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病院の国、Latacunga



            

注意:今回はかなり汚い話が入ります。波線から下は閲覧注意です。


そういうことなので先に拍手コメントの返事を書いていきます。




sさんへ

いつもご心配おかけします。
自分は体が丈夫というわけでもないので何度もピンチに陥ったりしていますが、運良くここまで無事でいられています。
まわりの人の協力も大きいのでしょうね。







そろそろ胃痛もおさまってきたので、いいかげん先へ進もうと決意する。

ひとところに長居するとそこから抜け出せなくなりがちだが、思いきって出発してしまうと意外とすんなり抜けだせるものだ。



マチャチの町を後にし、景色をたのしみながら自転車をすすませる。


まだ少し腹痛があるがなんとか走れそうだ。



    ↑題:高山と野原



    ↑題:秋色森林



    ↑前回の追記にも書いたが、火山が近くて現在はすこし危険らしい。






腹をすかせて入った店はどこも高く、ちょっとばかし危なかった。

なんとか一皿$2の店を見つけて遅めの昼食。
それでも高いがまあしょうがない。

眠かったのでついでにコーヒーも注文。


そしてそこに、いつも自転車のバッグにいれて持ち合わせているクリープを投入。
ひさしぶりに飲んだカフェオレはとてもおいしかった。




     ↑なぜかよく落ちているカギ。最近よく見る



ひさしぶりとなる走行、約65km。

脚がすでにぼろぼろだ。
疲れて倒れそうになりながら、Latacunga(ラタクンガ)へと到着することができた。






日が暮れかけているが目についた教会へ。
この教会の外観が城みたいでかっこいい。






疲れ果てていたので値段は無視。
ウロウロして見つけたホテルへ。

$14から$2安くしてもらい、フラフラと壁に激突しながら自転車を3階まで運び、くったくたの体でベッドにダイブ。

疲れすぎていたせいでフロントでは愛想がわるかったかもしれない。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






この日の夜、便が赤っぽかったので次の日病院にいくことにした。

血便かどうかはわからないが、初めてだったので驚いたし怖かった。




その前に手持ちの現金がない。
故障していないATMを探すのに一苦労し、病院へは午後4時についた。

7時までやっているようだったので助かった。



正面から入ろうとすると警備員に呼び止められたので、事前に症状を書いておいたメモを見せてみる。

「emergencia(緊急)のほうから入って下さい。無線で連絡して通れるようにしておくので」



次々に担架にはこばれる人々を横目に場違いなところにいるような感覚に襲われながらイスにすわって呼ばれるのを待つ。

看護士さんが質問をしたり血圧や体温を測ったりしてくれる。



外国人は珍しいらしく、まわりの看護士がケラケラ笑っている。

メモを見せるが、ちゃんと読んでいないのかなんなのか、なかに書いていることを何度も聞かれ、しまいには「なんでここに来たの?」と聞かれる始末。



昨日写真に撮った便を見せると態度は一変。
診察室へと連れられた。



薬で色が変わった可能性があるということで、見てみないとわからないと言う。
それまでブスカピーナという薬を薬局で買って飲んでいた。


そこで渡されたのがプラスチック容器。

「これにうん○をいれてください」




え!!
これに入れるの?

だってこれけっこう入っちゃうよ。
100ccくらいあるよ。
下手したらもっとあるよ。

こんなに必要なの? 趣味なの?

    ↑参考:100cc容器


しかも直接じかに入れろって?

え、ムリムリムリ。
どうやんのそれ。
高等テクじゃね?

ってかはみ出ちゃうでしょ。
出てくるウンチョス、これで抑えきれるレベルじゃないから。





そのうえ「今出せ」と言うではないか。
出ないと言うと、「じゃあ出るまで待ちましょう」と返ってくる。


給食をぜんぶ食べるまで昼休みがもらえない小学生のように、病院のなかでひとりイスに座ってじっとしているしかない。



1時間ほど経ち、

「難しそうだからホテルでとってきて明日また来てね」

と優しくほほえみながら、薬局から薬を持ってきてくれた。




驚くことに、
なんとこれ全部タダ!


パナマでは診察料は無料だが薬代は別途かかったのだけど、
ここでは薬も全部タダ!!!


さすが、消費税を12%も取っているだけある。



    ↑これぜんぶ無料。
   左の赤い水はフルーツの描かれた袋を溶かしたもの。生理食塩水だろうか、匂いはイチゴだが味はすごくしょっぱい。
   上にちょこっと見えている袋に入った青いケースが例の検便用の容器。




ホテルにて滞在を一泊延ばしてもらい、室内でウンピくんの採取。

薬のおかげか、今回はみずみずしくなく固形、そして赤くもない。
むしろ緑色をしていて逆に大丈夫かと心配になってくる。


ヨーグルトについていたプラスチックスプーンを最大限に利用し、なんとか採取に成功した。




再度病院へ。

昨日いた人はこの日誰一人としていなかったようで、メモ帳を置いてきてしまったためにまたまた話が噛みあわない。


奥でくすくす笑っている看護士たちにイラッとしながら、例の写真を見せて検便の容器をわたす。

30分ほどで検査結果が出るという。


そんなに早いのか。
3日くらいかかるかと思っていた。


検査する人を気の毒に思いながら待つこと30分。





結果は.........


investigacion de polimorfonucleares   positivo+
sangre oculta             positivo



positivoって陽性、つまり反応ありってことだよね?

…大丈夫なのか?


というかなにが陽性なのかまったくわからんのだが。



とりあえず、
rotavirus     negativo
と書かれているので食中毒ではない模様。



先生にもう来なくても大丈夫だと言われたので、きっと大丈夫なはず。
なにも言われてないし。


なにかあったとすれば、薬をひとつ増やされたことくらい。

これ一日3回飲むものなのだが、
朝の服用がなんと、

6:00 AM

と書かれているではないか。


え、いや、無理です。
なに、みんなそんな早起きなの?

とりあえず食後ってことでいいのかな、これは。




そんなわけで安心したので町を歩き回ったりしてその日は終えたのだった。


 
    ↑こんなガスマスクを道路で働いてる人たちは首にぶらさげている




こちらの女性の民族衣装は布地が厚めで色は黒や茶などの暗めが多い。
首にストールをまき、頭にはパナマハットをつけている。

そのためここの人達はオシャレに見える。




広場の屋台で食事。


    ↑煙がたちこめている




マッシュポテトと肉、目玉焼きに紫芋の煮たものとご飯。
これで$1.50は最安値のレストランと比べると若干高いが、とてもおいしかった。

マッシュポテトが好きな自分好みの内容だ。




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