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海外であると便利な能力 — チャリダー編



ぜったいに必要ではないけれど、
旅行する上であると嬉しい、
"あると便利"な能力を、
そのなかでも一握りですが大きくまとめて4つほど書き出していきます。

今回はチャリダー用なので、バックパッカーや普通の旅行者は当てはまらない物もありますのでご了承ください。




【英語・スペイン語・フランス語・中国語】

これはあくまで必須ではないです。
言葉がしゃべれなくても全然行けちゃう。
だれかの家に泊まったりしない限り普段そこまで話もしないですし。

でも語学力があれば非常に便利です。
当たり前ですが。


  「海外にいても語学を話せるようにはならない」


中学の先生に「旅行してたら英語は話せるようになると思うよ」と言われました。
自分もそうだと思っていました。


話せるようにはなりません!


多少は覚えていきますが、語学は語学として勉強しなければ、会話をきちんと成立させるのは厳しいと思います。(言語能力・コミュ能力にたけている人は除く)
さっきも言ったように全然しゃべらずにすごすこともでき、そっちのほうが断然楽なので、結局そっちに流れてしまうんですよね。
全く勉強にならないという。

出発してから自分で勉強しようにも、自転車移動のばあい常に移動しないといけなくて時間もそこまで取れませんし。
話しながら辞書を引くにしても、たった一文言うだけでもものすごく時間がかかってしまい、これでは会話になりません。


自分は英語はそこそこ勉強していたんですが、リーディングライティング中心だったので英語話者でもコミュニケーションを取るのに苦労しています。(というか日本語すら元からそんなに上手く操れない)
筆談だったらいけるんですが、時間がかかるのでとてもいい手だというわけではなかったです。

スペイン語も高校生のころからちょこっとずつ勉強していました。
真面目にやっていたわけではなかったのですが、知識があったおかげでスペイン語文化には入りやすかったです。
ちゃんとした会話はできないのですが、ひとつだけ
「なんで〜についてそんなに詳しいの?」
という文章をテレビのスペイン語講座で笑い飯がネタにしていたのを覚えていて、メキシコに着いてすぐにそれを使え、レスポンスがもらえたのが嬉しかった思い出があります。
文字の読み方が分かっていたのも大きいですね。



「言葉を話せると便利」



で、なにが便利なのかというと、まず安く旅行できますよね。

カウチサーフィンとかウォームシャワーとか、人の家に泊まることができるネットサイトがいくつもあるんですが、せめて英語は話せないとキツいと思います。
それらサイトを使ったことがないのでわかりませんが、おそらく泊めてくれる人の大半はその人とのコミュニケーションが目的だと思うんですね。

でも言葉が通じなかったら・・・・・
ホスト側ががっかりするかもしれません。


意思疎通ができればトラブルも減らすことができますし、色々な交渉もしやすくなります。

この”交渉”というのは旅にとってけっこう有用なスキルでありまして、
値段を安くしたり、知り合いを増やしたり、ちょっと無理な相談をしてみたり。

そんな旅の節約や質を上げるのに役立つものが、広範囲で利用可能な 英語、スペイン語、フランス語 の能力だと言えるでしょう。


  
「どこでも中国語」



中国語を挙げたのは、世界中に中国人がたくさんいるからです。

コロンビアなど例外もありますが、大抵どこの国でも彼らが経営する中華料理屋や安いスーパーがあり、とくに料理屋さんは中国人本人が作っていることが多いです。

このように中国人と話す機会を多く持てるので、もし中国語を知っていれば人と接する機会を増やせるはずです。
しかも海外で中国語を話す人というのはあまりいないので、驚いて向こうから積極的に話してくれるかもしれません。


以前エクアドルの中華料理屋にて、高校の選択授業で習って覚えていた「私は日本人です」というのを中国語で言ってみたところ、ものすごい速度で中国語をまくしたてられ
「あ、わかんないっす、わかんないっす(手をブンブン横に振る)」
という状況になってしまいました。

そんな楽しい出来事に出会えるかもしれませんよ。




【チェス・カード・ドミノ・石とりゲーム】

中南米で、そこら中の道端でおっさんたちがやっているのがこれら。
カード(トランプ)で多いのはブラックジャックやポーカー、麻雀みたいな3つそろえていくやつ(名称不明)です。

チェスやカードはヨーロッパでもよくあるんじゃないかな。まだわかんないけど。

石とりゲームというのは、コマを斜めに動かして相手のコマを取っていくゲームで、よくペットボトルのフタを利用してやっています。
やっぱり正式名称は不明。
     ↓こんなの


  
「これの何が便利なの?」



これらのゲームをやっている光景をよく見かけるので、混じれば仲良くなれます。
地域の人々の生活を積極的に見たい方などは、これらのルールを覚えておくといいでしょう。

その場その場でルールが微妙に違うこともあるので毎回聞いたり見たりして覚えないといけませんが、そもそもの基本ルールは一緒なので事前に知っておいたほうがスムーズです。


チェスはどこもルールが統一されていてチェス盤と時計が用意されている場所もあるのでオススメです。


  
「小銭稼ぎになる?」



おっさんたちがやっている場合、たいていお金をかけています。
したがって上手ければ稼ぐことができるかもしれません。
そこで、ゲームのプレイ能力が必要になるというわけです。

多くの場合プロではないので(チェスはたまにプロがやってるときもある)、カジノなんかよりも勝つ可能性は高いでしょう。

ただ、おそらく違法なので警察に見つかればおしまいです。
自分は責任取りませんよー。
まあこれは裏技ってことで、普通に混じって遊ぶ分にはいいんじゃないですかねぇ。(目線そらしつつ)

あと、和気あいあいとやっているなかで勝ちすぎると恨まれる可能性があります。
お気をつけください。




【楽器・歌】

これはコミュニケーションツールですね。

楽器は荷物になるので好きな物得意な物をそのまま持っていくのは難しいかもしれませんが、なにか代わりになる他の楽器を見つけるといいかもしれません。
たとえばドラムができる人はシャンベやカホンとか。それでもでかいけど。


  
「披露すると喜ばれます」



下手でもノってくれる人が結構多いです。
小さな村だと敷地内にキャンプさせてくれたり家に泊めてくれたりすることもたまにあるので、そういうときに演奏してみてはいかがですか。
上記の語学の章で挙げたカウチサーフィンなど短期ホームステイ的なコミュ二ティを利用する場合でも活躍するかもしれません。

歌は歌唱力があるなら日本語の歌で十分です。
余裕があれば現在流行っている現地の曲を覚えて歌ってみてもいいのでは。
相手の好きな曲だと喜ばれますし、言葉の勉強にもなります。


  
「バスキングに使える」



バスキングは路上パフォーマンス、大道芸のこと。
最近流行っているみたいですね、路上で演奏や歌を披露してお金を稼ぎながら旅行するスタイルが。

国や地域にもよりますし、ところにより許可が必要な場合もありますが、基本的にバスキングでお金を稼ぐのに商用ビザは必要ないようです
つまり合法的にお金が手に入るということ。

より多く稼ごうとするにはちょっとした知識が必要だったり楽器一本だけじゃ厳しいところもありますが、少しばかりの資金の足しにするくらいだったらいいのではないでしょうか。




【格闘技・社交ダンス・その他ダンス】

ラストはこちら。
格闘技も入れてしまいましたが、今回は"見せるためのもの"ということで一緒にしました。


  
「よく聞かれる率が高い」



 ねえねえ、空手できる?
 クンフー見せてよ!

というのは本当によく言われます。
自分もすこーしだけ空手をやってたのですが見せられるほどのものでもないので、人前でやるとなんだか微妙な空気になります。

格闘技はもしものときの護身にもなるでしょうし、身につけられるならそっちのほうがいいでしょうね。

 武道は見せもんじゃねぇ!!

って人もいるかもしれませんが、ちょっと突きや蹴りを披露するくらいならどうってことないのではないでしょうか。ねえ。



  
「ラテンアメリカは踊りの文化」



もし南米の人たちと仲良くなったら、高確率で誘われるのがダンス。
この地域では社交ダンスと同じく男女一組で踊るのが一般的なので、ステップだけでも身につけておくと一歩進んだ交流が可能です。

自分は踊れないのでよく断るのですが、その過程がすごく面倒です。
「なんで踊らないの?」を連呼されますからね。

ちなみにコロンビアのとある町の話ですが、彼氏彼女がいる人が他人と踊るのは浮気するのと一緒のようで、「他の子と踊ったのは秘密な」と耳打ちされました。


また、ブレイクダンスなどはバスキングにも使えるので、得意な人は曲を流せる機材を揃えておくのもおもしろいかと。
バレエなんかもいいかもしれませんね。




とりあえずこんなところでしょうか。
ほかにもあまり機会はないですがコンピュータ関連の知識もあるといいかもしれませんね。基本のソフトの扱いから組み立てや修理も含めて。
wi-fiなどインターネットの設定は旅行中でもいじくっていくうちに覚えていきますのでご安心を。

あと絵とか。
それから歴史や地質などの知識とか。
挙げればキリがありません。

まあ「芸は身を助ける」なんて言葉もある通り、身につけられるものは多いほうが便利です。



そんなところで。


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