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その道は厳しいものとなるじゃろう ― Nevado Mismi アマゾン川源流 中編




トゥッティ村へ来て3日目。
約束通り朝の8時に老年のガイドが来ました。
年齢は57歳。


朝食を食べて2人分の弁当をもらい、ザックに詰め込みます。
なぜガイドの分も自分がもたないといけないのか、疑問に持ちながら。



※約束通り
これは個人的な体感の話なのだが、ペルー人は約束を守らない人が多い。今までのべ9回ほどペルー各地・各人々と待ち合わせをしたことがあるが、ちゃんと来てくれたのは2人だけ。しかもその2人もその後の約束は破り、待たせたまま来なかった。




おそらく山の向こうはすごく寒いので、装備はがっちり。


・綿のインナー
・コロンビア人にもらったサッカーコロンビアチームの長袖レプリカ
・ボロボロになっているユニクロのホワイトグレーパーカー
・自転車用スパッツ(本当はタイツか何かがよかったのですが、持ってなかった)
・ジーンズ
・靴下×2
・若干切れ目の入ったスニーカー
・腹巻
・グレーのワークキャップ
・エクアドルで買った厚手のbuffのようなバンダナ


ほかにもあったかセーターや耳付き帽、レインジャケット & パンツなども持参しています。




暖かな日差しの中、足並みをそろえて出発。
ガイドが家から荷物を持ってくるのを待ち、それから村のすぐ向かいにある階段を登っていきます。


事前にカフェやインフォメーションセンターでもらっていた情報によると、ミスミ山を登る道は2つあるそうで、今回行く道は旧道になります。

もう一つの新道は道が広く車で頂上付近まで行けるのですが、ぐるっと遠回りをするので歩きでは時間が余計にかかるそうです。


今回通るところは昔からあるため近所でなじみの道らしく、登山道入口では荷物や家畜用わらを担いだ村人が行きかっていました。



いくらか登っていくと、石垣がつづく通りへ。
その奥に昔の村の跡地があります。



 Ñaupallacta(ニャウパジャクタ)というところのようです。



    ↑朽ちた家が並んでいました


ブリキで出来た板をよけて奥へ入ります。

「ここは昔の教会だよ。見て行ったらいい」

と中へ入っていくガイド。


    ↑祭壇のようなもの。下に書かれているのはスペイン語なので、めちゃくちゃ古いわけでもないようですね



    ↑模様をかたどった石



ここを通りすぎると、小高い山を登ることになります。

すでに標高は高く、いつもよりずいぶん軽いとはいえ背中には荷物を背負っているので、息が切れて長くは歩き続けることができません。

休憩を多めにとってゆっくり登ります。



    ↑上から撮った写真。先ほど下から見た村跡の全景が見える



登り終わると一変、高原地帯へと変わります。
道はほとんどないと言ってよく、とがった草が脚に刺さって痛いです。
足元に気をつけながら進みます。


    ↑この日本にもある雑草のような長い葉が、実は硬くジーンズを貫通してチクチク刺さる


こんな大自然をひたすら歩いていれば、様々な動物とぶつかります。


    ↑アルパカ


    ↑トカゲ


そのうち横に水が流れているところに出て、辺りは湿地帯のようになります。
気温が低いため水は一部凍っていました。


    ↑直立した緑の草は固いので上に乗れば濡れないが、時々沈むという罠があるので油断できない


奥まで進むと大きな崖があり、そのサイドを走る細道を渡ることに。
そろそろヘロヘロだしお腹もすきました。

スニッカーズやチョコピーナッツを食べて元気回復。
お菓子を持ってきておいてよかったー。

ガイドにもチョコピーナッツを分けてあげると、ポイポイパクパク食べていました。
このあたりからガイドの態度が少し柔らかくなった気がします。



    ↑岩に苔のような植物がくっついています



    ↑このような谷の横を通りました


途中、牧羊犬がけたたましく吠えながら岩崖を駆け上ってきました。

チバイの観光インフォメーションで聞いた、
「アルパカを守っている見張りの犬は危険だね」
という言葉が頭によぎります。






  仲良くなりました。




足元の石は瓦状になり、踏みしめるたびにカラカラと乾いた音が響きます。
石が浮きやすいのでちょっと歩きにくいです。




気づくと靴の先が濡れていました。
湿地帯のところで水に浸かってしまったようです。



つらい。

靴が濡れると乾きにくいし、足も冷たくなるし、怪我もしやすくなるし、
なによりにおいがものすごく臭くなるのがつらい。

我慢して歩き続けます。



崖の上をずっと歩くと、ついに奥に雪山の連なりが見えてきました。
奥は盆地になっています。
そろそろでしょうか。



と、ここで昼食。
弁当の内容は肉と温野菜でした。



荷物が軽くなり、腹もふくれてホッと一息。


崖を下りると、ガイドからちょっと待てコール。
どうやらこの近くに家があるらしく、その住人にキャンプの許可と食事の有無を確認するようです。


    ↑奥に家畜の群れが見える


許可が取れたようです。
ちなみに食事は一回5ソル(175円)

丸く石垣にかこまれたところにテントを張ります。
地面にはアルパカとリャマの糞が一面に転がっていますが、乾燥しているので大丈夫らしい・・・・・

約6時間歩き、やっとゆっくり休めます。


まだ昼の2時過ぎですが、今から登るとここに戻るころには夜遅くなるので、今日はここで休んで明日の深夜3時からスタートするらしいです。


空気が薄く、じゃっかん頭が痛い気がします。
息が切れるのであまり激しくは動けません。



夕方。

ガイドが
「アルパカ追いに行ってくる」
と言うので、自分もついていくことにしました。


    ↑子アルパカを捕まえて見せてくれた


少しだけですができる限り自分も手伝います。


    ↑アルパカの群れ。モッコモコ



    ↑この大きくて首の長いのがリャマなのだそうで


夕食にスープとお茶をもらい、今日はこれでおしまい。
明日の夜中3時ごろガイドが起こしてくれるらしいので、ゆっくり寝て体力を回復させましょう。


―メモ―
今回はちょっと文字を大きくしてみました。どのくらいの大きさがいいんだろう。


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