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朝まで生キリスト教! Porcón Alto





はい、今回は昨日泊まった可愛らしいコテージ風の宿からひきつづきおとどけします。

前回書き忘れましたが、なんとこの宿、10ソルなんですね〜。

"10ペルーヌエボソル" を "日本円" に直すと
なんと320円。安い!


2016/2/16に確認したところ1ソル=32円になっててビックリしました。
ずっと37円あたりをウロウロしているのだと思っていたので。



まあそんなことは置いておいて、今回は夕方までひたすら歩くだけなので、そんななかで見てきた風景をですね、ガンガン載せていこうと思っています。

なぜなら夕方以降まで書くことがないから。


特筆するとすれば、ブレーキワイヤーがまた切れたことと、それでもくだり坂をむりやり走って地面に足をこすりつけながら止まろうとしたら左足の拇指球に石が当たり痛めてしまったことくらい。


そんなわけで、朝から夕方までの時間経過を感じられるよう写真多めでお送りします。

ちょっと長いですが、どうぞー。



    ↑昨日のレストランで今日も朝食。そのときに撮った鳥の写真。アトリでしょうか。フィンチ類はかわいい



    ↑高地の草原ってハイライトな緑色が出やすいんですかね。カナダ中部もきれいでしたっけ



    ↑牛。そんな体で高山病にならないのでしょうか。人は筋肉がつきすぎてると高山病になりやすいと、とあるパーソナルトレーナーが言ってました



    ↑砦跡のような岩。宝物とか埋まってそうですね



    ↑出ました、パサパサでトゲトゲの妙に固い雑草。エクアドルのカハス国立公園でもお目にかかりました。そのときは肌にぐさぐさ刺さって痛かったです



    ↑川が流れていく様。この辺なら源流も近いのではないでしょうか



    ↑これよく見ると木がずらっときれいに整列しているんですよ。中央から左あたりの濃い緑の部分。人口林なんですかね?



    ↑白い点々はぜんぶ石です。なぜこんなに落ちているのか



    ↑石がゴロゴロと。色味がきれいですね



    ↑このへんは特に素晴らしかったのでムービーを撮ろうとしましたが、くだりが急すぎて止まれず無理でした。動画にしたかったなぁ



    ↑かなり降りてきました。標高4000mの峠はすぎたようです。これで凍えずにすみますね



    ↑半壊したレンガの家がファンタジーを連想させます



    ↑高原を駆けるカウボーイたち



    ↑だいぶまともな道になってきました。このころには疲れてフラフラです



    ↑工事で切りくずした山が肌色にひかっています



    ↑と思ったら今度は森がひろがっています。花粉症になりそう



    ↑石でぶつけた左足を引きずりながら歩行中。町はどこだー



それにしても気になるのは、横切る車がどれもインクだらけなこと。




スプラトゥーンかな?


2月初めに行なわれるフェスティバルに先駆け、みんなで水やインクをぶつけるそうです。

うわー、行きたくなーい。(切実)




夕方。
体が重く、腹はぺこぺこ。

自転車の後ろのブレーキワイヤーは切れていた。
もう今日は直してやんないんだからな!
とそのままにしてある。


そして、




おお、村が見える!

そこで景色を楽しんでいたおじさんに話をうかがう。


地図に載っていたPorcon Alto(ポルコンアルト)はどこぞ?

「ああ、それならほら、すぐそこの崖の上だで。
レストラン? ああ、あるんでないかい?
ホテル? …はないと思うが、誰かしら泊めてくれるじゃろうて」



ふへー、崖のうえにあるのか。

つ、つらい・・・


しかしレストランがあるなら頑張る。
だってお腹すいたもん。



    ↑崖をのぼっています


 
    ↑おお、奥に県都カハマルカが見えるではないか! しかしここから20kmさき。もうこれ以上は進めません



忍たまの戸部新左衛門なみの ゆらりゆらり を通行人に披露しながら、ようやくついたポルコンアルト村。



...え。


これって。


小さすぎじゃね?



レストランなんてなかった。
一軒だけ店の看板があるが、すでに閉まっている。

そんな・・・


絶望のあまり、教会のまえにいた人たちの輪に入る。
飯は? 飯屋はないのか?


すると、この教会を取りしきる内のひとりが家へと招待してくれた。


なんと。
さすが敬虔なるキリスト教徒。
やさしい。



家でスープとパンをもらい、今日はここに泊まってもいいとまで言ってくれた。


その家族たちと話をする。
こちらのつたないスペイン語を、苦労しながら聞き取ろうとしてくれる。


彼らの話では、今日の夜から教会でミサのようなものがあり、それは朝の5時までつづくのだそうだ。


なにそれー、おもしろそう!!!


こんな疲れた体だが、興味がそれを押しのけた。

参加させてもらおう。
ぜひに。


 
    ↑彼が家に泊めてくれた人


一度荷物を置きに部屋へ。

その部屋がものすごく広い。
首都のリマへ行ってしまっている兄の部屋なのだそうだが、ものすごく広い。
それどころかこの家自体とても大きい。


こんなところに泊まってもいいのかな・・・・・
逆に不安になる自分。



夜は冷えるからと、本場のポンチョをかぶらせてもらった。

これがかなり重いのだ。
そしてでかい。
その分とても暖かく、むしろ暑い。

こんなの着て動き回るなんて、山で生きるのも大変だなぁ。



教会まで連れていってもらい、そこでみんなに紹介してもらったり一緒に歌をうたったり話を聞いたりしたのだった。

この村で初めての外国人だったそうで、とても歓迎された。



     ↑パソコンやタブレットまである



    ↑ちびっ子合唱団



    ↑自分の子どもを撮影する親たち。どこも変わらないね



しかし、体の疲れはピークに達しており、終わりまでいる気マンマンだったのだけどついに限界がきてしまった。


そろそろ劇をやるよ。見てかないの?

ものすごく見たかったのだが、12時すぎに失礼して寝てしまった。
朝まで参加できなかったのは悔しいが、大きなベッドは暖かく、寝心地は最高だった。



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