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人間不信の再発、Jayanca


 


ペルーでのスペイン語の呼び方

〜〜〜〜〜〜

はい、今回はちょっと長くなりますがお勉強から入りますよー。

スペイン語と言っても各地方で全然違うということをこのブログではいくども書いてきているわけですが、
今回ペルーのスペイン語について話したいと思います。


まずはこれを見よ。

 

                      ↑これ!!
   
          http://www.mucha-suerte.com/spanish/spanish8.htmlより


ホントこれね。
今まで almuerzo アルムエルソ がイコール「昼食セット」だったのに、ペルーでは menú メヌ に変わってしまったのです。

それまででも、たとえばmenu del dia(メヌ・デル・ディア)「今日のメニュー」というセットメニューが書かれた看板があったりしましたが、それでもアルムエルソでも通じていました。

こちらでは本当に日本の「昼飯」と一緒。
セットである必要がないようです。
ペルーでアルムエルソと言ってしまうと単品で出てくることも多いので注意しないといけません。

関係ないですがメキシコではcomida corrida(コミーダコリーダ)と呼ぶところも多いですね。


こんな風に、国が変わればやっぱり言葉が変わってしまい、これまで培った常識が覆されつづけています。
苦労がたえない。


一番ショックだったのは、fugo(フゴ=果物ジュース)frugo(フルーゴ)になったこと!
ずっと変わらないと思っていたfugoが、こんな姿になってしまうなんて・・・

いやfugoでも通じるのですが、「あ、フルーゴね」と毎度言い直されてしまうのです。
おいたわしや。


そして、なんとこちらでは"スペイン語"の呼び方も変わっていました。
その名も castellano(カステジャーノ)

調べてみると、カステジャーノはスペイン語の共用語方言ということらしいですね。
たしかにカタルーニャ地方だと言葉がちょっと違うとか聞いたことあります。テレビで。

つまり中国語でいうところの北京語みたいなものでしょうか。
今はマンダリンと呼ばれているそうですが。

メキシコからずっとみんな
「Español Español エスパニョル エスパニョル」
言っていたのに、ペルーに入った途端
「あなたカステジャーノ語は話せる?」
とかになって、違和感がもうすごいんですけど!



↓そのほかペルースペイン語の詳しい話はこちらにありましたのでどうぞ
http://members.jcom.home.ne.jp/catalinahy/dic_peru_espana.html

ここに「ペルーはゆっくり話す」というようなことが書かれていますが、


めっちゃ速いですからね!

今までで最速!!


しかも濁音があまり濁らずフニャフニャっとした感じで話すので全然聞き取れません。



ということで、ペルーのスペイン語でした。

〜〜〜〜〜〜〜



そんなペルーで、自分はこのとき、言語の壁によりかなりフラストレーションがたまっていた。

話しても通じないうえに勘違いされることもしばしば。


伝えたくても言えない

話を聞きたくてもわからない


そんな行き違いが何度も何人もつづき、苛立たしさがつのってきてしまった。
留学に行ったことのある人や赤ちゃんのころの記憶が強い人は、もしかしたらこの気持ちをわかってくれるかもしれない。
言葉がわからないことに対する憤り。


もう誰とも関わりあいたくない。

自分の人間アレルギーが強くなっていき、さらに人間不信におちいった。




モトゥペを出発。
ここで会った人達にお礼を言おうと少し探しまわったが、この日誰とも会うことができなかった。



いつものように道を走る。

スイカとジュースのみ売っている八百屋で休憩したり、

 

ちょっとした村の公園で休んだりしながら、





Jayanca(ハジャンカ)という村に入った。
植物の種のようなトゲトゲのせいでちょうどタイヤもパンクしたところだったので、今日はここに泊まることにした。


村の入口に小さなサッカーグラウンドがあり、そこでキャンプしようと思ったが、村人が言うには「ここはかなり危険でよくスリや強盗が出るからやめたほうがいい」とのこと。


セントロ(中心部)の広場でキャンプしたらいいのでは、ということをみんなが言うのでそちらへ向かうと、セントロではクリスマス年末シーズンの祭りで盛り上がっている。
出店やビンゴ大会など賑やかだ。


こんなに人がいるところで寝るのは難しいのではないか。

「深夜になれば人はいなくなる」とバイクタクシーの男は言ってくれたが、警察にはやはりここは危険だからやめておくべきだと忠告される。



この村のホテルはどこも30ソル(約1050円)でwi-fiはなし。
ネットができないのに30ソルはちと高い。

そう思ったが、そこまで危険だと言うならと思いきって部屋をとることにした。


そう決断するまで迷うこと3〜4時間。
キャンプかホテルか考えながら街中をウロウロしていた。


その間にものすごくたくさんの人たちに話しかけられ、からまれた。
ほとんどの人は善意で声をかけてくれたのだろうけど、この日はとてもじゃないが人と話す気分になれず、誰一人信じることもできなかった。

全員敵だと思った。

誰とも会いたくなかった。


そんな状態だったので、声をかけてくれた彼らをかなり厳しい対応をして追い払ってしまった。

具体的に言うと、笑顔はなく接し、必要以上の受け答えはせず、さっさと立ち去ろうとする素振りを見せたり実際無視して通りすぎたり。



今考えるとかわいそうなことをしてしまったと思うが、それでもこの感情をどうにかできるほど、自分はやさしくない。



……でも、さっきも話で出たバイクタクシーの男には優しくしてあげればよかった。

意味がわからない単語があって話が通じなくなったとき、そのときは一度別れたのだが、その30分後に
「あれは車を入れて止めておく駐車場のことで、garajeと同じだよ」
とわざわざ教えに戻ってきてくれたのだ。


それもペルーから出始めた単語だったのだが、なんという単語だったのか今は思い出せない。



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