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逆ヒッチハイクで130kmテレポーテーション!? Atico


値下げに応じてくれたホテルの人に別れを告げ、近くの食堂で朝食を食べて出発する。
この辺りは物価が高いが、人々の情のあつい土地柄がなかなか気に入っている。


風が強いうえに上ったり下ったりと坂も多く、なかなか思うようにペダルがこげない。

しかし、そう遠くないところにいくつか町があるのはリサーチ済みだ。
余裕余裕。


    ↑ホテルのおっちゃんが「この先のビーチを見ながら走ってったらいい」と言っていたが、これほどきれいだとは。


   ↑小さな村が見える。山にはyo soy(=I am)と書かれてた


Tanakaという名前の村。
日系人が名付けたのかな。

 


    ↑めっちゃ田中って書かれてますね。グラフィティまであるし


町の中の坂をのぼっているときに振り返ってみると、


  


こんなロングビーチが見えるのです!

ずっとずっと遠くまで広がってる。


ここから上り坂なので、少しずつ広がる景色。
何度も振り返りながら歩いた。


    ↑海遊びにもってこいのビーチ


    ↑地平線までつづく波間


    ↑しばらく登ったあとに振り返る。どんどん広がる白波。どんだけデカいんだ!


一山越えなきゃいけなくて、きつい傾斜に向かって自転車を押し進む。


もうすぐ小さな峠を抜けるといったところで、トラックのなかで手を振ってくれている人がちらと横目に見えたので、サイドミラー越しに手を振り返した。

すると、トラック運転席から降りてきて「大丈夫か!」と叫んだ。
助けを呼んだと勘違いしたのかもしれない。

「いや大丈夫。何でもないよ」


と、そんな流れで
「先の町まで乗せていってやろうか。乗れよ」
という話になり、トラックに乗り込んだ。

見たことないほど長い胴体のデカぶつトラックに自転車とザックを積む。
魚を運ぶトラックの荷台にはシャーベットのような氷が山盛りに敷かれていた。


    ↑写真じゃわかりにくいかもしれないが、このトラックめちゃくちゃデカい


    ↑運転手のハイメさん


    ↑席のすぐ後ろにベッドが! 寝台列車みたいで楽しそう


    ↑自転車はこのように収納された


    ↑コンテナの後ろには氷が敷き詰められ、雪が積もったような状態。寒ッ!


かわいらしい町や村、美しい山肌、不思議にえぐれた岩、賽の河原のように積みあがった何個もの石、枯れ草の荒れ地、緑に透き通る海などが一瞬にして通り過ぎる。
写真の撮る暇もなく、その瞬間を目に焼き尽くした。


    ↑ひたすらもうまっすぐにつづく道。ここは走ったら楽しそうだなーなんて考えながら助手席で呑気に眺めていた


    ↑アティキパという村をササっとスルー。小さくてなんもないけどポップな通りが明るくてよさそう村だった


    ↑そこを抜けると西部劇のような荒野。こういうとこ好き。やっぱりちょっと走りたかったかもなぁ


    ↑なんとか撮れたえぐれた岩の一枚写真。丸くへこんでるのがわかるだろうか。本当はもっとすごい“えぐれめぐれ”な岩たちが無数にあったのです。信じて!


おそらく40kmほど先のChala(チャラ)という町で降ろしてもらえるのだろうと思っていたら、「ここはチャラというんだよ。きれいだろ」なんて言いながら、当たり前のように通り過ぎてしまう。


    ↑チャラの町

住み心地のよさそうなところだったしwi-fiも良好そうだったのでここで降ろしてもらってよかったかなー、なんて。

ただね、

「あと2時間走ったら俺の町に着くから、そこで一泊して、もしおまえがいいなら明日の早朝にまた一緒に出発しよう」

と言ってくれたのだ。



なんかさ、ここまで乗せてもらったのに途中下車するのももったいないかなって。

正直少しは走りたい気持ちもあるし、彼が信用できる人かまだ分からないけど、なんだか断るのもアレだしなぁ。

しかし、チャラからは風が静まるとロマスの人たちから聞いているし。

でもでも、このトラック運転手のJaime(ハイメ)さんはここからずっと起伏が激しくて自転車だと大変だと言っている・・・・・



そんな堂々巡りをしている間に町は過ぎさる。


まあ旅はみちづれっていうし、いっか。
甘え乗せてもらっちゃおう。


※みちづれ
使ったときから次の自分のターンまでに相手の攻撃でひんしになると、相手も一緒に巻き込んで倒してしまうという卑怯なわざ。最大PP5。ゴーストタイプ
つまりこの注釈で何が言いたいかというと、関わってしまったら相手にアクシデントが見舞われたり悪い人だったりしても逃げられないよ、という意味でもあるなぁ、ということ。



  
    ↑ハイメさんがoro(金)の何とかと言っていたチャラ付近の景色。金が取れるという意味なのか、金色をしているという意味なのか、実際にそういう名前だったのか。わからなかったけど、明るく輝いていてとても綺麗だった。金鉱だったのなら行ってみたかった

  
    ↑右側の看板に注目。こんな砂漠なのに果物やオリーブが名産だなんて、ビックリだね。道はまだまだつづく


    ↑広がる荒野。すてきすぎ!


    ↑車内の陰と茶色けた山のコントラストが抜群


    ↑上の写真を撮ってから、アップにしてもう一度撮影したもの。同色系の色が混じり合い、枝分かれしていて模様を作っているのが、木で覆いつくされている山とはまた違った趣があって見ていて飽きない


100km経過。



    ↑だいぶ道が荒れてきた。岩をうがった通り道


    ↑海は透き通っていてきれいに見える。本当にきれいかどうかはもっと近寄ってみないとわからないけど


大体3時間、130kmほど走っただろうか。

Atico(アティコ)という小さな町に着いた。



ハイメさんの家がここにあるらしい。
「今日はここで泊まって明日の早朝にもっと行こう」
という作戦のようだ。


休む前に、トラックが故障したらしくまずは修理屋へ。
こちらも自転車がパンクしていたので、その間に直しておいた。


    ↑オイル交換をしていたようだ


夕方、彼の家の近く、道路わきにトラックを止める。

今日は座席後ろの2段ベッドで寝ていいと言う。
ハイメさんは家に帰っていった。

ホテルもいくつかあるが、無料ならトラックのほうがいい。
ありがたく使わせてもらうことにしたのだった。


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