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先へ進みますか? それとも、ここで寝ますか? ~ アレキパへと向かう山の中にて ~


ようやくマタラーニを出発する。
どのくらいこの村にいたのだろう。
長い休暇をいただきました。


これからArequipa(アレキパ)の町までずっと山道だから気をつけて」
とは、ここまで連れてきてくれたトラック運転手のハイメさんの言葉。

うぅ、そう言われると行きたくないなぁ。

弱気になりながらネットで下調べ。
googlemapを見ると、それほど距離はなさそうだ。


ゆく先に店がないときのために飲み物を多めに買っておいて、軽食とパンも買っておく。

さあ出発。
もうタイヤがパンクしませんように!


家がなくなりだした辺りで道は途端に坂へと変貌する。
そして空は曇り。
雨は降らないとは思うが、気温は低めだ。


しばらく坂をのぼると、料金所に着く。
砂漠の山にポツンとあって、なんだか寂しそうなたたずまいだ。


    ↑PERU - BRASILと書かれている。この道ってばブラジルまで続いているのか! そう思うとワクワクするね


    ↑アレキパまで106km。遠くはない。むしろ近め


――――ここから山道――――


自転車を押して歩くと、バンダナを巻いた額から汗が流れてくる。
太陽は射していないのに・・・・・

体力はかなり落ちているみたいだ。


斜面が緩やかなところは自転車に乗り、それでも100mほど走るとまた道は空へと伸びる。

降りる。

押す。

繰り返す。



    ↑さよなら、マタラーニ。君のことは結構好きだったよ


荒く掘られたトンネルをくぐる。


    ↑トンネルの中で前から車が来ると、反響して後ろからも来ているように錯覚して怖いんだよね


少し晴れてきた。



やっぱり晴れていると識別できる色が増えるから、世界が美しく見える。

サイクリングはやっぱり晴れの日に限るね。
ただし暑いところをギンギラな太陽の下で走るのは勘弁。


37km。



突然現れて1kmずつ減っているこの標石は、どこを指しているのだろう。
明日にはわかるだろうか。


山のかたわらに走る電車。

 

しばらく見ていたけど、



この貨物列車、ものっそい長いんですが。
いつまでも途切れない列車をぼんやり眺めながら休憩する。


時刻は5時過ぎ。
そろそろこの辺で休もうか。


      ↑「この辺」


この旅行を始めた時から悩むのが、この“野外でのキャンプ地決め”

もう少し走れば何かあるんじゃないか、
まだもうちょっと走ってみようか、

という気持ちがつねに渦巻きながら、葛藤と願望と煩わしさの中で決めるのである。
最終的には、勘と理性の一騎打ちになる。


勘「もう少し先に村があるはずだって。知らんけど」

理性「いやもう暗いんだし明日もあるし、危ないからテキトに休んどこ」


そうしてそこに泊まってみると、 5km先にレストランがありました ということが多々あるので困る。
翌日気づくのである。

しかし、「店かなんかあるだろ」と高をくくって走っていると、今度はどこにもたどり着けずに10kmほど進んで結局そこらへんにキャンプ、ということもあったりする。


この日はどうだったかというと、それは次の投稿でわかるだろう。


ここは砂が石灰質で、荷物やテントが白くなってしまった。

満月があたりを明るく照らしてくれる。
砂が白く光る。

街灯のない山の中とは思えないほど明るい夜だった。


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