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コルタという名のカハバンバ



おもい腰を上げ、リオバンバを発つときがやってきた。


ここはおいしいフラペチーノが飲めるし、ちかくにサルチパパ(揚げたポテトとソーセージ)とコーヒーをまずまずの値段で買える屋台もあるし、となりにおいしいソフトクリームも売ってるし、
そんなところを出ていくのはかなり骨が折れた。


部屋の中で、

行こうか行くまいか、
天気はどうだ、もしかしたら雨が降るかも、
明日のほうがなにかいいことがあるんじゃないか。

そんな葛藤を心にえがきながらの出発となる。




一度北へ進路をむけ、線路のよこを通り左へ右へ。

そのまま坂をのぼって西からグルッと南へと方向転換するようなかたちで進むことになる。



じつはこの道、チンボラソへいくときにバスで通ったのだった。

なので途中までの道はなんとなく見覚えのあるものになった。



しかしバスと自転車の違いはここにある。
つまり、自由に止まれるか止まれないかだ。

となりの村であるリカンというところで休憩がてらにたちよった。



立派な教会が建てられており、そのすぐとなりにはhostalと書かれた看板があがっている。

村はしずかで落ち着いた雰囲気。
学生がちらほら見える。


ああ、リオバンバじゃなくここに泊まればよかったかな、
とそのときは思ったが、そのホテルはどこを見てもシャッターが閉まっていて入れる余地はなかった。




    ↑残念ながら扉は閉められていた




さきを進む。


空は雲が広がっていて暗い。

せっかくの草原の緑もそのせいで色が映えず見栄えがしない。



教会のような外観の工場があらわれ、ここで分かれ道。





ここを右に曲がれば30kmでチンボラソ山へと行くことができる。


通り道ならバスを使わず自転車で行けばよかったとも思うが、しかしこのさきはひたすらのぼりで苦しい道のりが待っている。

補充できそうなところはなにもない。(バス内では寝てたので、もしかしたら何軒かあったかもしれない)

着いたところで荷物はどうするか、自転車はどうするのか、登って帰ってきてその疲労を残したままどこに泊まるのか。

そういうものを考慮するとバスで行ってよかったと思う。


なによりルートが違うので、戻ってくるのがめんどうだ。




    ↑晴れていたらもっときれいに撮れていたのになぁ



全然進んでいないが、そろそろ疲れてきた。

やっぱり自転車は休んでしまうとすぐに体力が元に戻ってしまう。



アップダウンを繰り返して17km離れたCaja bamba(カハバンバ)へとたどりついた。






ん?






なんかColta(コルタ)って書いてますけど・・・?


しかし次の目的地クエンカへのバスは進行方向に進んでいるので道は間違っていないはず。




町の端っこまで走ってみる。



どうしようか。
今日はここで泊まろうか。

でももうちょっと走れるかも。



と悩んでいると、おじさんが話しかけてきた。

尋ねてみると、どうやらここはカハバンバであっているらしい。


広場の看板を見たところ、この先すぐのところにコルタというところがあり、そっちのほうが湖があって有名なんだそうだ。


おじさんが
「ここをまっすぐ行ったところに$12のホテルがあるよ」
という話を聞く。

$12でも高いが、ここはそれが最安値らしい。



とりあえずそちら、Uターンして坂をのぼる道を進んでみるが、ホテルはない。


ほかの人にも聞いてみるが結局見つからず、そんなことをしているうちに後輪のブレーキワイヤーがちぎれてしまった。


最近ブレーキに問題がよく発生するのだが、なにが原因なのだろう。
コチャで雨に当たったのがやっぱりいけなかったのか。




小さな自転車屋で修理してもらう。
そこの兄ちゃんからこのさきの道の簡単な情報をもらうことができた。



    ↑町のおくにチンボラソ山が見えた。晴れてたらなぁ




そうこうしているうちに時刻は5時をすぎ、暗くなってきてしまった。


しょうがなくハイウェイ上にあった高そうなホテルにチェックインする。
お値段$15。

部屋はきれいだったのだが、wi-fiは途中で切れるしシャワーのお湯はスタッフに言わないと出ないし夜に水が止まるし、なんだかやりきれない。



この日は疲れていたし、まあ安心できるところで寝ることができただけでいいとしようか。



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