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旅の終わりと始まり


今年の終わり、急きょ日本に帰ることになりました。



家族の病気や看護問題と自分の体調、金銭的な部分などが帰国の要因です。

日本へのチケットはすでに購入し、今はその日を待つのみとなりました。


正直に言うと、こんな中途半端な形で帰るのはとても心苦しいです。
このブログを書く気にもなれず、ずっと落ち込んでいました。



急いで移動しないといけないのでバスに乗って移動していたのですが、外の景色を見ながら、とてもみじめな気持ちになりました。

すべてに取り残されていくような感覚。
落ちこぼれになった気分。


どうしてこの道を自転車で走っていないのか。
なんで走れないんだろう。


沈んだ思いがぐるぐると頭のなかを駆け巡りながら、ただただ席に座って次の目的地の到着を待つ日々がとにかく苦痛でした。



半分放心状態のなかアルゼンチンに入国。
次のバスの出発時間を待つために公園で寝袋を干しながらベンチに座っていました。

天気は良好。
チップをもらうためにこちらへ話しかけては変な顔でじっと睨んで去っていく人々をいちいちスルーしながら本を読んでいました。


ふと何か懐かしい気持ちになって顔を上げると、公園からあふれる木漏れ日と新鮮な町の匂いを鼻こうをくすぐります。

この新しさを感じさせ、冒険心を奮い立たせる匂い。
久しぶりに気づいたような感じがしました。

最初のころはいつもこの匂いを感じていて、自分は海外の見知らぬ土地にいるのだと嬉しいようなワクワクしたような気持ちにさせられていたものでした。


いつの頃からでしょう。
この匂いを感じなくなってしまったのは。


この匂いのせいで、どうしようもなく自転車で走りだしたい気持ちが湧いてきました。

まだまだ足りなかった。
もっと進みたい。

旅行が一区切りする今になって、そんな気持ちに駆られたのです。



日本に帰らないといけないとしても、また再スタートしたい。
お金を貯めて、またきっとここに戻ってこよう。
そう決めました。


つぎはもっとうまくやれるはず。
だからきっと大丈夫。



……そうは言っても、それで悲しい気持ちが払拭できるわけではありませんでした。
前向きな気持ちが湧いても、それで辛さが消えるわけではないようです。

どうしても付いてくるこの喪失感で、今日も落ち込んだり立ち直ったりを繰り返しています。



自分の旅行はいったん終わりになりますが、また再開するはずなので、待っていてください。


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