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ペルーは飲み物天国 Tambo Grande





ラスロマスは全然なにもないが居心地はよかった。


本当になにもない。

どれくらいなにもないかというと、ポテトチップスすら店になかった。
もちろんスーパーなんてないし必要なものがあるなら不便この上ないのだが、今は節約の身。
無理矢理お金を使わせないようにする枷をはめるにはちょうどいい環境だった。


そんなラスロマス、今日出ます。



町を出ると川が一本流れていて、それから目のまえには家がなくなり再度無人の砂漠へと変貌する。



    ↑川のまわりだけは自然が豊かである


しばらく走るが、この日は調子がよく全然疲れない。

道がよかったのかもしれない。
休憩も数回しか取らずに順調に進むことができた。



    ↑横に灌漑用水が流れていた。砂漠の中にあるのでちょっとばかり目立つ



    ↑途中の店で買ったGuaranáガラナ。日本のガラナと味は若干違い、少量のガラナにリボンナポリンを混ぜたような少し独特な味



   ↑これ 日本のガラナ    ↑これ リボンナポリン




    ↑コンクリートの脇はこんな感じ。砂だらけだ



    ↑砂質は砂浜の砂くらいのサラサラ加減。もしくはもっとサラサラ



順調に走りつづけ、
今日着けたらいいな、と思っていたTambo Grande(タンボグランデ)という町にあっさり着いてしまった。

もっと時間のかかるものだと予想していたので、あっけない。



町の入口手前、直進と右折のT字路にたつ看板には[→ PIURA]と書かれている。

次に向かうはピウラだったので右へ曲がろうと思い、だがちょっとその前にそこの角で売っていた露店ジュース屋に立ちよった。

大きな丸いタッパーにたっぷりと入っている飲みものをひとつ注文。




ここは今まで聞いたことのないジュースがたくさん売っている。

名前は長くてまだ覚えられていないのだが、そんなご新規メニューの正体のひとつはおそらく紫トウモロコシのジュース、


         ↑この黒いのがジュースになるらしい

そして大豆のジュース。


黒トウモロコシのジュースは甘く、ブルーベリーやカシスの酸味を抑えたような味。
コーンの風味は感じない。

大豆ジュースは豆乳っぽいのかと思いきや、こちらも甘い系のジュース。メキシコのオルチャータ(米を使ったソフトドリンク)を豆臭くしたような味だった。


どちらも味が薄かったのは、氷が溶けたためかケチって水を多くしているためのどちらかだと思うのだが、この暑さのなか喉の渇きを癒すにはちょうどよい薄さだった。

濃かったら逆に渇いちゃうからね。


それをプラスチックのでかい計量カップみたいなヤツにいっぱい、なみなみ注いで渡してくれた。
…そのカップ、コップに注ぐためのやつじゃないんすか?


     イメージ図



500ml以上はあるジュースをゴクゴク飲んでいると、ジュース売りのおばさんは

「ピウラに行くならここをまっすぐ行ってタンボグランデをつっきったほうがいいよ。新しく道ができたからね」

と教えてくれた。


それでは、と言われるままタンボグランデへ向かう。



    ↑正面にはこんな樽のような門があった



    ↑なかはこんなになってる。意外とスッキリ



現在の時刻は3時30分。

このへんは治安がよろしくないらしいし、日射しで体力がかなり削られていたので、この町で休むことに決定。


    ↑タンボグランデの町



ホテルを探す。

最初に入ったホテルは25ソル(875円)とそこまで高くない。
が、部屋がイマイチだったのとwi-fiがなかったので、とりあえず他のホテルを見に行くことに。


それから街をさまようもののまったくホテルが見つからず、やっと見つかったと思ったら満室。

しょうがなくもとのホテルに戻ってみると、今度はそこも満室…!
最初からここにしておけば。



他に空いていたホテルといえば、なんと50ソル(1750円)。
さすがに高すぎる。


キャンプも考えたが、体中汗まみれだしホテル探しのせいで疲れていたので、この高いホテルで10ソル負けてもらい泊まることにした。

入ってみると、部屋は広いがそれだけ。
ネットもできないしゴキブリが徘徊している。

この内容でこの値段はちょっと割に合わないんじゃないかと感じながら、今日はシャワーを浴びれるだけでよしとしようと考えを改め、その日は眠ったのだった。



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