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ワープ先は炭鉱の町 ~Santa Lucia




さて、出発しよう。
目玉焼きのサンドイッチをもらい、朝9時前にホテルを出る。
酷いやけどのようになった手の甲は、手袋で日差しから守ることにする。


晴れてはいるが雲が多い。
今日もまた昼頃から雨だろう。

    ↑奥に雪山が見える


道は平たんで走りやすく、高原地帯の景色も最高にきれいだった。


    ↑高地特有の硬い草が茂った草原。
    ところで、おわかりいただけただろうか…



    ↑奥の山が蜃気楼になっていたことを。逃げ水の一種かな



    ↑アルパカ!



    ↑2つ前の日記の看板に書かれていたTintayaとの分かれ道。イマタから10km程離れていて、そこには店もなにもなかった



    ↑川が流れるステキな平原。奥の山へとつづいていく小川がとってもいい



    ↑見えていた雪山が徐々に近づいてきた


    ↑青と白の色合いが、切り離された異世界のように見える


    ↑そんなここの標高は4528mらしいですよ


そうそう、ずっと地図を載せようと思ってて忘れていました。上の写真クルセロアルトはこの場所。これまで滞在していたチバイは画像中央上



走っている間、何度か犬と会った。
餌をねだっているのか、立ち上がったり片手をこいこいしている。
クマ牧場を思い出す光景だ。
これだけ近寄ってきているのに、すんでのところでこちらにはよしかかろうとしない。

前回の道であった犬もそうだったが、この道の犬たちはとても行儀がいい。
他の道ならもっと吠えたてながら追いかけてきて、さらに悪い子は荷物や脚を噛んでこようとする。
この辺の人たちのしつけがいいのだろうか。
そういえばチバイの野良犬たちもみんなおとなしかった。


    ↑決して前足をこちらにかけようとはしない黒犬。まるで路上パフォーマンスをしているようだった。残念ながらチップ代わりのパンはもちあわせていなかった


    ↑近くによってきて匂いを嗅いだ後、高い声でおねがいする



昼になり、やはり天気は悪化。

最初はポトポトと、しかししだいに強くなる湿ったひょうが体と自転車を襲う。
道も上り坂になり、空気の薄いこの辺りではあまり早く進むことはできない。


そんな時、車が一台。
景気よくクラクションを鳴らして通りすぎたかと思ったら、ずいぶん前で停まった。
こちらがなかなか近づかないと見るや、バックしてくるではないか。

これは…



「乗せてくよ」




来たー!



しかしこの先は湖があるみたいだしここまででもすごくきれいな景色なのに車に乗ってしまってもいいのだろうかせっかくの風景美が…
って悩んでいる間にすでに荷物を車の上へ載せようとするおじさん。


うーん、断るのも悪いし、天気も悪いし、乗っちゃお。



予想通りその先も見ごたえのある景色がつづき、やっぱりすごくもったいない気がしてならなかった。

雨でよく見ることはできなかっただろうけど、それでも自分の足で走るべきだったかもしれない。



    ↑先ほど登っていた坂の奥には湖が。すぐ近くだったんだ


    ↑湖の写真2。写真を撮るために停めてもらった


    ↑湖の写真3。ひょうがすごくて寒すぎてすぐに車へもどってしまったのであまり写真は撮れなかった


乗せてくれた彼らは家族で旅行中だったみたいで、後部には奥さんと娘さんとおばあちゃん、小さな男の子が1人乗っていた。
今日はフリアカまで行くのでそこまで送ると言っているが、自分は次の町のサンタルシアで降ろしてもらうように頼んだ。

運転手のおじさんもサイクリストのようで、写真を見せてもらう。
それで自分を乗せようと思ったのか。

「プーノに住んでるから入ったら電話して、住所はここね」
メモを渡してくれた。



    ↑湖をぐるっとまわって先へ


    ↑奥は山の谷間になっていてそこまでのこう配はなくなっていた

 

サンタルシアに入ってからも安いホテルを探してくれた。
とても面倒見がいい。

ガソリンスタンドと一緒になっている30ソル(1050円)のホテルは高すぎる、プーノでなら妥当だがこんなところで30はないなと他を探し始めるおじさんたち。

「このアミーゴは日本から来て自転車で走ってるんだいつもならキャンプするんだけど今日は雨だから宿に泊まりたいんだとさもっと負けてくれてもいいじゃねえかはるばるここまで来たんだぜ値段が下がらないならもうここには来ないからないいんだな」
というようなことをノンストップでまくしたてている。
ホテルスタッフ困惑。

いや、いい部屋っぽいしそれでこの値段ならここでもよかったんだけど。
まあどこもwi-fiは通ってないらしいからどこでもいいか。


さらに車を走らせ、15ソル(525円)の安い宿を見つけ出した。
かつ彼の押しの強さとジョークだか口説き文句だかを巧みに使って12ソル(420円)まで下げてくれた。

やっぱり言葉がうまく扱えるっていいなぁ。
もし自分がスペイン語をペラペラでも、ここでは値下げできなかっただろう。

お礼を言い、手を振って別れた。


    ↑チャリダーのルイスさん



    ↑こちらは安宿の室内。ベッド以外なにもない



ここサンタルシアは思っていたよりも大きい町だった。

どうやら炭鉱の町として栄えたらしい。
今は若干さびれた雰囲気を感じずにはいられないが、人は多いし物価は安いし、なかなかいい町っぽい。
一応ネット屋もあるようだった。

 
    ↑炭鉱の街っぽいワンショット
 

    ↑つるはしを肩に担いだおじさんがなんとも炭鉱っぽい


    ↑それっぽい像



    ↑なんとジムまである。このくらいの規模でジムがあるのは珍しい気がする


 
    ↑デザインのいい看板。セメントや溶接をする店みたいだ


せっかくきたのだからと街中をウロウロ。
探索がてらに買ったものがこちら☟


   ↑見たことのないエナジードリンク。ジャンプという名前で、蓋がきっちりパッケージされていた。味はイマイチ。ボルトのほうがおいしい



    ↑ヘラティナ(ゼリー)とポンチェ。ポンチェは牛乳みたいなのをこうシャカシャカやって泡立てて作る。甘酸っぱい味がする。チバイのカフェで働いてるウェリスがポンチェ大好きだったなぁ…



    ↑初めて見たチップスなので買ってみたナトゥチップス。おさつどきっの味を薄くしてサクッとさせた感じだった。サツマイモの味とサクサク感があまりあってなかった。camoteはサツマイモのことで、この辺の市場には普通に焼き芋が売っている





珍しいのは、大体の町は中心の広場に大きな教会が建っているものなのだけど、ここはごくこじんまりとしたもの1つしかなかったこと。
その代わり町役場がものすごく立派だった。
その役場の後ろに隠れるように、ちょこんとかわいらしい教会が建っていた。







宿へと戻ってきた。
あてがわれた部屋と宿の人たちの家が離れていたので、久しぶりに室内で思いっきりオカリナを吹く。

楽しい。

部屋は見た目と違って暖かいし、コンセントもある。
このホテルにしてよかったかもしれない。

シャワーはないけど、2つ前の宿よりはずっといい。



夕方ごろ、雷と同時に大量のひょうが降ってきて、その後豪雨。




湖周辺の店は全部閉まっていたし、景色はゆっくり見れなかったけどこれにぶち当たっていたと考えると、車に乗せてもらって本当に良かった。




こちら夜に尋ねてきた宿の飼い犬。

部屋に入れようとしたら入口に立ちすくんで奥まで入って来ない。
閉めようとすると出ていってしまう。
ドアを開けるとまた入ってくる。
一体何がしたいんだ!


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