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なんでみんなテレビ見ないの? 【ペルーのTV事情】



今はペルーの首都、リマにある日本人宿「お宿桜子」に滞在しているのですが、ここに長居しているとやはり色々な人に出会います。



中米で働いていて、日本へ帰国するついでに南米を回っているひと
とあるゲームに感銘を受けて、そのモデルとなった土地土地を訪れているひと
各地の料理を勉強しながらイベントを開いているひと
奇妙な儀式に参加するため、ひとりで奥地まで行った女性
ドローンで風景を撮りながら旅行し、それがfacebookの目にとまり広告契約を結んだ夫婦
アクセサリーを作って売りながら各地を巡るライター夫妻
新聞に旅の話の記事を投稿しながら旅行しているひと…



今まであんまり日本人やバックパッカーに出会わなかったので、こういう体験もなかなか面白いものですね。




さて、お宿桜子では日本語のテレビ局がひとつだけ見れます。
それはNHK。

ホテル内で見るともなくかけられているのをよく目にするんですね。


そこでひとつ疑問があって。



ペルーのテレビとか、みんな見ないの?



パソコンが壊れてから、というか、壊れる前にもちょいちょい現地のテレビを見ていたんです。
メキシコの記事でテレビ番組「エル・チャボ」の話をしたと思うんですけど、こっちでもわりと見てます。

でね、ペルーのテレビ局をつけてる人があまりにもいないので、
みんな海外のテレビとか、そんなに興味ないのかな、と。
どんな感じでやっているのか興味ないのかな? と思ってしまうわけです。


じゃあCMや番組の中で宇多田ヒカルの「first love」のピアノバージョンが使われていることとかも知らないの?
ちょっともったいなくない?
結構おもしろいのに。


小さい頃には「テレビっ子」と兄弟からよばれ、言葉の多くをテレビで覚えた自分としては、なんだかちょっぴり悔しい。

そんなわけで、ペルーのテレビの話を少ししましょう。




最近ではバラエティ番組をよく見ているのですが、大道具にお金がかかっています。

下がパカっと開いて水に落ちる装置とか。
レースの障害物とか。


この辺では、日本でいうsasukeとvs嵐や東京フレンドパークがくっついたような対戦スポーツ番組が流行っているようで、
なんで流行っているのかわかるかというと、同じ時間帯に似たような番組が3つ並列でやっているのと、食堂でよくかかっているから。


ペルーではその中でもEEG(えーえーへー、と読む)という番組が1番人気がありそうです。

ルールや進行が他の2局よりもしっかりしていて見やすい構成となっているのが受けているのかなと思います。
そのおかげでついこの間リニューアルしました。

conbate(こんばて)のほうは、コロンビア、エクアドル、ペルーとワールドワイドにやっている番組なのですが、それぞれの国で別々に撮っているので、内容や出演者が違います。
エクアドルでは人気が高かったのですが、ペルーではまずまずみたいです。

ペルーのconbateはチーム内の恋愛や文句の言い合いなど(おそらくほとんどはヤラセ)が多くてゲームがいちいち中断してしまうんですね。
テンポが悪いので、あんまり熱中できないのが原因だと睨んでいます。



こちらのテレビと日本のテレビとの一番の違いは、カメラの切り替えです。
1カメから2カメにスイッチ、といったあれです。


とにかく切り替えが早い。
その間隔、0.5秒。

目がチカチカします。


しかしそれが許されるからこそできることもあります。


別のチャンネルでplayback(ぷれいばっく、正式名称:Los Reyes Del Playback)という、ものまね紅白歌合戦みたいな番組があります。

音源をかけ、演者は好きな格好で歌に合わせて口パクをしながら踊ったり演技をしたりして競う番組内容です。


その内容のとおり、音楽が半分以上の時間を占めるので、そこでこのカメラワークが生きてきます。

音楽に合わせて、演者だけでなく司会や他の演者たちにもカメラを一瞬だけ切り替えることにより、飽きさせずに楽しませることが可能になっているのです。

イメージとしては映画のエンディング。
スタッフロールの横で、主演たちが踊ったりなにかパフォーマンスをしているところを、画面がパッパッと切り替わりながら映すものがありますよね。

そんな風に、華やかで楽しげに見せることができるのです。



日本のアニメもよく放送しているのですが、キャラクターのセリフはもちろんのこと、オープニングやエンディングの曲までもがスペイン語に吹きかえられて歌われています。
曲は同じなんです。
いわば日本の曲をスペイン語でカバーしたような形。

「ブラックジャック」でもその例に漏れず、エンディングは大塚愛の「黒毛和牛上塩タン焼き680円」がスペイン語になって使われていたのですが、
それを歌っていたのがどう聞いても小さな女の子なんですよね。
これ、歌詞の内容がもし同じだとしたら大丈夫なのか、不安になりました。

ゲゲゲの鬼太郎もやっていまして、妖怪というものがこちらにあるのか、子どもが理解できるのか気になって仕方がなかったです。
普通のアクション漫画として見ているのかな、とか。
想像がふくらみますね。



中南米で有名なソープドラマ(昼ドラみたいなの)は全然見れてません。
せめてスペイン語がわかればいいんですけどね。

噂では相当中毒性があるそうで。
こちらに来たかたは、ぜひ試してみて感想を聞かせてください。



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