここに泊まって晴れ間を待てば、チンボラソ山が見えるかもしれない。
自分ひとりだったらきっと泊まっていただろう。

これが、連れがいる弊害のひとつだ。


もやっとした気持ちを抱きつつ、アップダウンを繰り返す道路に身をまかせた。




そしてついにリオバンバに入ることに成功。






きっと彼らはどこかで待っていてくれているだろうと信じてどんどん町の中へ入っていくが、一向に見える気配がない。



ひたすらまっすぐ進んで、大きな公園についたところで彼らを捜すのをあきらめた。


もうじき暗くなるし、彼らを捜すのは難しいだろう。
消防署に行くという情報はあるが、以前地図で見た感じだと結構大きな町だ。
それを探すのに疲れた体で何時間も歩きまわるのはさすがにばかげている。


それにここの公園はfree wi-fiが飛んでいるみたいで、生放送に使えるかもしれない。
向こう側にはスーパーがあるし、近くに銀行もあるしおいしいアイスクリームが売っているコンビニもある。

これは好条件だと思い、すぐ近くのホテルへ。




ここがかなりいいところだった。

スタッフの女性がかなりいい人で、選んだ部屋はバルコニーつき。
そしてドレッサーや鏡台まで備えついている。





部屋も広く、これで$10は安い。



    ↑窓からクライミング施設が見える



欲をいうと、ネットがものすごく重いのとまわりのレストランがどこも高すぎるのがネックといえる。


そこは残念だが、しかし自分はここをおおいに気に入ってしまった。




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人の轍を進みたくないばかりに他人の旅行ブログを避ける行為



自分は人に影響されやすいタイプなので、旅行ブログやネットでの現地情報などは極力見ないようにしています。

見知った人のブログを覗きにいくくらいはしますが、基本はそれくらいです。


ただ
「どうしてもこの先の道が心配だ」
とか、
「ルートを迷っている」
だとか、はたまた
「大きな町で迷いそう。ホテルくらいは知っておきたい」

となると、やっぱり検索してしまうんですね。



人のブログを見てしまうと、そこで紹介されていた物や場所などに行ってみようとか、同じような方法で進んでみようとか思ってしまうじゃないですか。

それだと偏りが出るというか、たとえば日本人宿と呼ばれる場所がありますけど、そういう感じ、"噂で有名だからみんな行ってる状態"になりそうでなんとなくつまらないと思ってしまうのです。

なぜなら自分はあまのじゃくだから。



たとえホテルだけだから〜と思ってブログ検索したとしても、結局その人が行ったことのあるホテルとその周辺にたよってしまう、つまり行き先をだれかの過去に縛られてしまうんですね。

しかもネットに書かれている情報なので、多くの人数がそれを見る可能性があります。


あるひとりの人の旅程を辿っていく旅とか、色んな人のツテやコネをつたって進んでいくとか、そういう方法も楽しそうでとても魅力的ではありますが、今の自分はそういう旅行をしてはいないので、だれかの行程に自らのゆく全行程が吊られてしまうことはできるだけ避けて、自分だけの旅行がしたいと思っています。

もちろん、どこを選んだとしても結局それは誰かの足跡の上を歩くことになるのですが、自分が選んだ道なのでそれは関係ありません。
結果論です。




それにもしネット情報を見て安いと噂のホテルに行ったとしましょう。

それで「ネットの話と違う」とか「全然いいところじゃなかった」となればですよ、その情報のせいにしてしまうじゃないですか。

「あーあ、もし自分で探してたらもっといいとこ見つけられたのになー」
なんて思いたくありませんし。



もしくは、

情報を見なかったらホテルではなく野宿していたかも、そうしたらお隣の家の人が出てきて家に招き入れてくれてそこからその人がやっているコンサートに招かれて・・・

というような自分だけに起こりうる劇的な出来事をスルーしてしまうかもしれません。
まあ可能性は高くはありませんが。





現地で聞いた情報と直接聞いた情報はそれだけでなんだかちょっとおもしろそうだし、大衆の面前に触れていない分それはそれで"自分だけの旅"になると思うので、そういうのは積極的に取り入れているのですが、
インターネットを使った、特に旅行ブログはあまり目を通していません。




ただ、やっぱりそういうのを見ると便利だし勉強になるんですよね。
屋外での調理法とか、自転車屋がどこにあるとか、どんな道具が便利かとか・・・

それに情報を仕入れないと確実に行かないであろうスポットなども多々あります。



だから情報を意識して取り入れなくすることが正しいかどうかは全然わかりません。

まったく見ないっていうのももったいないと思います。
みなさんはぜひ色々なものを見てみてください。


自分はまだ見るつもりはありませんけれども。




p.s. 今4代目のイヤホンがちぎれました。安いのでも高いのでも結局すぐに聞こえなくなるのなら安いほうがいいじゃんと思いつつも音がいいのを選びたい、そんなジレンマをかかえています。


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あれが…チンボラソ山? Ambato〜Mocha



なんだか腹の調子がよくなってきたみたいだ。

なにか重い病気なのではないかと心配していたのだが、腹痛は徐々によくなっていった。


実際に精密な検査をしてもらったわけではないので詳しいことはわからないのだが、でもまあなんとかなりそうだ。



ということで都市アンバトから脱出する策略をねる。



ここから次の大きな町まで65km。

朝早く起きられれば一日で十分たどりつける距離である。



ここをでる頃合いを見計らうが、どうしても昼に起きてしまうのがロングスリーパーの性分。

これはもうしょうがない。

このまま日数を延ばしても切りがないので、このまま行ってしまおうと昼の12時に重たい自転車と怠惰な体をホテルから引きはがす。




しかしさすが都市といったところか、この町の出方がわからない。

いちおう地図で確認しては来たのだが、俯瞰でのそれと現実とではまったく違った様相をみせている。

こっちでいいのか不安になりながらも、なんとか町を脱出し正しいルートに入ることができた。




   ↑街中で見つけたタイルアート 





道はそれなりに平たんだが、なんだかちょっと体に力が入らない。

さすがに休みすぎたか。
最近はホテル泊まりが多いし、すこし節約を考えなくてはいけない。



    ↑雲の影がくっきりと地表に映しだされている



    ↑奥に黒く大きな山が見えるが、雲に隠れている



    ↑この低スペックカメラがどのくらいまでアップに耐えられるか実験した写真。起伏がわりかしきれいに撮れていて満足





休憩を多くとりつつゆっくりじっくり進んでゆく。



実はここの道を走るのをすこし楽しみにしていた。

というのも、アンバトから次の町までの間に「チンボラソ山」というエクアドル一大きな山のよこを通るはずなのである。



右を見れば雄大なチンボラソ山が目の前に・・・
という想像をしていたのだった。



    ↑山に畑が並んでモザイク状になっているのがおもしろい





残念ながらこの日はその山を拝むことができず、夕刻の時間。

ちょうど入ったMocha(モチャ)というかわいらしい名前の村でキャンプをする。

まわりにはなんにもない。
家が数軒しか建っていない。



    ↑遅くまでバレーボールをするオヤジたち。レンガのむこうには学校がある



商店の人にキャンプの許可を聞くと、すぐそこの学校の敷地にテントをたててもいいと言ってくれた。

そうか、明日は日曜日だから学校が休みなのかもしれない。




近くに食堂がなさそうだったので3ヶ月ほどまえにコロンビアの山の中で買った魚のトマト煮缶をコンロであぶり食べる。


商店の脇の崖からは眺めのいい景色が。






…あれ?

もしかして、あれがチンボラソなのか?
いまだに雲がかかっているが、ほかに高い山も見当たらない。


でもなんかこうもっと雪山!って感じのを想像していたのだけど。
wikipediaにもそういう大迫力な写真が載っていたのだけど。
雲で隠れているせいかな、それとも遠いから?


まあ明日にはもっと近くで見られるでしょうとテントに入って就寝。



上の写真を撮った後チンボラソ山にレンズ雲がかかっていて、夜になると雨に変化。
自転車と一部荷物、テントがびっしょびしょに濡れてしまった。


テントに入ったあとだったので体は濡れなかったが、いつまでたっても止まない雨にうんざりし、深夜3時ごろに飛び起きて学校の入口ふきんに急遽引っ越しした。



濡れた影響がのちにでなければいいのだが。

たとえば中がぐちゃぐちゃになってるとか、自転車が錆びて折れるとか、ブレーキが削れて止まれなくなるとか、カビるとか・・・


そんな心配をしていたせいか、この日は遺跡のような観光地で自転車の後輪と荷物を盗まれるという夢をみてしまった。



最近心配事ばかりだな。



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小さいと思っていたAmbatoが都市だった


腹は心配だが、そろそろラタクンガを離れなくてはいけない。

トラックの荷台にソフトクリームの機械を置いて道路で売っているソフトが25セントと安くて、なおかつおいしかったのをラスト日に知ったのが心残りだ。



南へ向けて出発。

地図によると、細かい町が何個かありつつその先の大きな町まで約30kmほどらしい。

これなら今日中につけるだろう。




    ↑走っているときに見つけた空薬莢。だれか撃ったのだろうか



その細かい町のうちのひとつSalcedo(サルセド)の町。



通りすぎただけだが、とにかくアイスクリーム屋が多いこと多いこと。

見つけただけで10店舗以上はあっただろうか。





景色を撮ったり食堂で食事したりしながら進んでゆく。






そしてAmbato(アンバト)に到着〜。






って思ってた以上に大きいんですけど!!!


もう都市じゃんこれ。
こんなところだとは思わなかった。



というかなんか行く町行く町みんな大きいんですけど。

エクアドル、おそるべし・・・




    ↑高い山が見える




    ↑ここから見る限り崖のギリギリに家が建ってるけど大丈夫それ?




    ↑隙間からのぞく犬。めっちゃ吠えられた。けどかわいい




    ↑橋の上から電車が見えた



ホテルを探しながら歩くが、どこも高い。

安くていいホテルはないか、屋台の串焼きとジュースを飲み食いしながら探す。


大きな交差点に交通整理をしていた警官がいたので、安いホテルの場所を聞いてみる。

するとわざわざそちらのほうへ連れて行ってくれた。


なんていい警官だろう。
パナマのとは大違いだ。



一番安そうなところは部屋がうまってしまっていて入れなかったが、その近くのホテルは$10でwi-fiがついているしホットシャワーも出る、そして子犬が飼われているのでそこで承諾。

そんなに安いわけでもないが、まあ平均値だろう。
ほかが$15$20いっていたので、この町のなかでは安いほうなのではなかろうか。


部屋は暗くてせまいがそこには別に文句はない。
ただノミか南京虫かなにかがいるようで腕と脚をさされてしまった。




ここでまた一度血便が出たようだったので、もう一度病院へ行こうか迷った。

いやでも本物の血かどうかもわからないし、ただの痔かもしれないし、なにより病院でいちいち伝わらない説明するのがとても億劫だ。



そんなわけで、様子見と体を安静にする目的でここに数日間こもっていた。

不安な夜をすごす。


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病院の国、Latacunga



            

注意:今回はかなり汚い話が入ります。波線から下は閲覧注意です。


そういうことなので先に拍手コメントの返事を書いていきます。




sさんへ

いつもご心配おかけします。
自分は体が丈夫というわけでもないので何度もピンチに陥ったりしていますが、運良くここまで無事でいられています。
まわりの人の協力も大きいのでしょうね。




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