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ごちそうになったマスとジュースがおいしかった話 Huarina、Batallas


居心地のいい場所からの出発はいつもつらい。

思い切ってベッドから飛び起き、できるだけなにも考えないように服を着て荷物を詰める。

すこしでも間をおくともうダメだ。
やっぱりもう一泊……なんて言葉がよぎってしまう。

迷わないうちに勢いにまかせてホテルを出た。



とりあえずこの先10kmほどで次の町に着くはずなので、そこを目指して走ってみよう。






しばらく走ると大きな道路にぶつかり、そこにあるのが Huarina(ウアリナ)というところ。



とりあえず昼ご飯を食べなくては、
と値段を聞いて回っていると、そこに座っていたボリビアの経済首都ラパスから来た観光者たちにごちそうしてもらった。



ここで食べた trucha(トゥルーチャ、川マス)は大きくて油が乗っており、身もやわらかくてフワフワ。
ほかで食べたものよりもおいしかった。

上に乗っている小魚もサクサクして味は煮干しのよう。
ちょうど煮干しが食べたいと思っていたので幸運だった。


彼らにジュースももらって、その3人は車で行ってしまった。

こちらはその食堂街を歩きながら見ていると、今度はジュース売りのおばちゃんが1杯サービスしてくれるというのでご厚意にあずかる。



いただいたのは砂糖入りの麦茶、セバーダ。
そこにキサという実を入れてくれた。



すると一気にあんずのような香りがジュースのなかを漂いはじめる。
さわやかな風味でまた違った味わいになった。
ただし、実自体はあまりおいしくなかった。


このウアリナという町は昨日まで泊まっていたウアタハタよりも大きく、こちらに泊ったほうがよかったのかもしれないと後悔。
泊る場所があるかどうかはわからなかったけど。



その先はだいたい一本道。
広い直線をずんずん走る。



走っているうちに、なんだか既視感を感じる。

どこかに似ているが、どこだったっけ……
と考えていたら、わかった。
メキシコのアウトピスタ(自動車道)に似ているんだ。

道路の広さ、全体的に黄色くて広大な景色、ときどき現れる意味のわからないちいさな脇道、
そしてすこし退屈な道。



そんな道路をひたすら走り、Batallas バタージャスという美味しそうな名前の町に到着。
ここが今日の目標地点だった。


さっそく町のなかに入ってみる。



店や食事の屋台などはたくさん並んでいるが、宿は見つけられない。
坂を登っては降り、人に聞いてもなかなか見つけられなかった。

キャンプを覚悟したが、なんとか1件だけ見つけることができた。
先ほど走っていた幹線道路の通りぞい、ガソリンスタンドのすこし先に hospedaje の看板が。



値段はたしか25ボリビアーノ(400円)。
トイレは別でシャワーはぬるいのしか出ないらしい。

泊れるなら何でもいいや。


    ↑飼われていたマイク君。すこし控えめな性格で、おじいちゃんなのか行動が鈍いがなかなか賢い


 
    ↑部屋はけっこう広かった



疲れたので、さきほどの広場まで飲み物やお菓子を買いに行ってみよう。

ボリビアの値段や物のことも知っておかないとね。



    ↑果物をすりおろしたネクター系のジュース。こういう果汁系は高い。でもおいしい



    ↑左はボリビアのメジャーなビール paceña(パセーニャ)。右はコロンビアのポニーマルタと同じ黒糖炭酸ジュースだった。味も同じ。くそマズいがだいぶ慣れたかもしれない。普通に飲めた。



    ↑お菓子。右下の baton(バトン)というチョコが1.50ボリビアーノ(24円)とちょっと高いがおいしい。これはイチゴ味だが、普通のチョコバージョンもある。
    本当はもっとおいしかったお菓子があったのだけど、写真を撮り忘れた



    ↑歯茎のグミ



    ↑ゆで卵の見た目をしたゼリー。お酢のような酸っぱい味付け



    ↑ミルク氷。安くておいしい



夜にべつのチャリダーが来たようだが、一回も顔を見なかったし次の日も会うことはなかった。



たぶん会ってもロクなことにならないから、それでよかったんだと思う。


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