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誰もいない集落 線路と店と宿しかない集落 ~ San Jose


何台ものトラックが走る音で目が覚めた。

キャンプ道具をしまい、パンを一つかじる。


困ったことになった。
食料も水も足りない


もし今日中にどこかへたどり着けなければ、食糧事情がかなり厳しい。

バスが通っているので行き倒れることはないのだが、できれば今はバスを使いたくないし。
お金を使って戻りまた再スタートなんてロスは、考えたくない。


キャンプ地からしばらく坂をのぼると、ステージは山から砂漠の平地へ。
各段に走りやすくなる。

よかった。
これならなんとかなるかもしれない。


    ↑平らな砂漠になり、スピードアップ


砂漠のなかに見つけた数件の家。

昨日ここまで来れば、もう少し居心地のいいキャンプができたかもしれなかった。
そう思うと、もうちょっと走ればよかったと悔しくなる。



Restauranteと書かれた家があったのだが、誰もいない。
入口も閉まっている。
うーん、ここは捨てられちゃったのかな。


空腹のまま砂漠をを走り続ける。


    ↑民家っぽいところはたまにあるが、店は見つからない


    ↑見たことのない飲み物の看板。後日試してみたが、このジュースは薬臭くて不味かったです


民家のベンチを借り、最後のパンをほおばる。
飼われていた犬が羨ましそうに見ていたので数切れあげた。

奥に建物がたくさん見えていた。

そこに賭けよう。
そこも家しかないプランテーションだったら、そのときはそのときだ。




うむ。
見ての通り、建物はたくさんある。
しかし、ひと気がまったくない。

どうしたことだろう。
こんなに家があって誰もいないってことはないと思うんだけど・・・・・


無人で怪しい雰囲気のなか、ビデオカメラをまわしながら集落地帯をしばらく走る。

旗がいくつも上がった場所が見えた。
車が停まっていて、人が集まっている。

どうやら食事にありつけそうだ。


グラウンドを横切り、タープが設置されたところへ。
運動会かなにか、イベント事が行われていたようだった。

あー、それで誰も家にいなかったのか。


食料を探そうとすると、いきなり
「これおごってあげるから食べなさい」
と鶏肉やジャガイモ、茹でトウモロコシが乗った紙皿を渡された。

今度は別の人が車に案内してくれ、そのなかで食べさせてくれた。
あまつさえ飲み物まで持ってきてくれる。

ありがたくいただいた。


   ↑民族衣装を身にまとった男女が歩きながら踊っているのを激写


しばらく休憩して午後2時、先の町を目指して出発。

トラックで休ませてくれた人や警官と、
「この先のSan Jose(サンホセ)まで行くのが今日はちょうどいいのではないか」
という話をしたのだ。

食事と休憩で少し元気が出てきたし、まだ走れそうだった。
そこまで目指してみようではないか。

酔っ払いに絡まれながら、グラウンドを脱出。
道路へと戻って自転車をこぎ出した。



ここから不思議な景色が次々と姿を現す。


砂漠のなかに池、というか湖が。



なんかね、波が立ってる。



こんなところに水があるなんて、不思議でならない。
だってここ、砂漠のど真ん中だよ?

電柱が水の中にあるってことは、この湖はどこかから流れてきたかなにかで突然現れたということだろうか。
泡だらけでちょっと汚いというのもまた不思議。




砂漠に牛が!
牛ってめっちゃ草食うけど大丈夫?
こんなところで育つの?

不思議!!



昨日の標石の

    ↑これ

が0km地点になったところは、別のルートとの境界だった。

道路が交わり三又になったところにあったのは、ガソリンスタンドただ一つ。
併設された小さなレストラン小屋は、今日はもう閉店してしまっている。


もうここでいいかな、ここでキャンプしようかな

と、スタンドに入っていく。

しかし、ホームレスっぽく見えるここのスタッフのおじさんが、この先5kmでサンホセに着くことを教えてくれたので、疲れた体に鞭を打って先を目指すことに。


    ↑そのおじさんがアイスをおごってくれた。一度溶けた形跡があるがおいしかった


アップダウンする道が足腰肩を痛めつづける。
もうくたくただ。


一度坂を登った先、なにか見えてきた。



大きな山と緑。
砂漠では、草地のある所に街がある。





線路が走っている。
やっとサンホセに着いたのだ。



 
食事をしてホテルを探す。
hospedajeと書かれたところはいくつかあるが、ほとんどが閉まっていた。

レストランの奥につづく宿を訪ねる。
30ソル(900円)を25ソル(750円)にしてもらい、やっと休むことができた。



2016年10月現在、いつの間にかペルーソルは1ソル=33円から31円になった。以前まで手数料も込みで35円計算していたが、もう面倒くさいので最近は30円計算にしている。


この宿の人たちは人柄がよく、部屋も非常にいいところだった。

この土地は夜はかなり冷えこむのだが、ここの部屋はなぜかちょっと暑いくらいだし、シャワー熱いのがガンガン出てくる。
wi-fiの調子もいい。
気が向いたときにスッと部屋を出て、出入り口にあるレストランでコーヒーが飲めるのも最高だ。
 

    ↑このHospedajeと書かれたところ。marinとかそんな名前だったと思う


レストランと店しかないようなところだが、そういうなにもないところがゆっくりできて自分は好きだ。

ああ、また連泊してしまいそうな予感が・・・
アレキパに着くのはいつになるのやら。


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