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自転車走行を邪魔するものたち Trujillo




2012/2/28  Perú, Contumazá コントゥマサ


いつものように朝食をもらい、ホテルの人たちといっしょに食べる。

今日は10時すぎにホテルを出たので、いつもよりちょっと早い出発となった。
次の町まで距離があるようだったので、がんばって早起きしたのだ。

が、その小さな努力を打ち破る出来事がつぎつぎに起こることになる。



まず、出発してまもなくしてから雨が降り出した。
町の入口で雨宿りし、収まったときを狙って道へ。



    ↑世話になったコントゥマサへさよなら


10㎞ほどのぼり坂で足が思うように進まずひやひやしたが、その後下りになり一安心。
このままいけば今日中に次のCascas(カスカス)までたどり着けそうだ。

だが、これがいけなかった。




そこからの道路はアスファルトが敷いておらず路面状況がわるいうえに、坂が急すぎて自転車を自制しなくてはスピードが出すぎる。

道路はそれほど狭くもないが、よこは崖になっているので油断できない。
こんな石や岩やくぼみだらけの道でスピードを出すと、かなり危険だ。
自転車への負担も気になる。

下りでスピードを出せる環境にある中、それを抑えないといけないのは苦痛だ。
早く次の町へ行きたいのに。


ここでまた雨。
しかも大雨だ。


崖の多いこんな山奥に雨宿りできる場所もない。
雨はやみそうになく、これ以上荷物が濡れるとマズい。

これ以上はゆっくりできない。
そう判断し、砂利道での自転車の影響も気にせず急いでかけ降りた。



コントゥマサのホテルでもらった荷物が重い。
とくに2つのミルク缶が非常にやっかいで、その重さのせいで後ろにくくりつけている荷物が3分に1度落ちてくる。

いちいち立ち止まって荷物を直さなければいけないことに腹が立ってきたので、こちらを心配して止まってくれた車の人にミルク缶を一個あげてしまった。

応援しようとした人から逆にものをもらうなんて、まさか彼らも思ってもみなかっただろう。



コロンビアでもらったヘルメットも捨てた。

もらいものなので捨てたくなかったが、今までに一度しか使っていなかったし、がさばってかなりの負担になっていたのでしょうがない。



大雨のなか道が悪くて進めないことにイライラし、ずり落ちた荷物も直さず、引きずりながら走ること十数分。

荷物の一部がチェーン部分に絡まり、自転車が止まってしまった。
よく見ると、後輪が外れている。

直そうとしてもタイヤが固定されない。
悪路の振動で留め具がはずれ、部品がどこかに飛んでいってしまったようだ。



こうなってはもうお手上げだ。
自転車でこれから何十㎞も走ることはできない。

ものすごくいいタイミングで来たバスを止めて、120㎞ほど先の都市Trujillo(トルヒージョ)へ。
値段は15ソルで、5~6時間はかかっただろうか。




街中で降ろされたときは夕方近くだった。
壊れた自転車を引きずりながらホテルを探す。


さすがは都会、どこも値段が高い。
それでも暗くなる前に安いところを見つけることができた。


ここの料金は、テレビありで30ソル(1050円)、テレビなしシャワー・トイレ別で20ソル(700円)。
20ソルを選択。


安いほうの部屋は”テレビなし”と言われたはずだが、実際にはテレビがついている。
ただしコンセントが届いていない。
とんだ設計ミスだ。

もし延長コードと電源アダプタがあれば普通に使えそうな設備だった。

今まででも何度か延長コードがあると便利だと思う機会があった。
本当は欲しいのだが、なにぶん持ち物にゆとりがない。


部屋の天井は大きく隙間があいているので、がんばれば誰でも出入りが可能だった。
盗みに入られないか少し心配だったが、とりあえず何事もなく過ごすことができた。



ホテル屋上からの眺め。
ホテルの人もいい人だったし、中央の広場へとつづく歩行者天国にも近くてなかなかナイスなホテル選びだったといえよう。



さて、ここでは自転車の修理をしなくてはいけない。
色々と壊れてはいるが、最低限、後輪は使えるように。

ついでに観光も軽くしていこう。



  
    ↑以前にも紹介したことがあるロモサルタード。これはチャーハン付き



    ↑歩行者天国。昼間はみんな日陰を歩きたがる



    ↑自然公園へ行ってみたり・・・



    ↑スターバックスも健在! 今までの国では首都くらいしかスタバはなかったのに、ペルーでは大きな町ではほぼ必ずあって驚いた




    ↑ショッピングモールかどこかのお化け屋敷



    ↑バスカーたち(バスキング=大道芸をやる人たち)もたくさんいる



    ↑自分もオカリナを吹いてみると、こんなに! この日は時間かけて頑張ったのもあるけどね



マッサージ屋も多く1時間20ソル(700円)と思っていたより安かったので受けてみる。

かなり痛かった。
ゴリゴリやられる。

中は暗くて動画は撮れそうになかった。
いつになったらマッサージ動画を撮ることができるのだろうか。


※この旅の最初期に考えていたことの一つに、「各国でマッサージを受ける」というのがあり、ついでだからマッサージ動画も撮ってしまおうと考えていた。作者は根っからのマッサージ動画好き。特に叩打法の音を聞くのが好み。マッサージ自体の経験はあまりない。




今回無くした自転車の部品は、なんとかゲットすることに成功。
本来、その無くした部品のみの販売はしておらず、ホイールごと変えないといけなかったらしいが、自転車屋の好意で交換してくれた。

ありがたい。


しかし問題の根底である荷台はここにもないという。
ペルーの首都、リマにあることに賭けるしかない。


※中米コスタリカの溶接所で荷台を直してもらったときに、割れていた留め穴部分にワッシャーをくっつけ復活させた。そのワッシャーのわずかな厚みが加わることで後輪を留めるネジ部の可動域が狭くなり、すぐにはずれてしまうようになっている。ちなみに、今回の衝撃で反対側もかけてしまったので、さらにタイヤが取れやすくなった。

  ↑ワッシャー



泊り客のシスターたちが深夜に集まり、静かで厳かな聖歌を響かせている。
レクイエムのような優しく、すこし寂しいその歌声を聴きながら夜はねむった。


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