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雪山と都市 Cayanbe





さあ、居心地のよかった場所を抜け出して今日も元気に走ろうか!



と、いきたいところなのだが、この日はちょっと体調が悪い。


「せっかくネットが繋がってるんだしもったいないから」と遅くまでパソコンをいじっていたのがいけなかったか。

つまり寝不足ってこと。



今日出て行くと決めたからにはそれを守る、変なところで頑固な自分。
いつもなら次の日に延ばすので、これはただの気まぐれです。





横手に見えていた高い山を半周グルッとまわる形で進んでいく。

山のふもとには湖が見えてなかなかきれいな場所だ。




三層の色に分かれた山。



それが、ほら、




四層に。




山が重なって一つに見えたのだった。
横から見るとこんな感じ。





ここから地味にキツいのぼりが続いていく。


距離的にはそんなにないのだけど、この体調でこの坂を乗り越えるのはかなりキツかった。



徐々に気温が下がってくる。
砂埃が喉に絡み付き、喉が痛い。


腹を減らし脚をガクガクいわせながら一歩一歩前進するが、進むごとに体の調子が悪くなる。


なんだか様子が変だ。

体のあちこちがピチピチチクチクした痛みが生じているし、頭がクラクラしてボーッとしてくる。



もしかして、高山病?





    ↑タンブルウィードのように転がるダンボール


    ↑タンブルウィード(西部劇によくある転がる枯れ草)





こんなところで苦戦するとは思わなかったが、なんとか坂のてっぺんに来ることができた。

カフェがあったのですぐさま入り、あったかいコーヒーを注文する。


カフェのおじさんにこの辺にホテルはないか聞いてみるが、あと20kmは進まないとないらしい。


都合のいいことにここはちょうど分岐点の真ん中であり、レストランや小さなスーパーがひしめき合っている。

ここでキャンプをしようか。

 
    ↑モハンダ湖のずっと右横にある分かれ道のところが現在地



テントを張るところを探していると、小スーパーの入口で食料品を販売していた男が、

「ここの道(上の地図でいうところの右側の道)を行くとciudad(都市)があるからそこにホテルがあるよ。15分で着くから」

と教えてくれる。


15分では絶対に着かないだろうとは思ったが、体調も芳しくないしここはホテルに行くべきだという判断で、まもなく夕暮れになるこの時間にもかかわらず直進することになった。


そうすると、なんと!




雪山!!!



しかもわりと低いところにある!
そんなに高いところまで登ってきていたのか。


たしかに上着を着ないとすこし寒いけど、まさか雪が見られるなんて思ってもみなかった。



約2年ぶりに見た雪。
触ってみたい。


自分は冬が好きで、
真っ白に染まった雪原や木についた霜柱、電灯に照らされた大粒の雪の降る景色を眺めるのがとても好きなのだ。


もちろん現在いるところには雪のひと片もなく、真直でみることはできない。




そんな景色を眺めながら、その都市とやらまで一気にくだり下りる。



    ↑ちょっと霞んでいて見にくいが、奥に町とデコボコした山が見える



    ↑にょろにょろした妙な形が奥まで続いていて不思議な光景だった


看板には

 Cayanbe(カジャンベ) 5km

と書かれていた。


この調子なら30分ほどで着くことができるだろう。



町に着く頃には夕焼けになり、商店街へと入ったときには真っ暗になっていた。




たしかに先ほどの男が”都市”と言うだけあり、規模がかなり大きい。

そんなところでホテルを探してみるも、どこも$20と猛烈に高い。

こう中途半端に大きなところだと宿が少ないために価格競争が起こらず、全体的に高くなっているのかもしれない。



ワゴンで串焼きを売っているおばあさんに安宿の場所を聞いてみる。


「安い宿かい? うーんとね、安いのはないね。$8かぁ、$10くらいしかないよ。ほら、そこの道を真っすぐ行って左に曲がれば4ブロック先にあるから」


と教えてもらったので、広場と教会を通り越してそのまま真っすぐ。


いくらか行くと右手の道にhostalの文字が見えた。
おばあさんに教えてもらったところとは違うが、ちょっとよってみよう。



そのホテルは$12。

値段は安くないが、$20よりはマシだろう。
なによりもう疲れてクタクタなので、早く荷物を置きたい。


「自転車が置けるように広い部屋にしとくから」

ニヤッとした笑顔とともに鍵を渡される。


部屋に入ってみると、
これがめちゃくちゃ広い




写真じゃわかりづらいかもしれませんが、ものっそい広い部屋でした。
端から端まで普通の歩幅で10歩くらい歩けるほど。

トイレのほうからちょっと下水っぽい臭いがのぼってくるが、まあ慣れれば平気。



スーパーで飲み物などを買いにいって、この日は寝ることにした。



    ↑買い物帰りに撮った、ライトアップされた教会



    ↑帽子が車にたくさん乗っかって売られている。ぬいぐるみが占拠しているみたいでかわいかった



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山に見守られた街々 Ibarra〜Otavalo




〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ラテン世界のLINE


アメリカやカナダはわかりませんが、メキシコと中南米ではLINEの知名度は低いようです。
代わりにWhatsApp(ワッツアップ)というアプリがメジャーです。


使い方はLINEとほとんど同じようで、文字を入れて送信すると吹き出しのなかにメッセージがリアルタイムで出てくるというもの。
こちらでは文字だけでなく声を入れてやりとりするケースも多いみたいです。


しかし自分はLINEをやったことがないので、詳しいことはよくわかりません。
だってスマホ持ってないもの。


あ、FaceBookはどこでもとても有名で、アカウントを持っている人が本当に多いですね。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜


トラックに乗せてもらいようやく到着したイバラの町にてホテルを確保した御一行(一人と一台)。
あとは腹ごしらえだ。



外はもうすでに暗い。


表へ出ようとしたところ、ホテルのボーイに

「え、外へ出るのかい?ここら辺は危ないよ。特にもう少し遅くなったらね」

と言われる。



じゃあダッシュで行くわ

とホテルを出て、すぐ近くにあった中華料理屋へ。



コロンビアでは少なかった中華がエクアドルではたくさん見かけるようになった。

たしかコロンビアって中国人へのビザが厳しいとか規制がかかってるとかじゃなかったかな?
詳しくわからないけど。



卵チャーハンを注文。


前にも書いたがエクアドルではチャーハンのことをチャーハンに近い呼び方で呼ぶ。

前回はスペルを間違えて覚えていたので、これではいかんと今回はしっかり覚えようとしたのだけど、また忘れてしまった。

たぶんchaulafan(チャウラファン)とかそんな感じだったはず。



卵チャーハンは本当に卵しか入っておらず、しかし量が3人前ぐらいあって味もなかなかよい。
これで$2.80(336円)ならまあまあ悪くはないのかもしれない。


帰りにお金を払うときに、店の主人から中国語が飛び出してきたので、
こちらも高校の選択授業で習ったなけなしの中国語

「我是日本人」(ウォーシーリーベンレン)

を発動!


これ以外の中国語は1〜8までの数字と「これは王くんの雑誌です」くらいしか話せない。


これに食いついた主人はさらに中国語で話しかけるのだがわかるはずもなく、
というか「中国語話せませんよ」っていう意味での「私は日本人です」だったのだけど、
あとは簡単なスペイン語で乗り切ったのだった。




翌日、
大きな山に見守られるイバラの町を歩き回ってみる。

 


町はなかなか盛況を博しており、店は建ち並び、小さなモールまであった。







    ↑モールにあった看板。Japon=Japan。モーター系の店っぽい


フルーツの盛り合わせやアイスクリームをほおばりながら、探していた店を発見。


実は自転車の前輪のブレーキが利かなくなってきたので、この町で直してもらおうと思っていたのだ。



    ↑モールの通りを歩いていたら見つけた自転車ショップ。SHIMANOという日本系列っぽいブランドのものも取り扱っていた



ここでブレーキワイヤーとディスクブレーキのパッド(挟んで止める部分)を交換してもらう。


これがびっくり。
パッドがめちゃくちゃ高かった。


ワイヤーは$1(120円)。
高いけどまあ許せる値段。


そしてパッドが$10(1200円)。



そ、そんなにするんすか・・・




かなりの出費だが、これは必要経費だし中途半端な町では売ってない可能性が高い。
まあしょうがないと思って諦めよう(泣)



ここの修理工の腕があまりよくなかったようで、ブレーキの調整がかなり悪くてすぐにまた利かなくなってしまった。

だってブレーキ全然利いてないのに「ハイ」って自転車渡してくるんだもんさ!
ひどいよね!!




    ↑スタイリッシュな柱がロータリーに建っていた。なんか、「アレクサンドリア」って感じ。よくわかんないけど、どことなく「アレクサンドリア〜」って感じ。かっこいい







現地日時 2015年9月10日


カリへ向けて自転車をこぐ。


この先は山だろうと気構えていたのだが、全然そんなことはない。
ユルい道で、しかも看板によると5km毎に村や町が並んでいるらしい。

だから町多すぎじゃない?ここ。



    ↑イバラを抜けるときに幾多の像が並んでいた。おそらく売り物



    ↑6車線の道路で走りやすいったらありゃしない。しかし人気のないところへ行くと危険な道に変わることもあるのが恐ろしいところ




セロインバブーラという大きな山を横目に見ながら、20km先のOtavalo(オタバロ)という町へとやってきた。

ここもかなりでかい。




時間はまだ早いがなんだかこの日は走る気がせず、ここに泊まることにした。


とりあえず昼食でも。



    ↑小さな食堂での食事。ここの料理はうまかった



宿をいくつか見て回るがどこも高い。

話によると、中心部へ行けば$5〜6くらいの安いホテルがあるらしいのだが、この6車線を自転車で乗り越えるのがとても億劫で、そのまま直進。

そこで見つけたホテルへ。





こんなところ。
すごくいいところでしょ?


値段は$10と高いが、他はどこもバストイレ別で$13〜15だったのでわりかし安い方なのではないかと思い、ここに泊まることを決意。





こう見えてwi-fiも通ってます。




ほら、持ち手が動物の角だもんね。



    ↑ここに泊まりました



この日は体がダルくてあまり動かなかったが、なんだかもったいない気がしたので次の日にセントロ(中心部)へと足を運んできた。


すると広場がこんなことになっていた。


    ↑お土産屋でひしめき合っている。そういえばエクアドルに入って民族衣装を来ている人が増えた







中は迷路のように入り組んでいる。


 


こんなステッチのテーブルクロスやスカーフも売られている。




木でできたナイフや杖、動物の角や牙をや爪を使った装飾品に水筒など。

ナイフ欲しいなー。使い道ないけど。ペーパーナイフか何かなのかな。



    ↑民族衣装っぽいものが店頭に並ぶ。寒くないのかな





せっかくチョコが有名だというので買ってみました。
けっこうしっかりした板チョコ。

そこそこ高かったです。
味はビター。

ホットチョコにして飲むタイプだったのかもしれない。




気まぐれで泊まったこのオタバロの町。
なかなか面白くていいところだった。

旅行者っぽい人もよく見かけたから知られた場所なのかもしれないけど、こうやって偶然思ってもみないような素敵なところに出会えるのはやっぱり楽しい。






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イバラの道をトラックで越すよ! Ibarra

〜〜〜〜〜〜〜〜
メモ:エクアドルとコロンビアの違いについて

入国時から気になった2国間の言葉の違いがまだまだあったのですが、書くのを忘れていたのでここに記入します。
これらはただただ自分が気になったことであり、他の人にはあまり興味がない上に知ってもそんな得しないことだと思うので読み飛ばしてOKです。
ただのメモなので。


minutosとcabina…携帯電話を少し借りる商売を、コロンビアではminutosミヌートスと言いましたが、エクアドルではcabinaカビーナに変わったようです。確認はしていませんが、おそらく同じ意味でしょう。

merienda…夕食のこと。コロンビアではcenaセナ、地方によってはcomidaコミーダでした。

seco…料理名のひとつ。揚げた肉もしくは焼いた肉とフライドポテトと焼き飯のコンボのことらしいです。まだはっきりとはわからないけど、他の国ではこのようなセット名はありませんでした。”セコ”とは「乾燥」という意味。
※追記 と思って後日注文してみたらどうやら煮込み料理だったらしいです。写真はこちらの下にあります。



国境を1つまたぐだけでこんなに言葉が変わってしまうものなのですね。
ちなみにコーヒーをティントと言うのはこちらも変わっていません。ただもっと南に行くと通じなくなる可能性もあるので気をつけたいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜


広場横に停まるバスの音で起こされ、ダラダラと寝袋やテントを片付ける。

ここは標高が高めで寒いはずなのだがテントの中はそんなことはなく、少し暑いくらいだった。
これだったらもう少し寒いところでもキャンプできそうだ。



すぐにボリバルを出て行かずに、広場で開かれていた軽食を販売しているタープにて朝食を注文。

コーヒーと小さなエンパナーダ(米の入ったドーナッツのようなもの)が4つついて$1(120円)。

これはまあまあ安いほうなのではないか。


なんかこっちの人ってなんでも$1にしたがるような気がする。
コーヒーも軽食もお菓子も。
$1って結構高いはずなんだけどなぁ。




この村を出て、山のそでを通っていく。
そうすると次の写真のような砂が地面に広がっていた。




とてもサラサラで白い、砂浜のような砂。

海が近くにないこんなところでここまで粒子の細かい砂があるなんて珍しい。
普通はこんな山の中だったら川が多ければ粘土状の土や赤土または石の多い礫状のもの、そうでなければ黄土が多いだろうに。(専門じゃないので間違えてる可能性大です)


上を見てみると、





上部の層にこれと同じ砂が見える。

もしかしたら火山灰?
エクアドルは火山が多いと聞く。

それにしては白すぎる気がするけど。




そんな道を進むと今度は、これまでののぼりを一気に蹴散らしてしまうほどの下り道。


    ↑雲が山の頂上を覆っている。これは向こう側は降ってますね、雨が




眼下に見える盆地には村がある。




いやホントに村が多いなエクアドルは。


同じ場所で少し角度と高度を変えた写真。
鳥が舞っている。





川が流れている。



こうやって見るとすごいところを走っているのだな、と感じる。
道なき道を行っているような感じ。


しかし実際は、




このように道があるのです。


ちょうど現在道路を整備していたようで、トボトボと砂利道を押して歩いていた自分に

「こっち走りな!速いぞ」

と現場のおじさんが言ってくれて、作り立ての道路を颯爽と走っているときの写真が上のものです。




坂の下にはいかにも観光者向けに開かれているようなレストランと店が並んでいた。

ちょうど腹が減ったがどこもそんなに安くなかったので、アイスを食べてそこを離れる。

これが吉と出るか凶と出るか。





    ↑山の上に小さな黄色い花がたくさん生えているのが未開の地のようで嬉しい




    ↑その先にも村が。本当に多すぎ! 乾燥のせいでサバンナ化しているようで、ここからの景色はとてもきれいだった




山を登ってまた下り。
今日はこれの繰り返しだ。

そんな下り坂の最中、これまた観光者向けという感じのレストランとプール付きのリッチなホテルが並んでいた。





腹が減ってしょうがないので他のサイクリストたちが酒を飲んでいるレストランで昼食を注文。

ここのオーナーがコロンビア人だったらしく、色々と話がはずんだ。


ここから見る山に沈む夕日がきれいだということでここに泊まってみたかったが、最近全然進んでいないのでさすがに今日は距離を伸ばさなくてはいけないだろうと思い先を急ぐ。



川を左手に見ながら平地をひたすら走る。


    ↑現在走っているのはこれでも一応ハイウェイ。こちらの料金所はバイクも金を取られるようだ。自転車は脇を通らされる




この辺は非常に暑い。
標高が下がったのだろう。

そして虫も増えてくる。


小バエのような小さな虫が体にまとわりつき、血を吸ってくる。

吸血部分が太いのか、刺されたところは血豆のようにプツッと赤くなり、たまに出血していたりもする。
そしてかなりかゆい。

これはやっかいだ。





   ↑崖を崩して砂を下に落としている人達。何しているのだろう




    ↑店の裏手にあった平地。キャンプにちょうどよさそうだが、まだ昼なのでスルー




    ↑見てわかるように、ものすごい砂煙が上がる




    ↑崖に囲まれた森と川。不思議なところだ




    ↑何もない道端で新聞を読むおじいさん。映画のような雰囲気をものすごく醸し出していた
















と、こんな感じでひたすら走っていたのだが、
そのまま平地を走らされると見せかけて、へアピンカーブからの山登り。


ええ!?
奥にもまだ平地が続いているじゃないですか!



しかし目の前に道はなく、見渡す限りの畑。
今まで左手に見えていた山を乗り越えなくてはいけないのだ。


ここまで来てからのこの道はキツい。
体力はゴリゴリ減っているし、時間はもうすぐ夕方。

日暮れまでに人里に辿りつけるだろうか。



脚が疲れてしまっているので休み休みゆっくりと進んでいると、トラックの運転手が先の町まで送っていってくれた。

これはラッキー。



    ↑トラックでワープします



    ↑この先も景観は良好。自転車で走ったらゆっくり見られたかもしれないが、まあいいでしょう。疲れてたし



    ↑Raguna de Yahuarcocha(ラグーナデジャウアルコチャ)という名前の湖。走りながらパシャリとね




そしてここがIbarra(イバラ)の町。


ってデカくね?ここ


    ↑ものすごく広い







思っていたよりめちゃくちゃ広ーいイバラの真ん中付近で降ろしてくれたおじさん。




結局15kmほど乗せてくれたのだった。


近くにあったホテルに乗り込み、ちょっと高いけどネットが使えるというホテルに入る。
お値段$12。


もっと探せば安くていいところがあったのだろうけど、もうすぐ暗くなるし疲れていたので面倒だったのだ。


高いだけありホテルスタッフも丁寧でニコニコと接してくれた。

ここで数日休むことにしよう。



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山と歴史の町の中でキャンプ! Bolívar コロンビア






朝起きたら外は雨。

そんなわけでウアカの町をもう一泊しようと思ったのだが、
そうお願いしたときにちょうど晴れ間が現れた。


これを逃すと次はいつくるかわからない。

店の人に謝りながらホテルの鍵を返して先へ進むことを決意する。




その10kmほど走った後、もっと大きな町が見えた。





天気はまたどんどん悪くなってくるし、朝食はパン一個だったので腹は減ったし、とりあえず街の中へ入っていこう。





ここはMontufar(モントゥファル)という名前らしい。
標高はなんと、高いところで3800m。


うそでしょ!?

ここ、4000m近くまでのぼるっていうの!!
どんだけ高いんだ。



そんな町、モントゥファルを見てみましょう。




壁画がズラッと並んでいる。
しかもこれ、凹凸があって少し立体になっている。



教会を見学。

まあ普通の教会。





だが扉はかなり作りこまれている。
ルーン文字のような飾りがいいデザインだ。





広場には人がいっぱい。

 


こんなに人がいるとちょっと萎える。





そうとう大きな町なんだね。





ここで泊まろうかとも思ったが、こんなに人がいるし治安もそんなによくなさそうだったので先へ進もう。



町の端っこにこんなオブジェ。




これがよくできていて、体のラインがちゃんと形作られていて見事。

普通なら人がもっとツルンとペタンとした簡素な形にされているところだが、これはちゃんと体の盛り上がりやへこみが表現されていてきれいな仕上がりになっていた。




その先バス停やガソリンの安いガソリンスタンドで雨宿りをしつつ自転車を走らせる。

思ったほどのアップダウンはないのでスムーズに進むことができた。



    ↑一面に白い花が咲いた畑。ジャガイモが植わっているのだろうか



地図に載っていたLa Pas(ラパス)というところにあっけなく到着。

地図に大きく名前が書かれていたほどだし、名前もどこかで聞いたことあるようなものだし、
これはさぞかし立派な町なのだろうと思ったのだが、現実は非常である。



ただの田舎町だった。

というか町でもない。
村だ。



    ↑入口にあった像。エクアドルは本当に小さな村でもこういうのはちゃんとしている



    ↑奥の山がめっちゃきれい




ここには宿はどう見てもなさそうなので、もっと先を目指す。



こんな感じで一山越えて、




やってきたのはBolivar(ボリバル)という村。

ってかここらへん村や町が多すぎやしませんか。



ボリバルの入口にもなんか色々ある。




どうやら考古遺物が発掘されているらしい。
マンモスやそれと対峙する原始人の像や画が作られている。





村入口には小さな博物館も。
入ってみてもよかったが、時間がなくて結局行けず。




なんかこんなかわいい生物もいた。
海洋生物。




博物館があるくらいだからホテルの一つや二つもあるだろうと、街中へ進み入る。

が、しかしここにもホテルはないという。


歴史のありそうな教会を眺めながら村を外れてホテル探し。





村から2kmほどのところにモーテルを発見。
しかし値段が高すぎる。
$25もするという。


こんなところに泊まるわけにはいかない。
話によるとここらへんは安全だということで、キャンプをすることに決定。



そしてボリバルへ戻ろうとしたところ、



景色がめちゃくちゃきれい!!!



写真ではあまり伝わらないかもしれないが、ものすごいパノラマビュー。

どっちを向いても遠くに高くそびえる美しい山が目に入り、その表面の模様をはっきりと映し出している。



はあ〜こんなところでキャンプできるなんて。
しゅ、しゅばらしい…




こんなステキすぎる景色に囲まれた町の、サッカー場にもなっている広場の脇らへんに今日のキャンプ地の目安を立てる。

広場にはフリーwi-fiが走っていたのでちょこっとパソコンを広げてブログだけ更新した。


今このノートPCはバッテリーがほぼ逝きかけていて、コンセントに繋げていないとすぐに電池が切れ、設定がリセットされてしまうのだ。

だからあまり長時間使うわけにはいかない。




街中でキャンプというのはあまり好かれる行為じゃないが、村人に聞くと
「ああ、いいんじゃない?」
という好意的な反応だったので堂々とテントを張らせてもらうことにした。


警察が通ったが何も言われなかったし、広場に遊びにきた子どもたちや子ども連れの親は物珍しそうにしながらもこちらへの不信感を発してはいなさそうだったので多分大丈夫だろう。



山と星のもと、この日は眠りについた。



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エクアドルの第一印象、Huaca



コロンビアに比べてエクアドルは物価が高いようである。

おそらく貨幣がUSドルのせいだろう。

その分コロンビアよりも質のいいものを取り扱っていたり、もしくはコロンビアとほぼ同額で内容量が減っていたりする。



    ↑道路で売っていた肉と野菜、魚介類のミックス串。この量で$1.50は高いが、コロンビアで売っていたものよりも豪勢である。特にエビがジューシーでおいしかった


さすがチョコプランテーションで有名だというエクアドル、
店にはチョコのお菓子がたくさん!


というか、とにかくお菓子がたくさん並んでいる。

棚の上までズラッと並ぶ、ウエハース、チョコ菓子、グミ、マシュマロ、パン菓子、飴。


これはすごい。

    ↑こんな板状チョコまであるの!?しかし値段が安いというわけではない

それにこちらは多くの店が丁寧に接客してくれる。

コロンビアが距離の近い親しい態度で接してくれる人柄だとすると、エクアドルはおもてなし的な「いらっしゃいませ」的なそういう扱いをしてくれるのだ。

値段にはサービス料も入っていると考えると、こちらの物価も妥当だとも言えるのかもしれない。


他のお隣コロンビアとの違いをあげるとすれば、こちらは小声で話す人が増えた気がする。


それと人々の容姿は田舎っぽさが出ていて、美男美女率はガクッと下がってしまった。


入国したてなのでまだその実態を知ることはできていないが、
今のところエクアドルの第一印象はすこぶるいい。



そんなエクアドルのいいところを今から見てみましょう・・・・・




ホテルを出てトゥルカンの町を出て行く。

町の出方、ひいては首都キトへの道をネットで調べていたのだが、その通りに進んでも道が複雑すぎてうまくいかず、勘をたよりにどうにか大きな道路まで出ることができた。


分かれ道のところにちょうどいた人たちに道を聞き、もう一個隣の道路がパンアメリカンハイウェイだと教えてもらい、やっと先へと進む道に辿りつくことができたのだった。

聞かなかったら道を間違えていたところだ。

しかしここで間違えたところで少し辛い道を走るだけで、最終的には同じ道に出るようだったようなので、別にあせる必要はない。


    ↑ハイウェイに出たら信号機が!こんなへんぴな場所についているなんて珍しい



その数km先、真ん中が小さな公園になっている大きなT字路のレストランで食事をする。

今日は朝食を食べていなかったため、早めの昼食となる。

ここのご飯がとてもおいしかった。

薄切りのTボーンステーキは柔らかく、ジャガイモで作ったアレパ(トウモロコシで作った丸いパン)のようなコロッケはホクホクでバターの風味が黄色いジャガイモの甘さが際立たせる。

柴漬けを細長くしたような見た目の紫芋は甘いグラッセになっており自分好みだ。

野菜の塩加減もちょうどいい。

これで$1.75(210円、2015/9現在のレート)ならかなり安い。

スープつきだと$2.50(300円)と値上がりするが、その分スープにもかなり手が込んでいておいしいのだろう。

エクアドルの昼食は$1.50、$2、$2.50あたりの値段設定が一般的なようだ。


    ↑このピンクの看板のところ。オススメです


前回書き忘れたのでまたお金の話になるが、

その土地での「価格の振り幅」というのは早めに身につけておくべきである。


同じようなメニューや商品だったとしても、隣は50セント安い代わりに量が少ないとか、こっちは$1高い分スープがついている、とか
そういう価格の差

それを把握したほうがよい、ということだ。




こちらでは基本50セントごとにランクに合わせて値段が変わる傾向にある。


もう少し安いところだと10セントか25セントか。

…いやまだよく掴めていないんですけどね。



たとえばアメリカでは$1ごとに値段が変わることが多いし、ホテルなどでは$5ごと。(もっと高いかな)

日本では50円か100円が多いだろうか。

つまり

お金の価値がどのくらいなのか

また店側のお釣りの関係もあるので

それぞれのコインと紙幣の流通量がどのくらいなのか


ということなのだが、
これがなんとなくわかっていると値下げ交渉がしやすくなる


アメリカン気分でエクアドルの店員に「$1下げて」とお願いしてもいきなり2ランク下げるわけなので無理だと言われ、最悪帰されることもあるかもしれない。

しかし「50セント負けて」と言えば、それくらいならなんとか…とOKしてくれることもある。


また、USドルは1セントが軽視される傾向にあるようなので、道に1セントコインがたくさん落ちていることがこれまでにもよくあった。


なのでそれらを拾い集めてウッハウハ!


・・・とまではいかないが多少足しになるかもしれないという憶測もある。



ただし1セントコインがきちんと流通していなければ意味がないのだけれど。


スーパーでは細かいお釣りは繰り上げ、もしくは繰り下げしてしまうという文化も結構あったので、そこのところにも注意しなくてはならない。


余談がちょっと長くなってしまったが話を戻すと、
ここからもずっと山道である。

  

アンデス、おそるべし。

晴れたと思ったら曇り、そして雨が降り出し、そして突然また晴れるの繰り返し。

山の天気と女心は変わりやすいとはよく言うが、男心も十分変わりやすいので読者のみなさんそこんとこ気をつけてください。




    ↑ちなみに今回のプロフィール写真を撮ったのもここです

意外にも交通量は多い。

そして、クラクションを鳴らしてこちらに手を振ってくれる車がかなりいることに驚いた。

この日はそんな車が10ちかくいたのではないか。

なかなかチャリダーに関心があるようだ。


それもそのはず、後ろやボンネットに自転車を載せている車をよく見かける。

コロンビア同様、こちらも自転車スポーツの人気が高いのかもしれない。

バス停で雨宿りの最中、バス待ちのおじさんが隣にやってきて話をふっかけてきたりするのもそのためだろうか。



そんな和やかなエクアドルを進み、次の村Julio Andrade(フリオアンドラーデ)へとやってきた。


こちらの道路はしっかり作られていて路面はきれいだしガードレールもしっかりしている。

それと同様、町や村もそれぞれかなりしっかりと作られている。

こんな小さな村でも広めの広場にはりっぱな銅像が建っており、小さな村といえど店も多数存在している。


国境付近だけしっかりしている可能性もあるのでまだはっきりとは言えないが、もしかしたらエクアドルはコロンビアよりも栄えているのではないか、かなり大きいところなのではないかと疑い始めた。


貧乏な国というイメージの南米と全然違う。



    ↑教会もこんなにきれいにされている

「hostal」と書かれた普通のホテルがあったので、よってみることにする。

従業員の人達は愛想がよく、「ぜひ入って!」といった感じでニコニコと応じてくれるのだが、値段が$20(2400円)とかーなーり高い。

新築したばかりというのだが、さすがに払えないので断る。


帰ろうとすると$15(1800円)に下げてくれたが、それでも高いのでそのまま出てきてしまった。


彼女たちの接客にちょっと必死な様子を感じた。
もしかしてお客がこないのだろうか。
それならちょっとかわいそうだった。


しかしその割にスタッフを募集する紙が入口に張っていたけど。

ところで、こちらのhostal(オスタル)は意味が違うのだろうか。


昨日泊まったところもhostalと書かれていた。
しかしいたって普通のホテルだったのである。

これまではhostalhostel(ホステル)と同じ意味でドミトリー式(一部屋に多数の人が集まって寝るスタイル)だった。



さすが国が変わると言葉も変わるようで、同じスペイン語でもこちらへ来てから全然聞き取れなくなった。


わかる変化といえば、コロンビアでは別れ際にチャオがよく使われていてアディオスをあまり聞かなかったが、こちらではアディオスも割と使われるようである。

しかも連呼する。
アディオスアディオス。

お礼を言ったあとの「どういたしまして」も連呼する。


聞き取れた変化はそれくらいだろうか。

おそらく方言もかなりあるはずだし、訛りも相当強い。


その村のパン屋でコーヒーを注文。

ここの人達も愛想がとてもよかったが、支払いになって$1も取られてしまった。

そうか、コロンビアはコーヒーが有名だから安かったが、一歩国外へ出るとこんなにも値上がりするのか。

それでも昨日入った店では大量に出てきて60セントだったんだけど…。

ミルク入りにしたのがそんな値段もする原因だったのかもしれない。

コロンビアでは同額で出してくれる店も多かったのに。


ちょっとカルチャーショックだ。


ここはホテルが高すぎるので、村から出てすぐの2kmほど離れたHuaca(ウアカ)という町に泊まることにした。



    ↑ウアカからの景色



    ↑わざわざ電灯と階段がつけられているが、その先は畑への野道



    ↑え!!最低気温3℃なんすかここ!?ってか高度が3000m近いなんて全然気づかなんだ



この村の教会を覗いていく。


    ↑布がかけられていてなかなかシャレた内装だ。厳粛なイメージでもある


    ↑なぜかステンドグラスはアニメ調



ホテルを探しまわって色々な人に手助けされながら、やっと入ることができた。

ここの村人たちも親切だった。


ホテルの値段は$7(840円)。

やっす!


テレビはなくおそらくwi-fiもないだろうが、広い窓がついていてベッドも無駄に2つ。

別の部屋に自転車を置かせてもらい、他に泊まり客がいないようで部屋の代わりにホテル入口の鍵を渡された。

それからこちらが言葉が不自由だとわかると鍵の説明からどこのスイッチがどこの電球につながっているかなど、懇切丁寧に教えてくれる。


    ↑こんな部屋

買い物をしてから向かいにあるレストランへ。

    ↑2階にあるレストランの眺め


chaufluanだかなんだかと書かれたチャーハンとティント(少量のブラックコーヒーのこと、のはず)を注文。

するとインスタントコーヒーの瓶がドンと出てきた。


うわー懐かしい!

こんなのメキシコぶりだ。

自分で濃さを調整できるからこのスタイルは割と気に入っている。

そして出てきたお湯の量がかなりでかい!

これでコーヒー30セントならものすごく安い。

ラッキー!

という感じでまだ金銭感覚が掴めず翻弄される毎日です。


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8ヶ月かかってやっとエクアドルに入国

今日はエクアドルへ出発。

天気が悪すぎて数日先延ばしにしてしまったので、今日は絶対に進まなくては。

そんな暇を持て余している間に見て回ったイピアレスの光景はこちら。
ドン。


    ↑ホテルに一番近い教会。反対側の広場の方が賑わっていた



    ↑道に置いてあった犬のエサと水のケース。野良犬用だろうか。やさしい



    ↑サッカーボールでバレーをしているおじさんたち



    ↑ハイウェイ沿いにあるスーパーへ行くときに使っていた階段。非常にカラフルである。やっぱりスズメはかわいい


    ↑ホテルの窓から



自転車とともにホテルを抜け出して、たまたま通りかかった自転車屋でタイヤの空気をパンパンにしてもらい、そのまま国境へとやってきた。


さて、エクアドルへ行く前にどんなところか知識をつけておきましょう。

事前に調べてみました。



 さて、エクアドルエクアドルっと。

 なになに・・・?

 な、なんだって!!!!!!



そこ(wikipedia)にはこう書かれていた。



 自由主義革命

 この頃(1875年)からエクアドルはカカオを中心としたプランテーション経済により…




 か、か、か、かカカオによる・・・

 プランテーション、だと・・・・・




カカオ。

つまりチョコってことでいい?

ファイナルアンサー?

マジかよおい!

それってさ、おれがどんなにチョコが好きかわかってて言ってるんだよね。

食い尽くしちゃうよ。

エクアドルといえばバナナしか思い浮かばなかったけど、まさかチョコも有名だなんて、なんてステキな国なのだろう。

もちろん、お安いんですよね?

ねっ!!!!!!!!!!!!!!!

ちなみに、エクアドルのバナナも好きです。

日本では他のバナナより若干高いけど、それでもエクアドル産を選んで買っていたほど。

他に、

エクアドルは食文化が豊か、


気候はアンデス山脈の高山地帯のシエラ、太平洋岸の亜熱帯低地のコスタ、アマゾン川上流の熱帯雨林地域オリエンテの3つに分かれていて、


国内最高峰の山はチンボラソ山(6267m)、


2000年から通貨をスクレからUSドルに切り替えた

とある。



なるほど、ドルなのか。




コロンビアの出国はサッと終わり、両替商によってコロンビアペソをUSドルに交換する。

つもりだったが、手持ちは6800ペソしかない。

そして勘違いしていたことがいくつかあったため、両替がなかなかうまくいかなかった。



その勘違いとは。



まず、100円=2200ペソだから1ドル=2200ペソと考えていた。

だがよく考えてみれば今はたしか1ドル=120円くらいだったはずだ。


そしてもう一つの勘違いは、
今コロンビアはペソ安になっており、100円=2200ペソから2600ペソにまで下がっていたのである!



なんとまあ。



2ヶ月前は2200ペソだったのに、そんなに安くなるなんて。

そりゃあ3ヶ月ほど間を空けただけでチョコの値段が1000ペソ上がるはずだわ。



そういえばその間避難していたニカラグアでもみるみる貨幣価値が下がっていってたっけ。

ホステルが週に一回[ドル―コルドバ]間のレートを更新していて目に見えて宿泊代が高くなっていたのと、好きだったお菓子の値段が突然上がったために実感していたのだった。



2015年9月2日現在、1ドルは3150ペソで取引されているらしい。





そしてここの両替商ではそれを2850ペソで替えてくれるという。

もう少し下げてと言うと、2800ペソでギリギリらしい。

「だって俺は2800で買ったもん」

ということだが、2800で買ったら2800で売ることはできないはずなのでおそらくもっと安く買っているはずなのだが、

とにかく上記のような勘違いをしていたため、相手がぼったくっていると勝手に思いこんでしまったのだ。



そして手持ちの金額も少ないときている。


そのために何人かは相手にもされなかった。



結局、4人目のチャレンジで6800ペソを2.5ドルに替えてもらうことに成功。


レートとしては2720なのでかなりいいと思う。

おそらく国際空港まで持っていって替えてもらった方が高くなるのだとは思うが、空港へ行くのが面倒なのでこれでいい。

少ししかなかったしね。




で、

やっとエクアドルに入国。






審査官のおじさんは親切で、こちらの顔を見るなり



Ah Japon?  
TOKIO!



と声を上げた。

うんうん東京東京

と、別に東京に住んでいたわけではなかったのだがそのノリに乗ってあげると、窓口からポンと地図つきのパンフレットをくれた。

無料で。



なんと!




いつもなら自分で「地図ありませんか?」と聞いてまわらなくては手に入らない国の地図を審査の段階でくれるなんて。

そして「90日だよ」とパスポートを返してくれる。

前に並んでいたバックパッカーは75日くらいだったらしく、ちょっとふてくされていたのだが、
これは日本人を歓迎しているということでいいのか。

なにか日本に対してこの審査官はいいことがあったのだろうか。

自分の知らないところで世界は動いているのだな。




国の入口からいきなり山。

雨に降られながらそんな道をゆく。

山が一部切り崩されているので、勾配と距離が多少緩和されているのが嬉しいところだ。

自然破壊だけれど。


    ↑切り崩され地層が見えている


 
    ↑町はずれにあった果物屋。3種類のぶどうが吊るされている




すぐにTulcan(トゥルカン)という町があったので、そこへ入ってみる。

銀行に行ってお金をおろさなくては。

国境にもATMがあるようだったのだが、一応ドルは手持ちがあり急ぐ必要がないのと、ここは手数料がかかりそうな気がしたので、国境での引き出しは避けたのだ。


ここもなかなか大きな町で、広場にある銀行でお金を卸す。

banco pichinchaというこの銀行は手数料が無料のようだ。


コロンビアでもbanco poplarとbanco de bogotaあたりが手数料無料だったようである。

bancolombiaという銀行も無料だったかもしれない。

自分はpoplarばかり使っていたのでそこら辺はあまり覚えていないのだが、上記にあげた銀行で卸すのがオススメ。

もしかしたら知らずに取られている可能性もなくはないが、レシートには$0と書かれていたのでおそらく無料のはずだ。





    ↑広場にあった日時計。しかし雨ばかりで太陽が出る日は少ない



    ↑頭を押し付けて寝ている野良犬



    ↑エクアドル専用のコイン。アメリカにはない$1と$0.50のコインがあって便利なのだが、かなりでかい



今日はほとんど進んでいないが、近くにあったhostal casanovaというところに泊まる。

$10でそんなに安くないが、かなりきれいな部屋だった。

従業員も感じがいい。




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お引っ越し完了!!


はいどうもー。
自転車で世界旅行の日記、今日からこちらに移動になります!


急いで作ったのでまだ色々いじらないといけない部分も多々ありますが、ちょこちょことやっていきたいと思っています。



ちなみにブログにはこれが必要!っていうものってなにかありますかね?
たとえば持っている荷物の中身公開(恥ずかしい)とか、カメラやパソコンや自転車のスペック紹介(大体ぜんぶ低スペ)とか、筆者の自己紹介(できれば避けたい)とか・・・


今一番気にしているのがこの文字の大きさですね。



普段は


このくらい 12pt





このくらい 13pt



もしくはもう少し大きいくらいなんですけど。

メタなことを言ってしまうと、そのもう少し大きい文字のときはテキストエディットで下書きをしたときのコピー&ペーストなんですけど。


どのへんが見やすくてちょうどいい大きさなんでしょうね。




あと文字に色をつけるのはありか、なしか。

つけすぎると見にくいかなーとか、多色にしたほうが目立つし見て楽しいかなーとか、
まあ色々と迷うわけなんですよ。




あと右に書いてある、プロフィールやカテゴリーのタイトルって言うんですか?

今回は丁寧な感じにしてみたのですが、part2で使っていた「カテゴリーってかカントリー」がかなり気に入っていてちょっともったいない感があります。

でもリニューアルしたんだし新しくしたいし…




などなど、他にも色々考えないといけないことがあって、
かつ、動画作成が今滞っているので・・・


まあ頑張りますわ。




ちなみに前のブログその1その2は、右側のリンクにつけてありますのでそちらからどうぞ。




そんなこんなで、これからもよろしくお願いします!




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