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海外キャッシュカードが使えなくなりました。in Puno



タイトルの通り、キャッシュカードが使えなくなりました。
どうやら有効期限が切れたようです。

またカードを送ってもらわないといけないことに。(1年ぶり2度目)


今ね、ペルーのまとめ記事を書いてたところだったんですよ。
そんな状況だったのに、
この足止め。

もう!
なんでじゃー!!



さて、カードが使えないと現金が引き出せません。
ではどうするか。



パッと思いついた作戦は以下3つ。


プランA プーノのホテルに交渉して支払いを後にしてもらう

ですが、カードが届くのにおそらく1~2か月かかると思うんですよね。
そんなに待っててくれるかどうか。

ただプーノは物価が安いのと、ある程度大きな町なのでバスキングで若干の収入が見込めます。



プランB チバイに戻って待機

プランAがダメそうならこっち。

チバイには知り合いになった人が多いので、ホテルや食事の支払いはおそらく後払いさせてくれるでしょう。

チバイに行く場合は自転車を置いておかないといけないので、プーノで知り合いになったサイクリスト・セビーチェ屋の主人・ホテルのどこかに交渉して自転車を保管してもらわなくてはいけません。

田舎なので不便ではありますが治安的にも安心ですし、自然豊かで安く温泉にも浸かれるというメリットが。
さらにネット環境も向こうのホテルのほうがよかったです。



プランC 気にせず先に行っちゃう

クレジットカードはまだ使えるはずなので、別の銀行に送金してキャッシングでおろせばなんとかなりそう。
いっそこのままチリへ入って、その後カードを送ってもらっても問題ないのでは?

その場合、先の情報がわからないので不安といえば不安です。

チリって日本からの配送は届くのか
日本大使館にあずかってもらえるのか、日本人宿を探してメールで交渉するのか
銀行を変えると預金残高が確認できなくなるけど大丈夫か
などなど

先を急げるので無駄にお金を消費しなくていいのは利点ですね。
あとは待つストレスを軽減できますし。




まずはA、プーノのホテルに聞いてみよう。

ということで、ちょうどホテルのオーナーである奥さんがいたので交渉。

お願いしてみると、とりあえず1か月は待ってくれるということでした。
さらに頼みこむと、1泊の値段も下げてくれるとのこと。
これはありがたい!

プーノには郵便局もあるのでここで待つのがベストっぽいです。




よーしじゃあカードの到着を待つ間、できることをしていこう。
頑張ろう。

と、こんなピンチになぜか前向きな自分。


そんな感じで、またまた滞在が伸びてしまうのでした。



追記:キャッシュカードが使えないのはただの不具合だということが判明。
   しかしもう新しいカードは送ってもらった後だった!!
   つまりもう動けない。
   これはマチュピチュを見に行けって暗示なのか…ッ! つづく


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湖畔の町プーノ4、湖に浮かぶ草の島 Uros を調査!




はい、まだプーノにいます。

今回はチチカカ湖にある浮島、ウロスへ行ってきました。


どうしてこんな観光名所的なところに行こうと思ったのか。
いつもなら毛嫌いするのに。

それはですね、
ひとつは、チバイのカフェで情報が手に入っていたから。
「現地で手に入れた情報はできるだけ辿ってみたい」と以前から思っていまして、それに従い行ってみようとなったわけです。

もうひとつの理由は、昔TV番組の『世界ウルルン滞在記』でここを紹介していた記憶があったから。
ただその記憶があいまいで、あやふやすぎて気になったというのが2つ目の理由です。


そんなわけで、ウロス島がどんなところか調査してきましょう。


まずは値段ですね。
船乗り場の入口に書いてありました。



外国人はウロスまでの船が往復で10ソル(350円)、入場料が5ソル(175円)かかるそう。
ペルー人は船が10ソルで入場料2.50ソル(87円)、学生だともっと安くなるみたいですね。


ふーん、外国人価格、ねぇ…


ま、こういうのはよくあることなんで無視しましょう。
中南米の人はペルー人を名乗って安く乗れたりするのですが、まま、無視していきましょう。


そういえば泊まっているホテルでもウロスのツアーが用意されていました。

船と入場料、ツアーガイド付きで25ソル(875円)だそうです。



ってそれ個人で行くのとおんなじ値段じゃん!!!!
意味がわからないんですけど。


プーノの勘定はまったくもって理解できません。



ところでチバイの情報によりますと、外国人は値段が高いというのは元々入手済みで、そのほかに

・到着してからも金を取られる
・おみやげを無理矢理買わされる

という話も聞いております。
実際どうなのか、見に行ってみましょう。



船に乗ったのは昼の1時ごろ。

船乗り場の近くでは自転車を持った人たちであふれています。
どうやらサイクリストのイベントをやっているみたいです。



が、ウロスが目的の今の自分には関係ありません。
人だかりを横目にチケット屋を目指します。

ツアーではない場合も簡単にチケットを買うことができました。
そこらへんで呼び込みもしていますし、いくつかあるチケット売り場も「Uros」という文字がデカデカと書かれているのですぐにわかるはずです。


チケットを買ったら指示された船に乗り込みます。





もっと大きくて立派な船もあったのですが、それは多分別のチケットかツアーに申し込まないといけないのではないかと思います。

30分くらいで着いてしまうので、これで十分。


「5人以上乗り込んだら出発するから」

と若い船員。
客は次々と入ってきて、計17人になりました。
みんな水を持参しています。


…あの、自分水もなんにも持ってないんですけど。
さらには朝食と昼食も食べてないんですけど。
大丈夫かな。


では、出発です。



徐々に離れていくプーノの町。




走るごとに増えてくる、水から顔を出している長い植物。
それが道を作っています。


奥にカラフルな家々が見えてきました。



小さな島のうえでサッカーの試合の真っ最中。



浮島もちゃんとあります。
家は思っていたよりも普通ですね。


そして辿りついたのが、こちら。



スペイン語ではないここの言語で船に向かいあいさつする男女。
乗った船によって泊まるところが違うようです。



上陸しますと、



草だ!

トトラという葦(あし)の一種だそうです。
たしかに高校生のころ吹いていたオーボエのリードに形が似ています。

が、この植物、見た目よりずっと柔らかいのです。





茎の中がふにゃっとしていました。

踏み心地もフワフワしていて不安定。
ちょっと歩きづらくて変な感じでした。



わーすごーい
でも船酔いでちょっと気持ち悪ーい


※船酔い
乗り物に対して極端によわい自分が軽度の酔いですんだので、ほとんどの人は酔わないと思います。揺れもあまりありませんでした。酔い止めの薬は飲む必要なし!



と、辺りを見回していると、
「ちょっとここに座ってて」
と船頭さん。

そして先ほど迎えにきた男性がなにか話し始めましたよ。
あれ? ツアーには参加してないんだけどな。


挨拶のあと、どうやらこの島の説明をしているようです。
スペイン語なのでほとんど聞き取ることができませんが、ミニチュアを使っていたのでうっすらと理解できました。



どうやら、土のブロックのようなものの上にトトラを敷いていくということらしいです。
地面に敷くのかブロックを沈めておくのかは謎。



それから、トトラと同じものかどうかはわかりませんが植物で作った家をその上にポンポンと乗せていきます。
強風でひっくり返ったりしないのかな。



そのあとは、土を焼いたかまどや鍋、植物で作った船などが登場。

まあそんな感じらしいです。(適当)



説明が一通り終わり、それぞれ少人数にわかれて家を見せてくれるということですが、お土産を紹介している間に自分はこっそり抜け出してまわりを見て回ります。



巨大なパラソル。
ここでは雨期だとかなり大変なのではないでしょうか。
どうやって過ごしているのでしょう。




先ほどミニチュアで見たかまど。

食料はおそらく、個人個人がモーターボートを持っていたので、魚以外は町まで買い付けに行くのでしょう。
昔は手漕ぎだから大変だっただろうな。




さっき座らされたトトラの束。
断面はこんな感じになってます。




本当に下までトトラがつづいてる!

ちなみに、船の人に聞いたのですが、このトトラとそこら辺に生えている緑の植物は違うものらしいです。
名前を聞いたのですが忘れてしまいました。


    ↑この緑の長いのと下に敷いてあるものは違う植物


しばらくすると、トトラでできた観光ボートのようなものがやってきて、みんな乗り込んでいます。

10ソル(350円)で別の島へ行くみたいです。


え! お金取るの!?


乗りたくないんですけど。

と最初に乗ってきた船員たちに言いますが、
「大丈夫だから、こいつは俺の友達だから、あとで迎えに行くから」
と結局乗らされる自分。

なんかだまされた気分。


チバイのカフェで聞いた「島でもお金を取られる」とはこういうことだったのか…



「最初のボートでも行くならそっちに乗ってくのに」とふてくされながら観光ボートに乗り込みました。

船のうえでは子どもたちが歌を歌っています。
日本語の曲も出てきたのですが、こちらは聞こえないふりをして総無視。


日本語かなり間違えてるし、一緒に乗っていた中国人カップルに向けて歌ってるのも失礼だし、自分は子どもが苦手だし…


予想通りチップを求めているようですが、湖を見つづけたおかげかこちらには来ませんでした。



お金がある人は存分に使った方が旅行は楽しいです。無理して節約しようとしても辛いだけなのでお気を付けください。



すぐに大きな島に到着。
こちらも同じく草でできた浮島になっています。









広さはそれほどでもないのですが、お土産屋のほかレストランや売店もあるようです。




って高っ!!


プーノなら3~4ソルで食べれますけど。
まあこんな人里離れた場所だったらしょうがないでしょうね。




…いや、めっちゃ人住んでますけどね。
人里離れてなかった。


話に聞いていた「土産物を買わされる」ことはまったくなく、むしろ店員はおとなしすぎるぐらいでした。
どんなに呼び込みしても買ってくれなくてくたびれてしまったのでしょうか。

そう考えるとなにかちょっと買ってあげたくなりますね。
買いませんでしたけど。



見晴らし台から見ると、こんな感じになっています。



広いせいなのか古いせいなのか、さっきの島より下の植物がべちゃっとしています。

強風が吹くと地面が揺れました。
ちょっと楽しい。



いけすもありました。
漁もしているとは思いますが、育ててもいるんですね。



こちら、川マス。
スペイン語でトゥルーチャといいます。

でっかいのが数匹まぎれていますね。



こちらは水道。



地下22mまで続いているそうで、きれいな水が出てきます。
この横の棒を上下に動かして水をだすという、昔の井戸のくみ上げ方式。
ほら、形はかなり違いますが『となりのトトロ』でも出てきたでしょう?

ちなみにこちら韓国製だそうです。



泊まれる部屋もあります。



値段は聞きませんでした。
聞いてみればよかった。



湖の景色。



 

丸く囲うように家が並んでいます。
空が晴れてくれたおかげで、きれいな景色を見ることができました。




あ!
タンクがあるということは温水シャワーも出るようですね。





顔は映っていませんが、この人が船頭さん。
植物や水道の話はこの人から聞きました。



午後3時をすぎ、そろそろ帰宅時間。
みんな船に乗り込みます。

船の後部には小さなおんぼろエンジンがつんでありました。
これで動いているようです。

操縦は後ろにある舵。



こんなちっちゃいの。



この棒で操作。
けっこう単純な構造なんですね。



来た道をそのまま戻り、プーノへ到着です。

お世話になった船頭さんには少ないですがチップを渡しておきました。

本当ならあげなくても大丈夫。
乗っていた人はみんなプーノに着いたとたんさっさと降りて去っていきましたから。



といった感じで、ウロス島観光はこれにて終了。

ものすごい感動はありませんでしたが、草でできた島に立てたのはなかなか興味深かったですね。
揺れる島を体験できたのはおもしろかったと思います。


チチカカ湖にはまだ何個か島があるらしいのですが、そんなに興味がなかったので行きませんでした。


おしまい。




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湖畔の町プーノ3、オカリナ吹いてたらセビーチェをおごってもらった話




前回、プーノでのバスキング(路上パフォーマンス)は好調だと書きました。

その後、何度かトライしたのですが、警察に追い払われてしまいました。


というかね、言ってることがみんなバラバラなんですよ。
中心部の広場であるプラサ・デ・アルマス付近でやっていたら、

「ここは禁止だ。むこうの角を曲がったところにある通りでやりなさい」

と言われて、そっちに行ったら別の警官が、

「ここはダメだよ。プラサ・デ・アルマスでやって」


ってどっちだよ!!!

意味がわかりません。



以前チップをくれた警官もいたし、

「ここでやっても大丈夫。みんなやってるよ」

って町の人たち聞く人みな言ってるのに!
どういうことなの。




場所を追い出された悲しみにくれながら、チチカカ湖のほとりでひとりオカリナ練習。

すると、後ろで男性から声をかけられました。

「いやね、ぼくも楽器をやってるんだよね。ケーナとサンポーニャを祭りの日とかに吹いてるんだけどね。あ、ぼくはすぐそこのセビーチェリアの人だよ。それにしてもその音いいねぇ。なんて楽器なの? 遠慮しなくていいよ、ささ、吹いて吹いて」


※ケーナ
南米に伝わる縦笛。尺八のような音がする。

※サンポーニャ
パンフルートともいう。下に写真が出てきます。

※セビーチェ
海鮮をレモンでしめた料理。セビーチェリアはセビーチェ屋のこと。こちらも下に写真が出てきます。


「寒くなってきたし市場でトイレットペーパーを買いに行かないといけないからもう帰る」

と言うと、家からトイレットペーパーをプレゼントしてくれ、しかもホテルの近くまでバンで送っていってくれました。


そして
「明日セビーチェを食べにおいでよ。ぼくの楽器を見せてあげるからさ」

明るい笑顔、そして20ソル札(700円)のチップを残して去っていったのでした。




翌日の昼、約束どおりにセビーチェリアへ行くと、かなりの賑わいを見せる店内。

外から見るよりも内装はずっときれいです。


    ↑外から見た店


接客に忙しそうだったのでメニューを見ていると、こちらに気がつき手を振るダニーさん



※ダニー
名前違ったかもしれない(失礼)。いまだに名前と顔を覚えるのが苦手です。


席に座らせて早速セビーチェのセットを出してくれました。



    ↑左は魚のスープ、右はチチャモラーダという紫トウモロコシのジュース。真ん中は leche de tigre(レチェ・デ・ティグレ)。トラの乳という名前だが、実際はセビーチェの汁だった。すごく酸っぱい


    ↑つづいてメインのセビーチェとchaufa(チャウファ、チャーハンのこと)が出てきた


    ↑trucha(トゥルーチャ、川マス)のセビーチェ


辛いタレが各テーブルに置いていてセルフで辛さを調節する仕様のため、ここのセビーチェは辛くありません。
これなら辛いのが苦手な自分でも食べられます。

お腹が減っていたので酸味の強いセビーチェにもかかわらずガツガツ食べていると、ダニーさんはサンポーニャと祭りのポスターを見せてくれました。



    ↑下の大きなサンポーニャは低音でデカい音が鳴る。きっと値段は高い



    ↑一番右の縦長のと真ん中あたりの白黒の写真にダニーさんのお父さん載っている。隣町の祭りのポスターのようだ



    ↑ここのセビーチェリアの広告


セビーチェ代は無料でいいし、小さめのサンポーニャとポスターもくれると言い出すダニーさん。
サンポーニャは欲しかったのでとても嬉しい! でもポスターは雨でぐちゃぐちゃになるからいらないと断りましたが、どうしても持っていけと言うので受け取りました。

その町に行ったらこのポスター掲げてバスキングしてみようかな。


    ↑サンポーニャをゲット! 2つ重ねて演奏する


さらに、
「今2階が人で埋まってるからオカリナを吹いていったらいい」
と提案してくれました。

楽器を演奏してチップをもらう場合、中南米ではレストランやカフェなどに許可をもらって中で演奏するのが主流なのです。


ですが、自分はまだレストランではやったことがありません。
閉鎖空間で演奏するのも、強制的に曲を聞かせるのも、ちょっと抵抗があって…


しかしこれはチャンス。
やってみようかな。

でもやっぱり緊張する!
どうしよう。


「じゃあここに立って、2曲ぐらい吹いたらテーブルを回ってごらん」
とダニーさんは言いながらテレビの音量を小さくしています。

 
    ↑2階は窓からチチカカ湖が一望できる



緊張の一瞬。







    ↑店のスタッフが撮ってくれた


「una ayuda, por favor.(援助お願いします)」

と言いながら自信なさげにテーブルを回ると、なんと全テーブルの人が入れてくれるではありませんか。


やっぱりレストランで吹くのってすげー。
効率的。

でもやっぱり自分は演奏の腕にそこまで自信がないので、あまり積極的にはできないかなぁ。



    ↑たったの2曲で10ソル弱(300円位)入っていた


ちなみに吹いた曲は『千と千尋の神隠し』のテーマ曲「いつも何度でも」と「コンドルは飛んでいく」。

やっぱり地元曲は強いですね。
吹いた瞬間、シンッと静まりかえりましたもん。



ダニーさんにお礼を言って一緒に写真を撮り、ここでお別れ。

その足ですぐ近くのジムへとやってきました。
前回チチカカ湖の周辺を散歩してると書いたじゃないですか。
そのときに気になっていたんですよね。

町の中心部にもいくつかジムがあったのですが、ここは見るからに安そう。
そこで、そのうち入ってみようと思っていたのです。




実際とっても安く2.50ソル(約87円)で一日使い放題。
器具はすべてふるくて種類も少ないですが、窓からの眺めはすばらしかったです。
ダンベルやベンチ中心で運動する場合はここでも十分だと思います。

ただし、リマやアレキパではついてくれたトレーナーは、このジムではつかない模様。







帰りに船着き場の通りに並んだ行商人たちと会話をして帰りました。
そのうちの一人が言うには、

「警察にあらかじめパスポートを見せて許可をもらえば邪魔されずに路上演奏ができると思うよ」

とのこと。


ちなみに追い払ってきた警官はこの前
「夜になれば俺たちは来なくなるから」
と言っていました。

でも夜は人通りが多すぎたり暗さや寒さなど色々不便なことが多いんですよね。


うーん、もうちょっと気軽に昼間演奏できる場所はないものでしょうか。




次回はチチカカ湖に浮かぶ草の島、ウロスを調査。


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湖畔の町プーノ2、街を探索、そしてバスキング

ホテル


ルイスさんの家を出てどこへ行ったかというと、最初に泊まったホテルに戻ってきました。

もっと安いところにしてもよかったのですが、ここのスタッフたちがこちらに親切にしてくれて、すすんで情報もくれ、部屋もきれいで熱いお湯が出るのが気に入りました。

ネットはチバイのほうがなぜか強かったです。
なんででしょうかね、こっちのほうが圧倒的に大きな町なのに。
標高のせい?
それともこのホテルのwi-fiが弱いだけだったのでしょうか。

ネットは弱くとも、ロビーにあるキッチンを使わせてくれたのは非常にありがたかったです。
コーヒーやインスタントラーメンなど安くすませることができました。

どのホテルに泊まっていたかというと、この hostal el inti というところ↓




    ↑細い路地に入口がある


    ↑スーパーの plaza vea や駅の目の前。メルカド(市場)もすぐそこ。隣に中華料理屋がある。立地が完璧!


市内


それではこれからゆっくりプーノの町を観光するとしましょう。


街のなかに線路が走っています。



これは市電ではなく、ちゃんとした電車みたいです。
夕方5時30分すぎに貨物列車が通っていました。
人が多すぎて、駅に着く100mを30分かけて通っていました。


小さいけどゲームセンターもいくつかあります。



ダンスダンスレボリューションみたいなゲームと『鉄拳』などの格闘ゲームが中心でした。


街の中心広場、プラサ・デ・アルマスへ。



この辺はかなりオシャレな造りの建物が並んでいます。
観光客向けの店も多かったですね。

国境が近いせいか両替所が豊富でした。
銀行もちゃんと各種そろっていて、めちゃくちゃ久しぶりに ATM 手数料がかからない Banco de la Nacion の Multi Red を使用。
チバイでは違う ATM しかなかったので。




広場の正面にはカテドラル。
入ってみましょうか。





中は石と木の素材まんまでできていて、わりと地味な感じ。



でもこの板張りの床に反射する太陽光がいい雰囲気ですね。
教会だけは観光色に染まってなくてよかったのではないかと思います。



今度はホテルの近くにあるピノ広場。



ここのソフトクリームがかなりおいしいです!
たまにしか開いてないけど。
小サイズ1.50ソル(約52円)。

ここプーノは寒く、特に曇りや雨の日は相当なのですが、アイス屋がたくさんありました。


なぜ!



広場ちかくのピザ兼カフェ屋でコーヒーを飲んだり、道で売っているウズラのゆで卵やヘラティナ・コン・ポンチェ(酸っぱめのクリームが乗ったゼリー)を食べたり。

のんびりした明るい広場で、ここはなかなか気に入ってます。



つづいて、プーノといえばこちら、チチカカ湖。
こちらも歩いてすぐです。



水はそんなにきれいではないけど、プーノの町を見渡すことができます。

湖のまわりを歩いていると、



え、なにこれ?


サボテン…かなぁ。

よくわからないオブジェがありました。
この辺で売っているハンバーガーを食べながら湖周辺をブラブラ。

中心部から離れているせいか、思ったほど人は多くありませんでした。



ものすごくお久しぶりなスーパーでは、これまたものすごく久しぶりに見た reyenito(レジェニート)が!!!!



ずっと食べたかったチョコパンです。
おいしい!

旅のおともだったマーブルチョコの chinchin(チンチン)パーティサイズもあったのですが、チバイのカフェオーナーフレディからもらったチョコがまだあるので買いませんでした。


ところで、ここで気づいたことがあります。
スーパーが久しぶりすぎて、金銭感覚が半分抜け落ちていたのです。
愕然としました。
こんなに物の値段がわからなくなってるなんて。
ちょっとショック。



前も書きましたが、こちらの食堂は安いところが多いです。



こちらお気に入りの食堂。
ほとんどが3ソル(105円)ですが単品なので、そこまで量がほしくないときに便利でした。
他店のmenu(メヌと読む、スープやドリンク付きのセット料理)も4ソル5ソル(140~175円)とお安い!


中華料理屋もたくさんあり、アレキパでハマった pollo tamalindo(ポジョ・タマリンド)を注文しました。

が、



なんかプーノのポジョ・タマリンドはあまりおいしくない…

アレキパのは鳥がから揚げになってるんですよ。
で、オレンジの甘いたれも、もっとこうトロっとしてて味も濃くて。

うーん、こっちのは高いだけでしたね。


レストランでシェフを募集している張り紙がいくつかあったので、料理の腕に覚えのある人は雇ってくれるかもしれません。

ちなみにチバイで聞いたバイトの平均給料は、一日30ソル(1050円)前後だそうです。




ほかに、
・webカメラを探す(60ソル(2100円)でゲット)
・SAGOJO school for ライターの課題執筆(無事書き終えたけど落選)
・新しい眼鏡を探す(ボリビアのほうが圧倒的に安いということでここでは買わず)
・ニコ生と twitch で生放送(ネット回線が悪くて低画質のプツプツでした)

といったことをやっていました。
それからもちろん、これも。

バスキング



この写真じゃわからないか。
バスキング(路上パフォーマンス)してきましたよ。

見た目が派手になった自転車が功を奏したのか、50分でこれまでの最高額30ソル(1050円)を達成。



プーノの人々は裕福なのかもしれません。


別日には日曜日で人が少なかったのですが、それでも1時間15分で25ソル(875円)と好調。



さらに、向かいに座ってお菓子を売っていたおばあちゃんにもチップとクラッカーなどをもらいました。




しかし順調だったはずのバスキングが怪しい雲行きに…

以降次回につづきます。


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湖畔の町プーノ1、お泊りとトトラニ




プーノについて3日目。

観光もそこそこに、ここに来る道中で会ったルイスさんに電話をしました。
なかなか出なくて何度か電話屋を使い、ついにコンタクト成功。
プラサ・デ・アルマス(中心広場)で待ち合わせします。


    ↑電話屋。こちらでは locutorio ロクトリオと呼ばれてるのかな


「では明日きみのホテルへ行くから。準備しておいて。で、うちに荷物を全部置いてから自転車を直しに行こう」

という話がポンポンと決まり、次の日10時に迎えにきてくれたルイスさん。


彼の家はプラサ・デ・アルマスのすぐ近く。
3匹の犬が嬉しそうに飛びついてきます。

荷物を置き、寝る場所を作るためにテントを貸してくれました。
もとは茶の間だったところにさっそく張ります。


    ↑毛布とクッションも貸してくれた。このあと自分の寝袋を敷いてできあがり



休む間もなく自転車を持ってメルカド(市場)へ。


自分としては、溶接所で荷台の壊れた部分をくっつけておしまいのはずでした。
でもルイスさんの頭のなかではそうではなかったらしく、あちこちを歩き回る2人と1台。

一体なにをする気なんだ。


部品や新しいキャリアを買い、手の空いてる溶接所を探します。
どうやらこの自転車、改造されるようです。

ルイスさんが買ったキャリアはコロンビアで見たものとまったく同じタイプ。
この自転車にはつけられなかったので断ったものでした。

どうやって取り付けるつもりなのか、もうずいぶん古いのにこれ以上手を入れてもいいものなのか、本当に大丈夫なのか、不安がうず巻きます。


ルイスさんの知り合いの溶接工はみな忙しいらしく、小さな自転車屋に辿りついた一行。

金属棒とキャリアを接合して留め具のところまで伸ばしたり、脚を曲げてディスクブレーキにぶつからないようにしたり…

ねえ、ホントに大丈夫なの?


目を離している隙にずっと使っていたキャリアを勝手にいじられ、暴れる自分。

だってこれ、こっちでは売ってないんですよ!?!??

危なく使えなくなるところだった……



なんとか無事に手術を終えた自転車。

かなり強引なやり方で取りつけたキャリア、元々つけていたのはリア(前部)につきました。
ねえこれ、走ってる最中本当に壊れない?

不安でしょうがありません。


費用は全部ルイスさん持ち。



    ↑こんな姿に。おいたわしや


    ↑ビフォー


    ↑アフター。青いキャリアバッグはルイスさんの私物をもらった


ということで、自転車がレベルアップ!
てれててーてーてーてっててー

積載量 UP!
注目度 UP!
小回り度 DOWN!
耐久度 DOWN!


…これからどうなるのでしょうか。



ご飯もルイスさんの家でご馳走してもらいました。



こちらは夕食。
ペルーでは昼食にがっつり食べて、朝と夜は軽くしか食べません。

この日は手作りクレープとピザパンとコーヒー。
とってもおいしかったです。


その後は、まだ小学生の息子アンドレイ君と銃のおもちゃで遊びました。
クッション素材の弾を盾で弾き返したり、電気のスイッチを消したり、壁で跳ね返して相手に当てる跳弾の練習をしたり。

ひとりになってからはブログの下書きやゲームをして、就寝。




翌日、家族で出かけるというのでついていくことにしました。


ルイスさんとおばあちゃん、娘とその友達、それから観光案内の仕事をしているルイスさんの弟と一緒にワゴンに乗ります。

自転車でやってきた道を少し戻り、Totorani(トトラニ)という滝へとやってきました。






    ↑滝の後ろの光景


    ↑牛飼いもここに来るみたい




足の悪いおばあちゃんは車で待機、他みんなで崖の下へと降ります。

その間にいろいろな高山植物が見られました。


    ↑とげとげしいつぼみ


    ↑ふさふさのついた白い花がまぶしい


    ↑こちらはハーブに使われるそう。離れていてもかすかに青くさい匂いがただよってくる


すぐに滝のふもとに到着。
女の子たちは岩にのぼり、男性陣はカメラや装置を取り出します。











どうやら弟さんの仕事で使う写真を撮りに来たようです。
ちなみに彼はちょっとだけ日本語を話せました。
さすが観光の仕事をしてるだけありますね。


そんな彼らを差し置いて、ひとり滝を見に行きました。



水しぶきがすごい!



上には人が多数見えました。
けっこう有名なところみたいですね。


撮影がおわって雨が降るまえに帰り、あとはみんなゆっくり休息。

wi-fiが若干届いているみたいだったので、少し使わせてもらいます。
ここで、去年から記事を依頼されていたところをやめました。




今日も息子と遊んでいると、部屋へ入ってきたルイスさん。
手には以前もらったというグッズがたくさん。



雨用ポンチョにウォーターボトル、帽子、雨除けスリーブなどなど。
ルイスさんも1年ほど前に自転車でペルーをまわったそうで、そのときのスポンサーになっていた会社からもらったそうです。

Claro はペルーの有名な携帯電話・ネットの会社。
旅行資金はここと、家の近くのレストランが全部まかなってくれたそうな。



翌日、ルイスさんはアレキパへ行くということで、半分追い出される形で家から出たのでした。


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30km徒歩でプーノへ…ってあなたチャリダーじゃなかったっけ? ~ Puno




真っ暗な小屋のなか、差し込んできた光で目が覚めた。
となりに寝ていたはずの息子が起きてドアを開けたらしい。

朝ごはんを作ってくれると言っていたが、裕福な家でもないのに無料で何度もごちそうになるのも悪いので、出ていくことにした。


ティキジャカというこの小さな村を出るときも、おじいさんがついてきた。
朝から酔っ払っている。

昨日泣いていた少女とすれ違う。
あんなに帰るのがいやだと言っていたのに、今朝はけろっとした顔をしていた。


「ここでいいから」とお礼を言って別れたが、そのあとすぐに雨が降ってきたので村の入口にあるガソリンスタンドでちょっと雨宿り。

昨日も会った、給油をなりわいとする夫婦。
笑顔で「休んでいけ」と言ってくれ、奥さんがわざわざプラスチックの椅子を持ってきてくれた。

黒い雲が立ち込めているが、奥には青空も見える。
きっとすぐに晴れるだろう。




予想通り雨はやみ、やがて太陽が見え始めた。
そろそろ行こうか。


村からすぐの坂を登りきるのに、1時間近くもかかってしまった。

空気が薄い。
道が悪くてタイヤが取られる。
体の疲れが残っていてつらい。

坂の上から遠く、湖が見えた。

 




坂のあとは平地がつづき、時々のぼり坂が現れる程度。
しかしこれまで同様、石だらけの道は先までのびている。

これでは、荷台の骨が折れてしまったこの自転車にはこたえることだろう。
乗ってしまったら、縦の衝撃で曲がってしまうか、下手すれば他の場所も折れてしまう。

プーノまでは30kmほどあるが、ここは押して歩くしかない。



    ↑こんな道。カバニージャスのホテルのおじさんは途中から道がよくなるって言ってたのになぁ



    ↑休憩中に食べた小さなマシュマロ。イマタ村で0.70ソル(約24円)と安かった


歩く。
休憩。
歩く。
休憩。


約6時間ほど歩き続け、また村に着いた。

見た感じここにはホテルがありそうだったが、もうすぐプーノに着くはずなので、今日はここでは終わらせない。

とりあえず遅い昼食を食べよう。
おそらくプーノのレストランは高いだろうと予想していた。
5ソル(175円)の昼食セットを頼んだ。


実はプーノでは3~4ソルの飯屋が普通にたくさんあることを、このときはまだ知らないのであった。


    ↑Ciudad De La Humanidad(シウダッド・デ・ラ・ウマニダッド)という村。意味は「人間の町」


村を通り抜けて坂をくだる。
すると、奥に湖、そしてそのふもとに家の塊が見えた。

あれが…プーノ?



あいかわらず道が悪いので自転車には乗れない。
ゆっくり押して坂をおりた。


町らしい通りには出たが、あまり活気がないようだ。
道で飲み物やスナックを売っているおばさんに聞いてみる。
「ここはプーノなのか」
この辺の人にとってみればちょっとおバカな質問だ。

ここはたしかにプーノだが、中心部はもっと奥らしい。


お礼を言って去ろうとすると、おばさんは水のペットボトルを1本くれた。
もう町に着くので本当は必要ないのだが、それでも彼女の好意は素直に嬉しい。



言葉通りの道を行くとすぐにそれは現れた。


    ↑「プーノへようそこ」と書かれている



    ↑坂下に見える町、プーノ。チチカカ湖に接する町ということで名前は知られているが、大きさでは隣のフリアカのほうが大きい



    ↑山の真ん中まで家はつづいている


適当に道を進み、適当に見つけたホテルに泊まる。
値段は30ソル(1050円)とそこそこだったが、wi-fiはあるしトイレは個室で部屋についているしお湯もちゃんと出る。


荷物を置いてシャワーを浴び、さっそく街中へと繰りだした。

観光者向けの通りではパレードが行われていた。
今はカルナバル(カーニバル)の時期なので、その関係だろうか。








以前体験したペルーのカルナバルは水かけ祭りだったが、こちら南部では水風船やインクではなく、洗剤の匂いのする泡をかけ合うようだ。
しかもその泡、すぐに乾いてなくなってしまう。
残るのはその匂いだけ。
さらに、知らない人には遠慮してあまりかけてこない。

こっちはすごくいいね。
同じ標高でも中部地方とは大違いだ。



 
    ↑ここで豆知識。この泡は火をつけると燃える。チバイで子どもたちがやっているのを見た



中心広場の周囲をかるく探索。

ちなみにペルーではなぜか中心広場はどの町も「プラサ・デ・アルマス」という同じ名前が付けられている。
メキシコでいう「ソカロ」と同じような感じなのだろうか。
でもソカロは固有の名前じゃなくて総称だし……なんで同じ名前なんだろう?


    ↑看板に「地球の歩き方」の文字が。日本語を見ると少しハッとしてしまう


本当は前に会ったサイクリストのおじさんに
「プーノに着いたら電話して。家に泊めてあげるから」
と言われていたのだが、ひとりでゆっくりしたかったのと久しぶりのネットでの作業が待っているので、それはもうちょっとだけ後にしよう。

ここでは自転車の修理をはじめ、やることがかなりある。
一個ずつ消化しなくては。


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コックで占い師見習いの娘のいえ ~ Tiquillaca




カバニージャスからホテルのおじさんに見送られて出発。

事前に情報を手に入れていた通り、おじさんも「Juliaca(フリアカ)は危険だ」と言っていた。
フリアカ方面のほうが道路は整っているらしいが、あまり入りたくはないので裏道からプーノへと向かう。





道を少しだけ戻ってMañazo(マニャソ)方面へ。
おじさんの話では、最初はガタガタだけど途中からすぐにきれいになるらしい。





山道を歩き、歩き疲れて休み、そしてお腹が減った。
道ばたで休んでいると、タクシーやパトカーがこちらの様子を見に来てくれる。

「乗せてくかい? 15ソルでプーノのホテルまで」
「もうちょっとでマニャソだよ。僕たちはこの辺ずっとパトロールしてるから」

そんな話をして別れた。

息がすぐに上がってしまう。
酸素が少ないようだ。

坂を登りきり、マニャソ村へ。


    ↑村が見えた!



    ↑広場へ


ここも広めできれいな村だった。
もしゆっくりできるのならここでも一泊して観光するのだが、まだ昼だしせっかく晴れているので、天気が崩れるまえに先を急ぐことにする。

教会を見学してから昼食を食べて、すぐに村を出た。











    ↑「来てくれてありがとう」と書かれている


畑が広がる道を走る。

この道はコンクリートで走りやすい。
景色もよくて、とても気持ちよく走ることができた。





こういう道を走っているときが一番楽しい。
自転車を使っていてよかったと思う瞬間だ。

ただひとつ気になったのは、途中で「ピン」という甲高い音が後ろから聞こえたこと…





10km先の村、Villete(ビジェテ)にはあっという間に着いた。
村に入るなり男性に声をかけられ、このあたりの話をする。

広場もきれいで、マニャソとは違って人は全然いないがここもステキな村だった。



そんな広場で気づいた。
荷台のつなぎ目が割れていることに。

さっきのピンはこれだったか!!




ショックを隠し切れない。
片側は無事なので何とかなっているが、このままではあまり激しく運転することは無理。

落ち着くためにここで一泊するか考えるが、こうなってはできるだけ早くプーノに着いたほうがいいだろうということでそのまま先を急ぐことにした。

山と緑の美が広がるなか、心中では不安が渦巻いていた。
これ以上壊さないためにあまりスピードは出せない。
しかもここから悪路に変わり、自転車をかばうため歩くことにした。




せっかくきれいなのに、自転車が壊れただけでこんなに不安を感じる。

よく思うことなのだが、長い付き合いのサイクリストと自転車というのは一心同体に近い存在になるのかもしれない。





    ↑道の脇には畑が広がっている


    ↑毒々しい色のたんぽぽ



さらに次の村、Tiquillaca(ティキジャカ)が見えたころには午後2時過ぎ。

この先には坂が立ちふさがっており、道もさらに悪い。
天気はいいけど、ずっと砂利道と坂がつづけば休憩もたくさん必要だろう。
さらに自転車の負担を減らすために、無理なペダリングは避けたい。
となると、プーノまで8時間はかかる。

このまま強行突破で進むか、この村で泊まるか。
とりあえず村に入ってから決めよう。


中に入ってはみたものの、先ほどの2つよりパッとしない。
民家が集まった小さな村、という感じだった。
食堂もなく、もちろん宿もなかった。

広場にあった店で話を聞いてそのことを悟り、先ほどあったガソリンスタンドでテントを張らせてもらうかこのまま行ってしまうか考えていると、おじいさんが「こっちにこい」と言ってくる。
どうやら家に泊めてくれるみたいだ。

「隣は警察官が住んでいるから心配いらない」

というおじいさん。
心配だったが、その押しに負けてついていくことに。


木の扉をくぐると小さな庭になっていた。
奥にはさらに小さな小屋が見える。
そこに泊まらせてくれるようだった。


    ↑この子ネコはとても人懐っこかった


    ↑おじいさんと遊びに来ていた兄弟


村を見て回ろうとしたところ、おじいさんもついてきてしまった。
歯がなく言っていることが聞き取れないし、さらに酔っているようで同じことを何度もしつこく聞いてくる。
ひとりで練習しようとしていたオカリナも落としてしまいところどころ傷でへこんでしまう。

すべてにげんなりしてここを出ようかとも考えた。
もしここに彼の娘が住んでいなかったら、すぐに去っていただろう。

彼女はおじいさんの通訳を(といってもスペイン語からスペイン語へなのだが)してくれ、そこの暮らしについてひたすら説明してくれた。
こちらが暇をしないように気を使ってくれたのだろうか。




「畑があるの。見たい?」

ついて行ってみると、そこには大きな豚と子豚が数匹。
食べるために飼っているのだそうだ。
「お金が無くなったら売りに行くから、銀行みたいなものね」

それから麦やジャガイモが植えられている畑。
結構な大きさだった。
今まで走っていた道は全部だれかの畑になっていて、そこから村の食卓に並んだり時々町に売りに行ったりするのだという。


    ↑新じゃがらしい


自分が夕食が食べられるところを探していると言うと、今度はキッチンへ。
料理を作ってくれるそうだ。

本当は夜はほとんど食べないらしい。
寝るときに内臓が活動してしまうからだという。
普段は昼にちゃんと食べて、朝と夜は軽く済ませるのだそうだ。


手の甲の日焼けを見たおじいさんが娘になにかを伝えた。
そして持ってきたのが、草。



かすかに青くさい匂いのするもので、これは怪我にいいらしい。
それを絞ってつゆを出し、ふたりで手の甲にこすりつけてくれた。
皮がめくれた手にはちょっと痛かったが、心地よかった。

そういえばコロンビアでもこんなことがあったっけ。


※ここでこすってもらった葉っぱはたしかサルディアと言っていたので、コロンビアと同じものっぽい。でも見た目全然違うんだけどなぁ。


娘は料理のつづきをし、遊びに来ていた女の子がお手伝いをする。



乾燥したフンと蝋(ろう)を燃料にかまどに火をつける。
これはミスミ山の小屋でも見た光景だった。

煙が充満して一酸化炭素中毒になりそうな勢いだったが、火が落ち着けば煙も消えるらしい。

鍋に穀物のようなものを入れて、煎っているようだ。





こちらパンがないときにこのように煎ってお茶と一緒に食べるらしい。
名前は忘れてしまった。
たしか"豚のパン"みたいな意味の名前だった気がする。



料理をしている間も色々なことを話してくれた。

3歳のころにお母さんが動物に噛まれて死んだこと。
おじいさんが昔コックをしていて、彼女も料理を学び、以前はプーノのレストランで働いていたこと。
おじいさんはコカの葉で未来を予知できるらしく、彼女も練習中なこと。
遊びに来ている兄弟は母親に育児放棄されていて、しかも暴力も振われていること。


それから、チバイのカフェでも話のタネになっていた"豚の顔"を見せてくれた。



ペルーではこれを調理して食べるらしい。


そんな話をしている間に料理はできあがった。



食べている途中、遊びに来ていた兄弟の母親が探している、とここに住む息子が2人を呼びに来た。
「帰りたくない! おねがいだからここにいさせて」と泣く姉。
しかし2人は帰っていったのだった。



暗くなり、雨が降ってきた。
しだいに雨足が強くなる。
庭に置いていた自転車はブルーシートをかけてもらった。

ベッドが3つあり、そのひとつを貸してくれた。
ビデオを一緒に見ながら、そのうちみんな寝てしまった。


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山と川と線路と汚いトイレ ~ Cabanillas




朝食は5ソルと安い。

宿のおじさんとおばさんと話をし、彼らと犬に別れを告げた。
今日はちょっと遅めで10時出発。


    ↑昨日のヒョウがまだ残っていた


美しい景色を写真におさめながら走る。
大した距離ではないのでのんびり。



    ↑線路や川と共に進む



    ↑標高3930mらしいですよ! 寒い!



    ↑ちょっと変わった建物を発見。元駅かなにか?



    ↑アルパカ!



    ↑山の地肌が見えててごっつく見えるね



    ↑次の町までもうすぐ!


昼の1時にCabanillas(カバニージャス)に到着。
もう少し進んでもいいが、こっちのほうが大きな町だと聞いていたので今日はここで休むことにする。


ホテルを探す。

町には3つほどしかなく、ひとつは10ソル(350円)と格安。
扉の向こうは小さな長屋のようになっていて、それぞれ小さな部屋の扉が並んでいる。

バストイレはあるが共同で、あまりきれいじゃない。


もうひとつ、バス停についているホテルも訪ねてみる。
こちらはもっと大きな部屋とベッドだったがかなり古く、掃除もきれいにされていない。
どうやらここのおじさんはバスの受付と宿の経営を両立しているらしく、忙しいみたいだった。

ゴミ箱も片付けられていないしドアも壊れているが、広い室内と寝心地のいいベッド、熱いお湯が出るシャワーそれに誰もいないホテルにひかれてこの20ソル(700円)の部屋に一泊することにした。


しかし、衝撃の事実。

その後続々と泊り客が!!
おじさんは誰も来ないだろうって言ったのに!


だってね、こっちの人たちはトイレを汚く使うんですよ。
2つ前のホテルだって便座におしっこがかかってたり、酷い使われ方をしていたんです。

今回も例にもれずそうなったそうな。

話を聞いたところ、近くの山の鉄塔修理に来た人で普段はこんなに泊まらないとのこと。



大きい町だと聞いていたが、サンタルシアとそう変わらない。
木陰の線路。
古い駅。
落ち着いた町と人。








サンタルシアのほうがちょっとさびれてはいたけど活気があったかもしれない。
それでもこのゆったりした空気はけっこう好きだった。

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