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つらい日々が今、始まる・・・!


セロアスールのホテルを出て先へ。


あいかわらず砂漠のなかを走る。

昼ご飯を食べていないので腹が減った。
しかしこんな砂漠のなかにレストランなんてそう、なかなかあるはずが・・・・・




・・・あったわ。


道路の両サイドに2軒。
こんなへんぴなところにあるため、値段は高い。

もう少し我慢するか、それともいつもよりちょっと多めにお金を出すか。
たとえこの先にまだレストランがあったとしても、ここより安いとは限らない。

ここで食べるかしばらく考えていると、奥からお父さんが出てきて、

「いいよいいよ、ご馳走してあげるよ」

と言ってくれた。


マジで!?




マジで!?


    ↑魚のスープと焼き魚、インカコーラを提供してくれた


「数か月前にもフランス人が自転車でここで来たんだよ」

という話をしながら、空いた腹に魚を詰め込んでゆく。
食後は娘たちやお母さんと一緒にお話。
というか、質問攻め。

知らない単語に四苦八苦しながら次々と応答していくと、コーラをプレゼントしてくれた。
これは非常にありがたい。
後で飲むよと自転車の後ろに縛り付けておく。


    ↑お母さんは写真を撮られたくないらしい。自分も取られるのは好きじゃないから気持ちはわかる


彼らと別れ、元気いっぱいペダルをこぎだした。
「リマを出てからというもの、良いことばかり起こるな」などと浮かれながら。


しかし、

そんないい日が続くのも

ここまでだったのです。



    ↑砂漠の町があったが、この感じだと宿泊施設はなさそう



    ↑奥に宝物とかありそう。インディージョーンズとかいそう


砂の斜面を子どもたちがゴザに乗って滑っているのが見える。
建物が点々とならぶ海沿いの通り。
ひとつだけホテルがあったので覗いてみるが、今は電気がないからと拒否されてしまった。

海岸でテントを張ってもいいが、自転車の置き場に困るのと、砂のなかを自転車で進み入れたくない。
故障の原因になるから。

それに、このあたりはなんだかちょっと危険そうな気がした。
治安が悪そうな気がした。
なんとなく。
わかんないけど。




レストランがあったので、その横にテントを張る許可をもらう。
スタッフは明るくいい人たちで、すんなり許可が下りた。

「バスがくるからこっちにしたらいいよ」
と屋根のある空き家を勧めてくれた。


夜になり、ガスストーブでインスタントラーメンを作る。
今日の朝作っておいたチョコ味のプロテイン入り牛乳を飲み干す。



ここで気がついてしまった・・・・・



このそばには大きな井戸があり、レストランはそこから水をくみ取っている。
その井戸から、なんとゴキブリがわらわらと出てきているのだ。

水だけでなくゴキブリまで湧き出す井戸。
しかも大量。


ついに、テント付近まで近よるものが現れた。

床の割れ目から、いくつもの触覚が見え隠れしている。


これは大変と、慌ててテントを移動。

一歩遅かったようで、テント内に1匹だけ侵入されてしまった。
見失わないように急いで退治する。

大変なことになってしまった。
荷物に入り込んでいたらどうしよう。


それに加え、ここは深夜がとても寒かった。

海風と砂漠。
その相性は抜群だと言えよう。

21時ぐらいまでは汗が出るくらいテント内が暖かかったので、薄着で寝てしまっていた。
まどろむ頭のなか、寝袋にくるまり震えていた記憶がある。


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