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フェスティバルから身を隠したい。 Cajamarca



朝9時、少年に起こされる。
着替えてのち、昨日夕食をごちそうになった家へ連れて行かれ朝食にパンをもらった。


そのまま11時までおしゃべりする。

本当はこのままもう一泊したかった。
頼めば彼らはよろこんでもう一日泊めてくれただろう。

しかしそんなことは言えなかった。


名残惜しいが彼らとわかれなければならない。
一応宿泊代と食事代ということで、少ないがお金を渡しておいた。

自転車とともに町を出る。



    ↑昨日もみた景色をもう一度目に焼き付ける



    ↑RPGの世界みたいだよね



くだり道を必死に歩いていると、前から仮装した人たちが歩いてきた。




それを写真におさめていると、上から水がふってくる。
そのさきでも水風船を投げつけられた。


これには本当に頭にきたので、コブシ大の石を4つ、レインジャケットのポケットに入れてまわりを警戒しながら進んでいった。



ずっとまわりを睨みつづけるのはとても疲れる。

窃盗に対しての場合もそうだ。
つねにまわりを気にして歩き、ホテルの従業員も信用できない、そんな状態を維持するのは精神的にたいへん疲弊するものだ。


さらに頭上は曇天。
今は大丈夫だが、いつ雨が降るかわからない。
はやく町へつかないと少なくとも夕方ころには雨が降るだろう。

そんなあせりもあって、3時間後にはかなり消耗していた。



小さな村に入ったようだった。
この村は石像が有名らしく、その工房の数がとても多い。
石像は工房の前にたくさん設置してあるので、それを見ればその数の多さがわかる。

その一角、小さな商店もある広い敷地で休憩。
ちょうど隣に座っていた少年に「フェスティバルを見にきたの?」と聞かれたので、それはいつまでやるのか質問してみた。


「明日までだよ」

「そうか…。祭りは行きたくないなぁ」

少年は別段気にしたそぶりは見せなかった。



そこから1kmも行かないところで酔っぱらいにからまれた。

「今日は泊まってけ。ちょっと待ってろ今食事を出してやるからな」

と家の中へまねかれる。
いつ雨が降るかわからないし、水やインクをかけられるフェスティバルは避けたいので、泊めてもらえるならとてもありがたい。


そこの男の子が家庭教師ヒットマンリボーンというアニメが好きらしく、何度も「カテキョーヒットマン、カテキョーヒットマン」と聞かれた。

お、アニメ版は見たことはないが、マンガなら週刊少年ジャンプで読んでたぞ。
途中までならなぁ!


   ↑これ

ということで話は日本のアニメや日本語の話に。


そうこうしているうちに1時間ほどたち、自転車の話題になった。
食事が出てくる気配はない。
酔っぱらいの男は寝てしまっていた。

自転車が壊れているからカハマルカで直すんだ
と言うと、

「なら明日はフェスティバルで店が閉まるし今夜は雨が降るから早く行ったほうがいいよ」

と少年。




え?




「叔父さんは酔ってて知らないけど、うちは今日の夜でかけるからここで泊まるのは無理だから」





バッ
それを早く言うんだよ!!!!!




雨が降ることなんて知ってるし。
だから急いでたんだし。
さっきみんな「ここで待ってて」って言ってたじゃないか。
あれはなんだったんだ?

はぁぁ、
こんな人たちを信じた自分がバカだった。



ああもう、ペルーなんて大っ嫌い!



怒りにまかせて自転車に乗り、くだり坂を思いっきり駆け抜ける。

ブレーキが利かないとかもう知るか。
ブレーキワイヤーが片方ついてないが、もうどうにでもなれ。



軽い爆走ともいえる走行をつづけ、なんとか雨が降るまえにカハマルカの街の入口へと入ることができた。


目の前に見えたHospedajeの看板を目印にそこへ入る。

どうやらほとんどの部屋が埋まっているそうで、25ソル(800円)の部屋しかないという。


思考をめぐらした。

おそらくフェスティバルのせいで部屋があいているホテルも少ないだろう。
あまり探索せず、ここでとっておいたほうが懸命なはずだ。


さきほどの情報をたよりに、祭りが終わる2日間はここでこもることに決定した。



主人が言うにはここではwi-fiが通っているということだが、どうみても向かいの高いホテルのwi-fiですよねこれ。
名前が向かいのホテルの名前だもの。

「これどこにwi-fiがあるの?」
と聞いてみると、
「この辺一帯に飛んでるんだ」との回答。

いやだからそれ向かいのホテルのだよね。


そして電波が全然届いてこない。
ブログですら更新できるかできないかの瀬戸際のところ。


しかし部屋はとても広く、窓際なのでパレードが道路をねり歩く姿も見られる。
これはとてもよかった。



    ↑こんなのが時々歩いてくる



    ↑窓から見下ろして水をかける機会をうかがっている



この部屋だけシャワートイレが別で、しかもシャワーは水しか出ないのが痛いが、しかしホテルの人たちも明るくにこやか丁寧に接してくれる。

25ソルの価値があるかと言われればNOだが、自分はここがかなり気に入ってしまっていたのだった。


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