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◎ホテルの引越
現在泊まっているホテルは安いしスタッフやホテル内で働いている土産屋、花屋たちとも仲良くなった。
特に花屋は部屋の真ん前が作業場になっていたためにかなり親密になり、具合が悪いと言うと小ぶりのライムを3つ手渡してくれたほどだ。
ホテルのスタッフにも、胃が痛くなって大変なときに胃薬をくれたり、相手のミスで1時間以上門の外で待機しなければならなかったときにはお詫びにパンとジューズを提供してくれたこともあった。
だが、今使用している部屋は急遽用意したような間に合わせの部屋という感じでお粗末なものだ。
床はなく地面と地続きのコンクリートで天井にはブルーシート。
ベッドも部屋もせまく、すぐ外では花屋が水をぶちまけたり花をいじったりするので、毎日深夜か早朝にはそこここに空いた壁の隙間からハエが耳元へ飛んできて神経を逆なでする。
↑こんな部屋
予定通りにパソコンの修理が終わるであればあと1週間もないので、
ホテルのサービスに不満はないが(夜は戸が閉まるため外で長時間待たされることと、日曜の12:00〜17:00はスタッフ全員が外出するため外に出続けるかホテル内に閉じ込められることは除く)、
もう少しいいところに泊まろう。
ランクアップしよう。
そうだ! そうだ!
そうだ! (心の中の喝采を表現)
というわけで、前回のカハスから帰ったその足でホテル巡りを敢行。
だって次の部屋代の支払日まで時間がなかったんだもの。
いやー、がんばったね。
いっぱい回った。
高くてすぐに出てきたホテルは外すとしても、軒数にしてざっと4軒ほど見てきたかな。
大漁大漁。
でもね、3軒目からちょっと面倒になってきて。
だって以前から言ってるけど、自分ってば一発でいいところを引いちゃうことの多いホテルプロだから。
ホテルマイスターだから。
だからすでに最初のところにしようと決めていたので、他のところをいちいち見ていくのがなんかもう億劫になっていったのですよ。
それでもちゃんと室内まで見せてもらった成果をね、ここで発表したいと思いますので、クエンカに来た人は参考にどうぞ。
以下、ホテルは2015/11の情報です。
まず最初に向かったのは、今泊まっているホテルのすぐ斜め向かいにあるHostal El Monasterio。
↑入口
ここがホントすごかった。
部屋はトイレシャワーつきが$15、共同が$12。
きれいなキッチンがあり、冷蔵庫も完備。
↑調理器具はちょっと少なめ
↑コーヒーもついているが、スタッフに気分によりないときもある
テラスからは土産屋台が並ぶ広場やカテドラルの一部が見え、部屋によっては窓からカテドラルの側面が眺められたり菜園が見下ろせる。
テラスからの光景中央
テラスからの光景左
テラスからの光景右
$15の部屋からの景色1
同室の景色2。この教会がカテドラル
そう、このホテル、6階にあるのです!
そこがネックにもなっていて上り下りが時間がかかるのだけど、扉を手で開けるタイプの古めかしいエレベータが設置されているので階段を使わなくてもいい。
これがあったおかげで自転車をかついで6階まで上がることはなかった。助かった。
wi-fiもかなり感度がいい。
テレビはついているがほとんどのチャンネルは見ることができない。
4泊以上すると言うと窓のない安い部屋を$10まで負けてくれた。
次に行ったのは、その通りに並ぶHostal San Francisco。
↑すぐ隣には1.75で昼食が食べられる食堂がある
ここは一人だと$10だそうで「ツインなら安いんだけどね」としつこく言われたが、
いや自分…いつも一人だし…
wi-fiはあるが室内では届かないらしい。
トイレシャワーは別。
とてもボロいが、いい味があると言えなくもないかもしれない。
部屋には窓がなくて暗く、巨大なブラウン管テレビが置かれていた。
安く静かにすごしたい人向きかな。
次はHostal Siberia。
↑大きいので近くを通るとかなり目立つ
シングル$12でwi-fiとトイレシャワー付きの個室。
ネットは部屋によっては室内に届かないかも・・・?
部屋は少々せまくてホテルがかなり古く、掃除が行き届いているとはあまりにも言えないが、3階の部屋からは遠くの山々を眺めることができた。
ただし目の前には大きな建物が立ちはだかっているので、ものすごくきれいな景色というわけでもない。
Calle Larga(ラルガ通り)という安いホテルや食事処が並ぶ通りにあるので便利。
歩いてすぐのところに眺めのいい場所がいくつかあるのも良ポイント。
まあ今紹介しているホテルはどこも近辺にあるのでここじゃなくてもすぐに見に行けるんですけどね。
平均的な安宿といったところか。
これはおまけなのだが、そのすぐ隣のブロックにHostal Yakumamaというところもある。
初日に行って気に入らなかったのでこの日も入らなかったのだが、ここは個室も充実してそうだったし、ドミトリーが何より圧巻だった。
普通のドミトリーといえば少々広めの部屋に2段ベッドが2〜4個ほど置かれているのが一般的だが、
ここはめちゃくちゃ広い部屋に1段の普通のベッドがズラーっと並んでいたのだ。
見に行った日は満室で、女の子が全ベッドを占領しており、床には化粧品やらなんやらが散乱している。
その凄まじい光景を見て、姉の部屋を思い出した。
姉はなかなか物が捨てられない性分なのだ。
その時(ハロウィン)の値段は$10。
おそらくイベントがなければもっと安いのではなかろうか。
ラストはHostal El Cafecito。
ここは初日に空きホテルを探してくれたペルー人の一人が泊まっていたところだ。
価格はドミトリーで$7.35、個室は$25。
ハロウィンの日にドミが$10に値上がっていた。
個室にはwi-fiがないらしく、おそらく入口のカフェまで来ないといけない。
ドミトリーには届くもよう。
人気があるのか個室はこの日すべて埋まっていて見ることができなかったが、ドミトリーは通してくれた。
部屋の割にベッドが少ないので広々と使うことができそうだ。
トイレとシャワーはドミトリーの部屋から行けるようになっていて便利そう。
スタッフも非常に愛想がよかった。
ドミトリーでいいから少しでも安く泊まりたい人はここがいいだろう。
場所が少しわかりにくいところにあるのだが、ラルガ通りに目立つオシャレなフランス風カフェレストランがあり、その一本中へ入った通りにある。
↑シャレオツなカフェ。夜にバンド演奏があったりすることも
ちなみに自分が今泊まっているホテルは$8なので、このドミトリーがはたしてこの町全体を見て安いのか高いのかはちょっと判断に苦しむところだ。
ドミトリーで$8弱ってどうなんだろうね。
でもサービスはよさそうでした。
おまけその2。
初日に教えられた$4のホテル。
看板もなにもない。
場所はラルガ通りの少しだけ奥に位置する。
部屋によって値段が違うというようなことを言っていたので、$4というのはその人(初日にホテルを探してくれたもう一方のペルー人)が交渉後の値段だったのかもしれない。
中は暗く、バスカーたちが多く住む。
中庭では彼らがパフォーマンス技術の向上のために練習していた。
↑そのすぐそばに描かれた絵がめちゃくちゃうまい
ということで、最初に見たホテルに移りましたとさ。
ここは夜は冷えるため、どのホテルもシャワーは暖かい。
そのせいでホテル代が全体的に上がってしまってるというのもあるが、水シャワーが苦手な自分にとってはどこを取ってもホットシャワーなのは嬉しい限りだ。
それにしても毎日毎日シャワーばかり。
ああ、風呂に入りたいー!!!
と思いながら紹介してもらったオシャレな風呂の写真を眺めていたのだけど、意外と海外でもバスタブがあるところも多いのね。
そういえばこの辺には温泉がけっこうあるみたい。
機会があれば入りに行ってみようかな。
以下、ホテルのテラスからの写真でこの回は閉める。
↑奥は雨が降っていて、左は光が差し込んでいる
クエンカのおはなし一覧
1 はじめに
2 カハス自然国立公園とのたたかい
4 町内探索
5 ギターのチャリダーとバックパッカーとの出会い
6 オーバーステイ情報と国外旅行
[1回]
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