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砂漠のなかの OASIS




ふかふかベッドの寝心地はよく、起きたのは11時すぎ。
ロングスリーパーの朝はつらい。

ホテルのスタッフはいないようだったので、のんびりと支度をしてホテルを出る。


アボカドペーストとトマトの乗ったホットドッグ、コンプレートを食べて飲み物を買い足し、シエラ・ゴルダの村の出口へ向かった。




    ↑飲み物を買った商店にいたネコ


昨日は暗くなってあまり探索できなかったが、この村にはホテルが数件あるようだ。
てっきり泊まったところしかないのだと思っていたが、そんなこともなかったらしい。

というのも、この村はバスの中継地点になっているようで、バス会社が並んでいた。
つまり深夜組が泊まるので、ホテルも用意されているはずなのである。


こんな小さなところなのに ATM が用意されていた。

これまでの国ではなかなか考えられない。
小さな村にはなかなかないので、大きな町でお金をおろしておかないといけなかったのだ。

チリってやっぱり豊かなのだな、
と ATM で実感するのもなんだかおかしな話だ。


そんなことを思いながら、村を出ていく。


    ↑村の通りはこんな感じ



村を出ると、とたんに砂漠へと変ぼうを遂げる。
なにもない。
砂しかない。

線路はあるが、人はいない。

 

だれかのお墓で休憩をはさみつつ、ゆっくりと歩を進める。
向かい風が強く、あまりスピードは出せない。


    ↑休憩中



道路のサイドには、廃墟になったであろう村の跡地が残されていた。

くずれた土壁がいまはただ静かに並んでいる。
中庭や広場だったであろう場所が当時の賑わいを思わせた。





ここでキャンプをすることも考えたが、まだ日の光は残っているので先を目指すことに。

暗くなってしまっても、ここはどこも誰もいない砂漠。
どこでだってテントを張ることができるだろう。
水や食料はまだあるし。





  
    ↑このオフィシーナと書かれているところがいくつかあったが、人はいなさそうだった。これは一体何なんだろうか



しばらく黙々と走り、分かれ道に来た。



大きな交差点には店が建っていることが多いのだがここも例外ではなく、砂漠のまんなかにも関わらずガソリンスタンドとレストラン、小さなコンビニがあった。

看板には Oasis と書かれていた。

空はすでに星が見えている時刻なので、今日はここでキャンプさせてもらうことにしよう。


レストランでちょっと高めだがおいしい料理を食べて、店の人にキャンプの許可をもらう。
休憩スペースのような公園風のところにテントを張った。


    ↑海鮮スープ。大好きなアサリが入っていてめっちゃおいしかった


    ↑家庭風ハンバーグとチーズマカロニ





コンビニは2軒あって、そのうちのひとつにはトイレが備えついていた。
しかもシャワーも使えるらしい。
なかなか至れり尽くせりな場所だ。

しかしおそらく有料なので使わないことにする。


念願の地図が売っていた。



欲しかったので買おうか迷ったが、さきの町にインフォメーションセンターがあれば無料で手に入る可能性が高い。
なくても本屋などで同じものが売っているだろう。

ここでは買わないことにした。

 


    ↑機械仕掛けの空気入れもあった。翌日使おうと思っていたら忘れてしまったのでここで載せておく



夜遅くに地元の自転車通行人が来て、外で寝る支度をしていた。

彼はテントを持っておらず、地面に敷物を敷いて毛布をかけて寝ているようだった。

ちかくに人がいるのはすこし不安だったが、車内泊をしているトラック運転手もたくさんいるみたいだし、大丈夫だろう。
そのまま眠った。


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