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遺跡と温泉にいこう Chivay ― Colcaその2 13、ペルー 2017年04月13日 せっかくコルカ谷に来たのだから、谷のほうも観光しようではないか。ということで、ホテルの人がくれた情報に沿って、近場の遺跡とその近くにある温泉に行ってみることにしました。荷物を降ろしたいつもより軽い自転車に乗って、いざ出発。今回は町の裏から出る道を行ってみることに。途中でアスファルトが切れてしまっているらしいけど、このオンボロ自転車で大丈夫でしょうか。橋を渡り、高そうなホテルやプラネタリウムの横を通りすぎて空を向く坂をゆきます。丘を登り切ったところの景色は、 ・・・めちゃくちゃきれいじゃないですか?ここから下り坂。下へ下へ。自転車だから爽快です。 段々畑に黄色い花畑。人の手が加えられてなお美しい自然が、身の回りに流れていきます。地面が石だらけになり悪路になってきたころ、一つお隣の村であるCoporaque(コポラケ)に着きました。 ↑黒猫が門の上で見張りをしている。見えるかな? 村の食堂で昼食をとり、店で飲み物を買いながら、この近くにあるはずの遺跡の情報を聞き出します。広場に入ってきた道を左手側に曲がって道なりに行けばいいという話。距離としてはそんなに遠くはないということです。ちょっと天気が崩れてきているのが気になるので、急ぎましょう。と言いつつ、景色がきれいすぎて写真とムービーを撮りまくる自分。おかげでここまでずいぶんと時間がかかってしまっています。10kmを3時間※くらいかけ、走っては止まって写真を撮ってを繰り返していました。※通常、平地なら自転車で1時間12km進む。 ↑草原に羊と石垣。奥に見える村はYanque(ヤンケ) ↑この段々はすべて自然のものなのだろうか。それとも誰かが作ったのかな。人が作ったにしては細かい階段状のところも多いけど ↑左は晴れ。右奥は雨が降っているのが目でわかる ↑雨のカーテン ↑中央ちょい右に赤い橋がかかっている。これ渡るの怖そうだなうーん・・・やはり写真では実際に見たものには遠く及ばないですね。これは画像サイズを小さくしているので画質の劣化も大いに関係あるのですが、やはり目で見た立体感と質感、色合いが全然違います。ブログで伝えるのってやっぱり難しいですね。でももしネットで全部体験できてわかっちゃったら、それはそれで味気ない気がします。気になった方がいたら、やはり自分で行って自分の目で確かめるべきかもしれませんね。そして、ついに完全にガッタガタに変貌した道を進みます。地図に記載されている通り。そんな大自然のなか、明らかに不自然な看板が立っているのが見えました。 ここがUyo Uyo遺跡です。もっと目立たない地味なところだと思っていましたが、入口には小さな駅のような建物が建っていました。そこで名前などを記入。そして中へ入ります。自転車はここで待っていてもらいましょう。登山道のような登りが5分ほどつづき、途中2か所ほど展望台がありました。しかしそれどころではない!天気が悪くなってるし、プラスこの後温泉に行かなくてはいけないのです。急げー!!山を登り、ようやくそれっぽいところに到着。全然遺跡の姿が見えなくて、実際このウヨウヨ遺跡がどんなものなのかも知らない自分は、「まさかこのまま何もないとか・・・」そんな予感が頭のなかのサーキットをギュンギュン回っているところでした。一安心。 ↑朽ちた石の何かが見え始めたころ ↑ほら、ウヨウヨしてきたしかし、なんだかちょっと変です。だってこの石壁、石の隙間に詰まっているつなぎが明らかに高水準ですよね。さっき見た看板には紀元前500年ごろの村だって書いてあったのに。あれれー、おかしいぞー?奥へ入っていくと、それとなく見どころっぽい遺跡がありました。そして「スタッフ」とかかれたジャケットを着た人がひとりポツンと座っています。 その公式ガイドのおじさんはとても嬉しそうにこちらへ近づき、こちらの手に持つアクションカムを見てその小ささに驚いて見せました。彼はこの遺跡について「ちょっと説明してもいいかな」と途切れのないスペイン語で聞いてきました。とても話したそうです。大体くみ取れた部分を書き出すと、ここは紀元前の村であり、あるときスペイン人の侵略により潰れてしまったそうで、それからは崖の向こうのヤンケに移り住んだということです。つまりここが前ヤンケであり、今のヤンケ村は新ウヨウヨということになります。上の写真にある窓が並ぶ建物は豊作を祈る場所だったようで、窓ひとつにつきトウモロコシ・じゃがいもなどの作物ひとつの豊穣を祈祷する場所だったようです。毎日一か所づつずらしてお祈りしていたそうです。それってどうやってわかったんだろう。その反対側にある大きな建物。 ↓こちらここは太陽の神が祭られた神殿のようなところだそうです。ここだけは建物がしっかりと残っていました。壁もセメントではなくちゃんと粘土で作られていました。 ↑触るとポロポロこぼれるじつはさっきまで見てきたセメントで固めた石壁は、ここを発見した学者が保存のためにやったことなんだそうで、「よくないよね」とガイドのおじさんは言っていました。流れるように一通り話した後、「ここは5ソル(175円)かかるから」とお金を取られました。看板にはそう書いてあったのですが、入口ではいらないと言われてなんか変だと思っていたんですよね。ここまで入って来なければ、小さな展望台だけなら無料ということみたいです。雨が少し収まったところで、今度は崖を渡りヤンケのほうに行きます。おじさんに道を教えてもらい、先ほど来た未舗装道路をそのままちょっと奥へ。すると下方にちいさな橋が見えました。そこまでの道が非常に悪く、道というか若干ケモノ道。自転車を持ち上げたり落としたりしながら苦労して降ります。下には温泉がありました。へえ、こんなところにもあるのか、と値段を聞いてみると、20ソル(700円)。高ッ!時刻もすでに5時近く、もうチバイの町へ戻らないといけません。「入らないの? いつ来る?」と寂しそうな管理人さんを差し置いて写真だけ撮らせてもらい、急いで橋を渡ります。 ↑触ったらちゃんと温かかった ↑川の向こうに見えた吊り橋と水門崖を登りヤンケの村をちょっと見て、急いで帰り道へと入ります。すでに5時。そろそろ暗くなるころです。気温も下がり、手袋を持ってこなかったので手が かじかんできました。めっちゃ寒いんですけども!早く! 早く町に着いて・・・!!(祈) ↑夕焼けに染まるコルカキャニオン↓ 震えながらペダルをこいでいると、バイク式軽トラックのようなものに乗ったおじいさんが通りがかりに親切にもチバイまで送ってくれました。助かりました。この日、温泉に行けなかったので、別日に再度温泉へ。リベンジというやつです。カフェのマスターからの情報では、チバイに一番近い温泉にはランクがあるらしく、受付に言えば安いところに入らせてくれるそうです。ホテルの人の話では20ソル(700円)ということだったのですが、マスターの話では地元民は1ソル(35円)くらい、そうじゃなくても2.50ソル(85円)で入れるとのこと。それじゃあそっちに行ってみましょう。近いし。 ↑街はずれの景観 ↑首の長い鳥が止まっていた ↑川に沿って進みます地図では5kmと書かれていました。あっという間に到着。 ↑Aguas Termales(アグアステルマレス)はここでの温泉という意味らしい。言い方は地域によって異なる。La Calera(ラカレラ)がここの名称 ↑スーパー温泉施設っぽい ↑通路の横をお湯が流れている券売の小屋で話を聞きます。20ソルは観光客向けの大きな温泉。安いほうはというと、早い時間では2.50ソルなのだけど、昼頃から5ソル(175円)に値が上がるということで、なんだか不服ながらも5ソルを支払いました。 5ソルの温泉は↑ここ。丸いジャグジーの風呂を大きくしたような形の浴槽がひとつありました。水着に着替えて常に出っ放しの温泉シャワーを浴び、服と荷物はロッカーへ。鍵はどうすればいいのかわからず、盗られぬようロッカーを見張りながら入浴。4記事前のユラの温泉に比べると格段に温かく、熱すぎずぬるすぎずいい湯加減でした。他にも人が入っていたので写真は撮りませんでした。体の悪いところに利くということだったのでたっぷり時間をかけて湯につかったその翌日、寒さのせいでしょうか、歩いているときにグキッと首を痛めてしまったのです。 ↑温泉帰りに見た、崖の下で休んでいる人たち。たぶん危ないのでマネしないように [1回]PR http://yumenosukoshiato.ichi-matsu.net/per%C3%BA/colcaonsenisekichivay遺跡と温泉にいこう Chivay ― Colcaその2