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家に泊めてもらった家族の人たちにお礼を言い別れてから10分、もう一度あの素晴らしいホテルに再アタック。
だって安くてきれいで風呂場が広くてネットも繋がるなんてそうそうある環境じゃないんですよ。
ペルーでは特に。
もし部屋が開いていればここに一泊し、その分これから行くチクラヨの宿泊日数を減らしてさっさと進んでしまおうと思っていた。
それくらいこのホテルがよかったのだ。
でも結果は惨敗。
昨日と同じ状況らしい。
「せっかく来てくれたから」と45ソル(1665円)の高い部屋を、赤字ギリギリの35ソル(1295円)まで減らしてくれたが、
さすがにそんなに出せないしそれなら先へ進みます、とさびしい後ろ姿を見せつつホテルを後にした。
チクラヨまでけっこう距離があると思って気合いを入れていたのだが、これがかなり近かった。
どれくらい近かったかというと、たとえば
「ひと駅くらいなら歩いてみようか、でもかなり歩くんだろうなー、疲れるかもなー、のちに支障をきたすんじゃないかなー」と思いながら歩いてみたら意外と早くついちゃって拍子ぬけする感じに似ている。
数値にすると、20kmもなかったらしい。
そんな感じであっさりとペルーの都市、Chiclayo(チクラヨ)に入った。
すぐに見つけた市街地のなかのホテルをとる。
中心部からは離れているが静かだし、ここに泊まることでいいこともあった。
ある日ロビーでネットをやっていると、スタッフのおかみさんが昼食を用意してくれたのだ。
それはペルーに入って好きになったクリームカレーのような料理だった。
aji de gallina(アヒデガジーナ)という名前だということをここで知る。
前に砂漠の中のレストランで質問したときはプレという名前だと言ってたが、あれは一体なんだったのか。
たしかにpureをネットで調べても画像は全然出てこなかった。
ajiとは唐辛子のことなのだが、今まで食べたアヒデガジーナは辛かったことがなかった。
"カレーの王子様"ですら子どものころ食べられなかった経験をもつ自分にとって、このajiという文字は天敵であり、ずっと避けてきたものだった。
なんだよ驚かせやがって、名前負けかーwwwwww
なんて思っていたら、チクラヨを出た先の村で辛いアヒデガジーナに出会うことになるなんて、このときは誰も知らなかったんだ・・・・・
さて、せっかくこんな都会に来たのだから、ちょっとは観光しなければもったいない。
ということで外を散歩してみた。
カテドラルのある中心部の広場はほかの町よりも狭く、噴水や置き物、看板などがたくさん置いてありちょっぴりゴテゴテしい。
小さなフリーマーケットと化したその中をブラブラと通りすぎていこうとすると、一人の男性に声をかけられた。
「おい、君日本人だろ」
振り向きながらそうだというと、名刺を渡された。
彼の工房の名前とfacebookの名前が書かれている。
「ここにくればキャンプ場所があるから泊めてあげるよ。もちろん無料でね。屋根もあるから安心して泊まれるよ。バスで10分ほど行ったところにあるんで」
おじさん、あの、すごくすごくありがたいのですが、この情報量だけじゃ見つけだすのは至難の技ですよ。
Facebookを見ても住所が書かれてなかったし。
せめて住所を。住所……
もっと先、北のほうへ行くとスーパーマーケットが2軒並んでいるところに出た。
ちょうどいいのでちょっと買い物。
このスーパーは品揃えがかなりアメリカナイズされており、アラスカやカナダでよく見た懐かしい商品が並んでいた。
↑懐かしのスナックパック。一回しか食べてないけどチョコのやつはおいしかった
値段でいえばホテルから少し歩いたところにあるTOTTUS(トットゥスと読むのだろうか)というところがかなり安かった。
有名なスーパーらしいので、ほかの町にも同じところがあったら立ちよってみることにしよう。
中心部から西方向へ行ってみる。
どこを見てもking kongという名前のお菓子が並んでいるのが目につく。
なんかこういうの和菓子でなかったっけ。
羊羹とモナカのやつ。
三重の老伴(おいのとも)とかかな。
最初はなんだかおいしくなさそうに見えたこのお菓子も、和菓子と考えるとちょっとおいしそうに見えてくる。
食べてみようか、やめようか
そう迷いながら、結局食べなかった。
なんでもこのking kongはチクラヨ名物らしい。
それなら食べときゃよかったかな。
でもなんでこんな名前になったのだろう。
そして中にはなにが挟まっているのだろう。
一体これはなんなんだろう。
なぜここの銘菓になっているのだろう。
色々わからないことだらけでなんだか宇宙を感じます。
今度は広場から東、メルカド(市場)方面へと行ってみる。
中南米のメルカドといったら薄暗くて汚いイメージがあるのだが、はたしてここもその通り。
まさにメルカド。
どメルカド。
そんな中で手に入れた情報は、
なにやら"手品"のようなものがこの近くにあるそうで、それが有名になっていて観光客が見に来るのだとか。
手品?
よくわからないが、オシャレなバーのなかで手品を披露するとかそんな感じだろうか。
それなら高そうだなぁ。
ほぼジェスチャーでの会話だったので実際本当に手品かどうかわからない。
せっかく教えてくれてなんなんだが、それを探すことの苦労よりも興味と熱意が上回らなかったので、そのままそこを去ってしまった。
そのほか写真。
↑でかい空豆かと思ったらグアバと呼ばれるフルーツらしい。中の空豆みたいな種は食べずにそのまわりの白い実を食べる。後日食べることになる
↑おいしかったお菓子。ペルーの田舎にはポテトチップスがあまりないため、甘めのお菓子をよく食べている。とくにこの chokosoda チョコソーダ はおいしくて値段も70センティモ(=0.7ソル、26円くらい)とお安い!
↑リアルな顔のいも虫バス
↑走っているのは普通の道路です
↑ジュース屋で飲んだ大豆のジュース。臭みはあるが豆乳みたいでけっこう好き
↑日本語の名前のホテル。高そう…
チクラヨはそこまで観光向けの町というわけではなさそうだが、そのぶん安いレストランが結構あって助かった。
ホテルも中心部にたくさんあったので、探せばとても安いところも見つかるのではないだろうか。
自分は郊外で泊まったが、中心部近くに泊まったほうが断然便利だと思う。
ここに泊まったことに後悔はしていないけど。