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コロンビアに比べてエクアドルは物価が高いようである。
おそらく貨幣がUSドルのせいだろう。
その分コロンビアよりも質のいいものを取り扱っていたり、もしくはコロンビアとほぼ同額で内容量が減っていたりする。
↑道路で売っていた肉と野菜、魚介類のミックス串。この量で$1.50は高いが、コロンビアで売っていたものよりも豪勢である。特にエビがジューシーでおいしかった
さすがチョコプランテーションで有名だというエクアドル、
店にはチョコのお菓子がたくさん!
というか、とにかくお菓子がたくさん並んでいる。
棚の上までズラッと並ぶ、ウエハース、チョコ菓子、グミ、マシュマロ、パン菓子、飴。
これはすごい。
↑こんな板状チョコまであるの!?しかし値段が安いというわけではない
それにこちらは多くの店が丁寧に接客してくれる。
コロンビアが距離の近い親しい態度で接してくれる人柄だとすると、エクアドルはおもてなし的な「いらっしゃいませ」的なそういう扱いをしてくれるのだ。
値段にはサービス料も入っていると考えると、こちらの物価も妥当だとも言えるのかもしれない。
他のお隣コロンビアとの違いをあげるとすれば、こちらは小声で話す人が増えた気がする。
それと人々の容姿は田舎っぽさが出ていて、美男美女率はガクッと下がってしまった。
入国したてなのでまだその実態を知ることはできていないが、
今のところエクアドルの第一印象はすこぶるいい。
そんなエクアドルのいいところを今から見てみましょう・・・・・
ホテルを出てトゥルカンの町を出て行く。
町の出方、ひいては首都キトへの道をネットで調べていたのだが、その通りに進んでも道が複雑すぎてうまくいかず、勘をたよりにどうにか大きな道路まで出ることができた。
分かれ道のところにちょうどいた人たちに道を聞き、もう一個隣の道路がパンアメリカンハイウェイだと教えてもらい、やっと先へと進む道に辿りつくことができたのだった。
聞かなかったら道を間違えていたところだ。
しかしここで間違えたところで少し辛い道を走るだけで、最終的には同じ道に出るようだったようなので、別にあせる必要はない。
↑ハイウェイに出たら信号機が!こんなへんぴな場所についているなんて珍しい
その数km先、真ん中が小さな公園になっている大きなT字路のレストランで食事をする。
今日は朝食を食べていなかったため、早めの昼食となる。
ここのご飯がとてもおいしかった。
薄切りのTボーンステーキは柔らかく、ジャガイモで作ったアレパ(トウモロコシで作った丸いパン)のようなコロッケはホクホクでバターの風味が黄色いジャガイモの甘さが際立たせる。
柴漬けを細長くしたような見た目の紫芋は甘いグラッセになっており自分好みだ。
野菜の塩加減もちょうどいい。
これで$1.75(210円、2015/9現在のレート)ならかなり安い。
スープつきだと$2.50(300円)と値上がりするが、その分スープにもかなり手が込んでいておいしいのだろう。
エクアドルの昼食は$1.50、$2、$2.50あたりの値段設定が一般的なようだ。
↑このピンクの看板のところ。オススメです
前回書き忘れたのでまたお金の話になるが、
その土地での「価格の振り幅」というのは早めに身につけておくべきである。
同じようなメニューや商品だったとしても、隣は50セント安い代わりに量が少ないとか、こっちは$1高い分スープがついている、とか
そういう価格の差。
それを把握したほうがよい、ということだ。
こちらでは基本50セントごとにランクに合わせて値段が変わる傾向にある。
もう少し安いところだと10セントか25セントか。
…いやまだよく掴めていないんですけどね。
たとえばアメリカでは$1ごとに値段が変わることが多いし、ホテルなどでは$5ごと。(もっと高いかな)
日本では50円か100円が多いだろうか。
つまり
「お金の価値がどのくらいなのか」
また店側のお釣りの関係もあるので
「それぞれのコインと紙幣の流通量がどのくらいなのか」
ということなのだが、
これがなんとなくわかっていると値下げ交渉がしやすくなる。
アメリカン気分でエクアドルの店員に「$1下げて」とお願いしてもいきなり2ランク下げるわけなので無理だと言われ、最悪帰されることもあるかもしれない。
しかし「50セント負けて」と言えば、それくらいならなんとか…とOKしてくれることもある。
また、USドルは1セントが軽視される傾向にあるようなので、道に1セントコインがたくさん落ちていることがこれまでにもよくあった。
なのでそれらを拾い集めてウッハウハ!
・・・とまではいかないが多少足しになるかもしれないという憶測もある。
ただし1セントコインがきちんと流通していなければ意味がないのだけれど。
スーパーでは細かいお釣りは繰り上げ、もしくは繰り下げしてしまうという文化も結構あったので、そこのところにも注意しなくてはならない。
余談がちょっと長くなってしまったが話を戻すと、
ここからもずっと山道である。
アンデス、おそるべし。
晴れたと思ったら曇り、そして雨が降り出し、そして突然また晴れるの繰り返し。
山の天気と女心は変わりやすいとはよく言うが、男心も十分変わりやすいので読者のみなさんそこんとこ気をつけてください。
意外にも交通量は多い。
そして、クラクションを鳴らしてこちらに手を振ってくれる車がかなりいることに驚いた。
この日はそんな車が10ちかくいたのではないか。
なかなかチャリダーに関心があるようだ。
それもそのはず、後ろやボンネットに自転車を載せている車をよく見かける。
コロンビア同様、こちらも自転車スポーツの人気が高いのかもしれない。
バス停で雨宿りの最中、バス待ちのおじさんが隣にやってきて話をふっかけてきたりするのもそのためだろうか。
そんな和やかなエクアドルを進み、次の村Julio Andrade(フリオアンドラーデ)へとやってきた。
こちらの道路はしっかり作られていて路面はきれいだしガードレールもしっかりしている。
それと同様、町や村もそれぞれかなりしっかりと作られている。
こんな小さな村でも広めの広場にはりっぱな銅像が建っており、小さな村といえど店も多数存在している。
国境付近だけしっかりしている可能性もあるのでまだはっきりとは言えないが、もしかしたらエクアドルはコロンビアよりも栄えているのではないか、かなり大きいところなのではないかと疑い始めた。
貧乏な国というイメージの南米と全然違う。
↑教会もこんなにきれいにされている
「hostal」と書かれた普通のホテルがあったので、よってみることにする。
従業員の人達は愛想がよく、「ぜひ入って!」といった感じでニコニコと応じてくれるのだが、値段が$20(2400円)とかーなーり高い。
新築したばかりというのだが、さすがに払えないので断る。
帰ろうとすると$15(1800円)に下げてくれたが、それでも高いのでそのまま出てきてしまった。
彼女たちの接客にちょっと必死な様子を感じた。
もしかしてお客がこないのだろうか。
それならちょっとかわいそうだった。
しかしその割にスタッフを募集する紙が入口に張っていたけど。
ところで、こちらのhostal(オスタル)は意味が違うのだろうか。
昨日泊まったところもhostalと書かれていた。
しかしいたって普通のホテルだったのである。
これまではhostalはhostel(ホステル)と同じ意味でドミトリー式(一部屋に多数の人が集まって寝るスタイル)だった。
さすが国が変わると言葉も変わるようで、同じスペイン語でもこちらへ来てから全然聞き取れなくなった。
わかる変化といえば、コロンビアでは別れ際にチャオがよく使われていてアディオスをあまり聞かなかったが、こちらではアディオスも割と使われるようである。
しかも連呼する。
アディオスアディオス。
お礼を言ったあとの「どういたしまして」も連呼する。
聞き取れた変化はそれくらいだろうか。
おそらく方言もかなりあるはずだし、訛りも相当強い。
その村のパン屋でコーヒーを注文。
ここの人達も愛想がとてもよかったが、支払いになって$1も取られてしまった。
そうか、コロンビアはコーヒーが有名だから安かったが、一歩国外へ出るとこんなにも値上がりするのか。
それでも昨日入った店では大量に出てきて60セントだったんだけど…。
ミルク入りにしたのがそんな値段もする原因だったのかもしれない。
コロンビアでは同額で出してくれる店も多かったのに。
ちょっとカルチャーショックだ。
ここはホテルが高すぎるので、村から出てすぐの2kmほど離れたHuaca(ウアカ)という町に泊まることにした。
↑ウアカからの景色
↑わざわざ電灯と階段がつけられているが、その先は畑への野道
↑え!!最低気温3℃なんすかここ!?ってか高度が3000m近いなんて全然気づかなんだ
この村の教会を覗いていく。
↑布がかけられていてなかなかシャレた内装だ。厳粛なイメージでもある
↑なぜかステンドグラスはアニメ調
ホテルを探しまわって色々な人に手助けされながら、やっと入ることができた。
ここの村人たちも親切だった。
ホテルの値段は$7(840円)。
やっす!
テレビはなくおそらくwi-fiもないだろうが、広い窓がついていてベッドも無駄に2つ。
別の部屋に自転車を置かせてもらい、他に泊まり客がいないようで部屋の代わりにホテル入口の鍵を渡された。
それからこちらが言葉が不自由だとわかると鍵の説明からどこのスイッチがどこの電球につながっているかなど、懇切丁寧に教えてくれる。
↑こんな部屋
買い物をしてから向かいにあるレストランへ。
↑2階にあるレストランの眺め
chaufluanだかなんだかと書かれたチャーハンとティント(少量のブラックコーヒーのこと、のはず)を注文。
するとインスタントコーヒーの瓶がドンと出てきた。
うわー懐かしい!
こんなのメキシコぶりだ。
自分で濃さを調整できるからこのスタイルは割と気に入っている。
そして出てきたお湯の量がかなりでかい!
これでコーヒー30セントならものすごく安い。
ラッキー!
という感じでまだ金銭感覚が掴めず翻弄される毎日です。
今日はエクアドルへ出発。
天気が悪すぎて数日先延ばしにしてしまったので、今日は絶対に進まなくては。
そんな暇を持て余している間に見て回ったイピアレスの光景はこちら。
ドン。
↑ホテルに一番近い教会。反対側の広場の方が賑わっていた
↑道に置いてあった犬のエサと水のケース。野良犬用だろうか。やさしい
↑サッカーボールでバレーをしているおじさんたち
↑ハイウェイ沿いにあるスーパーへ行くときに使っていた階段。非常にカラフルである。やっぱりスズメはかわいい
↑ホテルの窓から
自転車とともにホテルを抜け出して、たまたま通りかかった自転車屋でタイヤの空気をパンパンにしてもらい、そのまま国境へとやってきた。
さて、エクアドルへ行く前にどんなところか知識をつけておきましょう。
事前に調べてみました。
さて、エクアドルエクアドルっと。
なになに・・・?
な、なんだって!!!!!!
そこ(wikipedia)にはこう書かれていた。
自由主義革命
この頃(1875年)からエクアドルはカカオを中心としたプランテーション経済により…
か、か、か、かカカオによる・・・
プランテーション、だと・・・・・
カカオ。
つまりチョコってことでいい?
ファイナルアンサー?
マジかよおい!
それってさ、おれがどんなにチョコが好きかわかってて言ってるんだよね。
食い尽くしちゃうよ。
エクアドルといえばバナナしか思い浮かばなかったけど、まさかチョコも有名だなんて、なんてステキな国なのだろう。
もちろん、お安いんですよね?
ねっ!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみに、エクアドルのバナナも好きです。
日本では他のバナナより若干高いけど、それでもエクアドル産を選んで買っていたほど。
他に、
エクアドルは食文化が豊か、
気候はアンデス山脈の高山地帯のシエラ、太平洋岸の亜熱帯低地のコスタ、アマゾン川上流の熱帯雨林地域オリエンテの3つに分かれていて、
国内最高峰の山はチンボラソ山(6267m)、
2000年から通貨をスクレからUSドルに切り替えた
とある。
なるほど、ドルなのか。
コロンビアの出国はサッと終わり、両替商によってコロンビアペソをUSドルに交換する。
つもりだったが、手持ちは6800ペソしかない。
そして勘違いしていたことがいくつかあったため、両替がなかなかうまくいかなかった。
その勘違いとは。
まず、100円=2200ペソだから1ドル=2200ペソと考えていた。
だがよく考えてみれば今はたしか1ドル=120円くらいだったはずだ。
そしてもう一つの勘違いは、
今コロンビアはペソ安になっており、100円=2200ペソから2600ペソにまで下がっていたのである!
なんとまあ。
2ヶ月前は2200ペソだったのに、そんなに安くなるなんて。
そりゃあ3ヶ月ほど間を空けただけでチョコの値段が1000ペソ上がるはずだわ。
そういえばその間避難していたニカラグアでもみるみる貨幣価値が下がっていってたっけ。
ホステルが週に一回[ドル―コルドバ]間のレートを更新していて目に見えて宿泊代が高くなっていたのと、好きだったお菓子の値段が突然上がったために実感していたのだった。
2015年9月2日現在、1ドルは3150ペソで取引されているらしい。
そしてここの両替商ではそれを2850ペソで替えてくれるという。
もう少し下げてと言うと、2800ペソでギリギリらしい。
「だって俺は2800で買ったもん」
ということだが、2800で買ったら2800で売ることはできないはずなのでおそらくもっと安く買っているはずなのだが、
とにかく上記のような勘違いをしていたため、相手がぼったくっていると勝手に思いこんでしまったのだ。
そして手持ちの金額も少ないときている。
そのために何人かは相手にもされなかった。
結局、4人目のチャレンジで6800ペソを2.5ドルに替えてもらうことに成功。
レートとしては2720なのでかなりいいと思う。
おそらく国際空港まで持っていって替えてもらった方が高くなるのだとは思うが、空港へ行くのが面倒なのでこれでいい。
少ししかなかったしね。
審査官のおじさんは親切で、こちらの顔を見るなり
Ah Japon?
TOKIO!
と声を上げた。
うんうん東京東京
と、別に東京に住んでいたわけではなかったのだがそのノリに乗ってあげると、窓口からポンと地図つきのパンフレットをくれた。
無料で。
なんと!
いつもなら自分で「地図ありませんか?」と聞いてまわらなくては手に入らない国の地図を審査の段階でくれるなんて。
そして「90日だよ」とパスポートを返してくれる。
前に並んでいたバックパッカーは75日くらいだったらしく、ちょっとふてくされていたのだが、
これは日本人を歓迎しているということでいいのか。
なにか日本に対してこの審査官はいいことがあったのだろうか。
自分の知らないところで世界は動いているのだな。
国の入口からいきなり山。
雨に降られながらそんな道をゆく。
山が一部切り崩されているので、勾配と距離が多少緩和されているのが嬉しいところだ。
自然破壊だけれど。
↑切り崩され地層が見えている
↑町はずれにあった果物屋。3種類のぶどうが吊るされている
すぐにTulcan(トゥルカン)という町があったので、そこへ入ってみる。
銀行に行ってお金をおろさなくては。
国境にもATMがあるようだったのだが、一応ドルは手持ちがあり急ぐ必要がないのと、ここは手数料がかかりそうな気がしたので、国境での引き出しは避けたのだ。
ここもなかなか大きな町で、広場にある銀行でお金を卸す。
banco pichinchaというこの銀行は手数料が無料のようだ。
コロンビアでもbanco poplarとbanco de bogotaあたりが手数料無料だったようである。
bancolombiaという銀行も無料だったかもしれない。
自分はpoplarばかり使っていたのでそこら辺はあまり覚えていないのだが、上記にあげた銀行で卸すのがオススメ。
もしかしたら知らずに取られている可能性もなくはないが、レシートには$0と書かれていたのでおそらく無料のはずだ。
↑広場にあった日時計。しかし雨ばかりで太陽が出る日は少ない
↑頭を押し付けて寝ている野良犬
↑エクアドル専用のコイン。アメリカにはない$1と$0.50のコインがあって便利なのだが、かなりでかい
今日はほとんど進んでいないが、近くにあったhostal casanovaというところに泊まる。
$10でそんなに安くないが、かなりきれいな部屋だった。
従業員も感じがいい。