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リマに着いた報告

はい、どーもこんにちはー。


ペルーの首都、Limaに到着しました。

これからパソコンをどうするか、
ここで買うのか日本から取り寄せるのか、考えながら動きたいと思います。

どちらにしても、ここには長居することになりそうです。
いまは「お宿桜子」という日本人宿に泊まっているので、お近くの方は顔をのぞかせてみてください。
ただいま、ガラガラです!

ほかにも自転車関連の問題とか、色々やることも少なくないので、それとなく活発に動きます。
負けません。


この記事はタブレットを借りて投稿しています。
ちゃんと書けるのはもっと先、パソコンが手に入ってからですね。
その間にまた借りられたら、エッセイ的な何かを書くかもしれませんし、書かないかもしれません。


以上、現状報告でした!

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理想の旅とは — 昔の気持ちを振り返る


今、ちょっとした裏技を使ってこの記事を書いています。
頻繁にはできない方法なので、次の投稿はまたずいぶん先になってしまうでしょう。

再開できたとしても、現時点に追いつくまでは、ササッと流しめにまとめて書くことになりそうです。
その分、ドラマティックなことがわりかし起きてるので、内容は濃くなるかと思います。



首都リマに着いたらパソコンを買おうと思っていたのですが、色々とより道をしていたらかなり時間がかかってしまっていて。


…そう、より道!
自分はね、反省しました。


パソコンが手に入ったら、まず最初にしたいことがあります。
それは、この右側にあるアフィリエイトをですね、一端排除することです。
またつけることもあるでしょうし、記事内で参考画像またはサーバー容量を使わない画像として使用はするつもりですが、常に表示されている部分は消したいです。


理由はいくつかあって、
まずはサイトを軽くしたい、そして一ページ内の記事量を増やしたいと思ってます。
自分はクリックしないと内容が見れないタイプのブログが好きではないので、できるだけパッと開いてザッと読めるようにしたいのです。

それから、
ま~収入が入らないという理由。
Amazonなんていまだにお金入ってないですからね。
意味をなしてないのです。


そして…


思えば中学生のころ。
旅のスポンサーを探すという手を思いつき、しかし一瞬でその発想を打ち消しました。

なぜなら、自分は好きなように、自由に旅がしたかったから。
足かせになる可能性のあるものをわざわざ付けて、自分のペースを乱したくなかったのです。

他の旅行ブログをなるべく避けてるのも、その人の楽しげで素敵でキラキラ輝いてる文章に魅了され、その足跡をたどるだけになりたくないから。

よく「現地の写真を見ると実際に見たときに感動が薄れる」なんてことを聞きますが、自分はそういうのはないみたいです。
やっぱり写真と実際に目で見るのとでは違いますよ。

愉快に書かれてるのを読んで楽しみにしてたのに、実際はそれほどでもなかった、
というのはありますけれども。
言葉とは恐ろしいものであります。



昔思い浮かべていた理想の旅ができているか。


半分はできています。

半分はできていません。


気ままに道草をくったり突然足を止めたりする部分は、当初思い描いていた旅になっています。

できていない部分。
それは、ネットの影響だったり、自分の積極性のなさだったり……


そんな理想を追い求めるため、
後々この経験を何かに生かしたいとは強く思っていますが、その経験の真っ只中であり進行中である現在に、この旅を本格的な仕事にはしたくないというのが本音です。


…あ、でもでも、もしこんな自分に協力してくれる方がいたらそれは大歓迎です。
寄付とか、依頼という形でも。
あんまりややこしいのは難しいかもしれませんが、できることなら何でもやりますよ。

以前にも執筆依頼をくださったことがあり、ちゃんと納品しているので安心してください。

なんなら無料でも、頼まれればやりまっせ!
こういうことしてほしいとか、これが知りたいとかあれば。

そういうタスクが少しくらいあるのも刺激的でいいと、旅行をしていくなかで考え方がすこし変わってきている昨今です。

遠慮なくメールにてご相談ください。



思い返せば出発するとき、この旅の方針について多くのことを考えていました。


ブログサービスBloggerに英語日記も書いて英語圏の人にアピールしようとしていましたね。
初投稿でどういうわけかいきなりGoogleからアカBAN(アカウント凍結)をくらってしまい、すぐやめてしまいました。


あとは、できるだけ写真を撮らないように決めていました。
ブログに写真を使うようになってからは、せき止めた濁流の押し寄せるがごとく怒涛の連写をきめてますが、
元々このブログ、文章だけでやっていこうとしていたんですよ。

なぜかというと、
写真に撮ってしまったら、忘れてもいいような気分になるから。
シャッターを切るのは、記憶からその絵を切り取ってしまうようなイメージを持っていました。

さっきも書きましたが、写真で見るのと本物を見るのとでは全然違うんです。
そして、写真を撮ると満足してすぐさま去ろうとする自分がいます。
今でも。

フィルム、というかSDカードに焼きつけるのではなく、目に脳に焼きつけたい。

これも反省点のひとつですね。

ただ、さすがにすべてを覚えておくのは無理なので、カメラと折り合いをつけ上手い付き合いかたを築いていきたいものです。


そもそもこのブログは人に見せるためではないただの個人日記でした。
たとえ紙に書いた日記が紛失したり盗まれたりしてもWebに残しておけば安全だろうという発想から作り始めました。
動画も同じ意味で投稿しています。

長い間、閲覧者は常に0で、一人来たものならそれはもう奇跡。

ってか一体全体どうやって来たの?

と、ちょっと斜に構えてたりもしましたが、今ではちょくちょく来てくれる人もいて、ブログという存在が変わっていきました。



そういう初心の気持ちをもっと大切にしようと反省したのです。
登山家・山野井泰史さんの『垂直の記憶』という本を読んで。

彼の、純粋にしたいことを追い求める姿勢に感化されて。
本当に人の影響を受けやすい自分です。


現状にも目を向けながら、この旅のことをもう少し考えていく必要があるみたい。



登山家と自分のスタンスは、
全然違うけれど、
少し似ていると思う。



……ただ登山用の小さなテントを持ってきたのは失敗だったかも。

本当はBE-PALで限定販売していたホーボーズネストが欲しかったんですよ!
再販するすると言っていたので待ってたのに結局しなかったので、馴染み深いこのテントを持ってきたのです。


ということで、みなさんはテントを買うときはちょっと大きめを買いましょうね。


ちゃんちゃん


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Pasokon ga kowareta!!!

net ya kara utteiru node, ro-maji de kaiteimasu.

 tuini pasokon ga kowaremashita!
dengen ga tukanaku narimashita.

 sonnna wake de, blog no toukou oyobi eturan ga muzukashiku natteorimasu.

 shuuri, mata ha kounyuu suru made sibaraku omati itadakeruto ureshii desu.

gome-nne(hoshi)


shitagaki ni haitteita kiji ha tatta ima koukai simashita.


nihongo ni taiou shiteiru pasokon ga areba mousukoshi mae ni kousin dekirukamo simremasen.

sorede ha mata-!


akushidento ni mimawareteshimatta Rei sensei ni hagemashi no otayori wo!



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Quest in the city. Cajamarca

  


水をなげつけられるフェスティバルを避けるため、二日間ホテルに引きこもっていた。
そこからの解放。
やっと羽を広げて外を歩ける。


まずはホテルを移ろう。
もうすこしセントロ(中心部)に近いところ、そしてネット環境がマシなところを探そうと、ホテルを出た。

瞬間にいままでにないほどの豪雨。
濡れながらホテルを探しまわり、そんなに離れていないところにあったランク少し上のホテルへ。


値段は30ペソ(960円)。
5階の部屋でかなり広い。
wi-fi回線はイマイチだが、前のホテルよりは断然マシだ。




    ↑部屋の窓から↓




今までこもっていて外を歩いていなかった。
とりあえず大きな広場まで行ってみよう。



まずは恒例の教会を見にいく。



なんと、この広場には教会が2つもある。
さすがカハマルカ。大きい町なだけある。




通りもめっちゃオシャレ!

 


こちらが広場。



ものっそい広いんですけど。
芝生の手入れも行き届いている。



清掃員さんが毎日掃除や水やり、植え替えなどをやっているのでこのような状態を保っているのだね。



と、遊んでいるわけにもいかない。
ここでやることをやってしまわなくては。
今回は用事がおおく、暇じゃないのだ。



    ↑メルカド付近の通り



まずはこちら。




自転車屋で修理!

そう、何度も言っているブレーキ関連。
これをね、直してもらわなくてはならない。
この先くだり道が待っているので、ブレーキが使えないと徒歩での旅行がつづくことになるのだ。

自転車に意味を持たせるために修理修理。



    ↑ディスクブレーキパッドを取り替えます


    ↑ペンチを使うのか。大変そう


    ↑泥で汚すぎるということでブレーキ周辺だけ掃除してくれた


そして完成!



すごく丁寧に直してくれ、何度もタイヤの回り方の調整をしてくれたり、まさに職人技。
見ていて気持ちよかった。

またひどい目に遭わないよう、ブレーキパッドとブレーキワイヤーのスペアを買い込む。





次に靴!

裏に穴があいてしまっているので買い替えなくてはならない。

様々な店で試しばきさせてもらうが、足の小指あたりが中でぶつかるものばかり。
ちょうどいいものがなかなか見つからない。
やっぱり海外だからなのか。

キンデというショッピングモールでやっと靴を購入。


    ↑とても気に入っていたオニツカタイガーの靴。日本でもはいていたので3年くらい使った。名残惜しいが、さようならオニツカタイガー



このへんは革が有名なのか、革製品を扱っている小さな店がけっこうある。
そこでナイフのシースを直してもらった。

やった。首都のリマまで直す難しいかと思ってたので本当に嬉しい。
しかも無料でやってくれたのでなおさら嬉しい。


    ↑しゅばらしい!!


そして、なにも言わずに見てほしいのがこちら。


革ジャン。




どうしても欲しかったんですよぉ!

見てくださいこの焦げ茶カラー。もっと言えばチャバネゴキブリカラー。

もともと襟がついていなかったんですが、「襟ありがいい」と店の人に言ったら次の日までにつけてくれました。
流行としては襟がないほうがいいんでしょうけど、古き良きっていうか。
若干フォーマルになっていいんじゃないですか。


これね、必要かと聞かれたら、
全く必要ないの。

防寒具はバッチリというわけではないけど、寒さ対策はある程度できてるの。
荷物になるだけだから、ホントは買っちゃいけないの、これ。


でもね、どうしても欲しかった。

だってカッコいいじゃん。
なんかインディジョーンズみたいじゃん。


見逃してください。




買い物のつぎは観光。

街中をかるく歩き回ります。
迷いそうだったので、かるーくね。かるーく。



    ↑仮面がいっぱい売ってる。祭りで仮面をつけてる人が多かったのだが、ここで買ったんだな。欲しいけど、持てない・・・



    ↑他の土産屋。人形やマットなど、手作り風のあたたかいものが多い



ずっと気になってたんだけど、広場から見えるあの教会。



あそこに行ってみたい。
のぼりましょう。のぼりましょう。


    ↑この階段もなかなか凝ったデザイン。正直のぼりにくかった


教会前からの景色。

 





ここでオカリナ吹いたら気持ちいいだろうなー。

しかしまわりには観光客とカップルたちがのんびり座っている。
邪魔しちゃいけないと吹けなかったチキンな自分。



ペルーってエクアドルよりチョコが多い。
エクアドルってカカオプランテーションがあるって聞いたんだけど、どうなってるの?



    ↑チョコムースとチョコカップのケーキ。左が3.50ソル(112円)、右が2ソル(64円)



    ↑パン屋さんにもケーキがいっぱい。ペルーのケーキはおいしいが、ここよりピウラのほうがおいしかった


気をつけてほしいのがこちら。



この皿のようなチョコ。
安いしおいしそーと思って買ってみたのだけど、これが苦い苦い。
カカオ100%。

健康にはいいのかもしれないけど、このまま食べるのはオススメしない。



スーパーにも行ってきましょう。
日用品を買いそろえないとね。


このcebada(セバーダ)というのは、このブログでも取り上げた飲み物のセバーダの原料、つまり麦だね。

下に見えるChia(チア)は、今日本でもダイエット食品として流行っているチアシードのことだろう。
ペルーでも自然食品の店があちこちにあるが、そこでも取り扱われている。



    ↑緑茶もある。ほしいけど、今はお茶系たくさん持ってるんだよねぇ


辞書まで売っている。
さすがスーパー。


これはsinonimos(類義語)とantonimos(対義語)の辞書。
本の著者と作品名が書かれているものかと思った。



上は英語とスペイン語の辞書。
下はおそらく百科事典のようなものか。
観光名所や地理などカラー写真入りで説明しているらしい。

正直下のilustradoはかなり欲しかった。
スペイン語の勉強になると思ったのと、なによりその装丁とハードカバー感の小粋さが気に入った。


ここで冷静になる。

重さ、大きさ、値段、そして使用度。
それを全部加味してみると、買わないほうがいいという結論に達した。
スペイン語の勉強として使うとしても、まだそこまでのレベルではないので宝の持ち腐れだ。


いいぞ自分。
でかした自分。

・・・英西・西英辞書は買ってもよかったかもなぁ。



ここはそんな、買い物に縁のある町だった。


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自分流のブログの書き方とその苦悩



本当はこんなこと書いちゃいけな
んだけど。



ごく最近からなんですが、twitterのネタ帳をパソコンに忍ばせているんですよ。
で、そのなかでブログの書き方についての話がでてきまして。

自分がなにを意識して書いているのかとか、どんなことに苦労しているのか、という話です。

twitterにしちゃ長くなりそうだったんで、もすこし内容を濃くリライトしてこちらに書いてみます。



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フェスティバルから身を隠したい。 Cajamarca



朝9時、少年に起こされる。
着替えてのち、昨日夕食をごちそうになった家へ連れて行かれ朝食にパンをもらった。


そのまま11時までおしゃべりする。

本当はこのままもう一泊したかった。
頼めば彼らはよろこんでもう一日泊めてくれただろう。

しかしそんなことは言えなかった。


名残惜しいが彼らとわかれなければならない。
一応宿泊代と食事代ということで、少ないがお金を渡しておいた。

自転車とともに町を出る。



    ↑昨日もみた景色をもう一度目に焼き付ける



    ↑RPGの世界みたいだよね



くだり道を必死に歩いていると、前から仮装した人たちが歩いてきた。




それを写真におさめていると、上から水がふってくる。
そのさきでも水風船を投げつけられた。


これには本当に頭にきたので、コブシ大の石を4つ、レインジャケットのポケットに入れてまわりを警戒しながら進んでいった。



ずっとまわりを睨みつづけるのはとても疲れる。

窃盗に対しての場合もそうだ。
つねにまわりを気にして歩き、ホテルの従業員も信用できない、そんな状態を維持するのは精神的にたいへん疲弊するものだ。


さらに頭上は曇天。
今は大丈夫だが、いつ雨が降るかわからない。
はやく町へつかないと少なくとも夕方ころには雨が降るだろう。

そんなあせりもあって、3時間後にはかなり消耗していた。



小さな村に入ったようだった。
この村は石像が有名らしく、その工房の数がとても多い。
石像は工房の前にたくさん設置してあるので、それを見ればその数の多さがわかる。

その一角、小さな商店もある広い敷地で休憩。
ちょうど隣に座っていた少年に「フェスティバルを見にきたの?」と聞かれたので、それはいつまでやるのか質問してみた。


「明日までだよ」

「そうか…。祭りは行きたくないなぁ」

少年は別段気にしたそぶりは見せなかった。



そこから1kmも行かないところで酔っぱらいにからまれた。

「今日は泊まってけ。ちょっと待ってろ今食事を出してやるからな」

と家の中へまねかれる。
いつ雨が降るかわからないし、水やインクをかけられるフェスティバルは避けたいので、泊めてもらえるならとてもありがたい。


そこの男の子が家庭教師ヒットマンリボーンというアニメが好きらしく、何度も「カテキョーヒットマン、カテキョーヒットマン」と聞かれた。

お、アニメ版は見たことはないが、マンガなら週刊少年ジャンプで読んでたぞ。
途中までならなぁ!


   ↑これ

ということで話は日本のアニメや日本語の話に。


そうこうしているうちに1時間ほどたち、自転車の話題になった。
食事が出てくる気配はない。
酔っぱらいの男は寝てしまっていた。

自転車が壊れているからカハマルカで直すんだ
と言うと、

「なら明日はフェスティバルで店が閉まるし今夜は雨が降るから早く行ったほうがいいよ」

と少年。




え?




「叔父さんは酔ってて知らないけど、うちは今日の夜でかけるからここで泊まるのは無理だから」





バッ
それを早く言うんだよ!!!!!




雨が降ることなんて知ってるし。
だから急いでたんだし。
さっきみんな「ここで待ってて」って言ってたじゃないか。
あれはなんだったんだ?

はぁぁ、
こんな人たちを信じた自分がバカだった。



ああもう、ペルーなんて大っ嫌い!



怒りにまかせて自転車に乗り、くだり坂を思いっきり駆け抜ける。

ブレーキが利かないとかもう知るか。
ブレーキワイヤーが片方ついてないが、もうどうにでもなれ。



軽い爆走ともいえる走行をつづけ、なんとか雨が降るまえにカハマルカの街の入口へと入ることができた。


目の前に見えたHospedajeの看板を目印にそこへ入る。

どうやらほとんどの部屋が埋まっているそうで、25ソル(800円)の部屋しかないという。


思考をめぐらした。

おそらくフェスティバルのせいで部屋があいているホテルも少ないだろう。
あまり探索せず、ここでとっておいたほうが懸命なはずだ。


さきほどの情報をたよりに、祭りが終わる2日間はここでこもることに決定した。



主人が言うにはここではwi-fiが通っているということだが、どうみても向かいの高いホテルのwi-fiですよねこれ。
名前が向かいのホテルの名前だもの。

「これどこにwi-fiがあるの?」
と聞いてみると、
「この辺一帯に飛んでるんだ」との回答。

いやだからそれ向かいのホテルのだよね。


そして電波が全然届いてこない。
ブログですら更新できるかできないかの瀬戸際のところ。


しかし部屋はとても広く、窓際なのでパレードが道路をねり歩く姿も見られる。
これはとてもよかった。



    ↑こんなのが時々歩いてくる



    ↑窓から見下ろして水をかける機会をうかがっている



この部屋だけシャワートイレが別で、しかもシャワーは水しか出ないのが痛いが、しかしホテルの人たちも明るくにこやか丁寧に接してくれる。

25ソルの価値があるかと言われればNOだが、自分はここがかなり気に入ってしまっていたのだった。


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朝まで生キリスト教! Porcón Alto





はい、今回は昨日泊まった可愛らしいコテージ風の宿からひきつづきおとどけします。

前回書き忘れましたが、なんとこの宿、10ソルなんですね〜。

"10ペルーヌエボソル" を "日本円" に直すと
なんと320円。安い!


2016/2/16に確認したところ1ソル=32円になっててビックリしました。
ずっと37円あたりをウロウロしているのだと思っていたので。



まあそんなことは置いておいて、今回は夕方までひたすら歩くだけなので、そんななかで見てきた風景をですね、ガンガン載せていこうと思っています。

なぜなら夕方以降まで書くことがないから。


特筆するとすれば、ブレーキワイヤーがまた切れたことと、それでもくだり坂をむりやり走って地面に足をこすりつけながら止まろうとしたら左足の拇指球に石が当たり痛めてしまったことくらい。


そんなわけで、朝から夕方までの時間経過を感じられるよう写真多めでお送りします。

ちょっと長いですが、どうぞー。



    ↑昨日のレストランで今日も朝食。そのときに撮った鳥の写真。アトリでしょうか。フィンチ類はかわいい



    ↑高地の草原ってハイライトな緑色が出やすいんですかね。カナダ中部もきれいでしたっけ



    ↑牛。そんな体で高山病にならないのでしょうか。人は筋肉がつきすぎてると高山病になりやすいと、とあるパーソナルトレーナーが言ってました



    ↑砦跡のような岩。宝物とか埋まってそうですね



    ↑出ました、パサパサでトゲトゲの妙に固い雑草。エクアドルのカハス国立公園でもお目にかかりました。そのときは肌にぐさぐさ刺さって痛かったです



    ↑川が流れていく様。この辺なら源流も近いのではないでしょうか



    ↑これよく見ると木がずらっときれいに整列しているんですよ。中央から左あたりの濃い緑の部分。人口林なんですかね?



    ↑白い点々はぜんぶ石です。なぜこんなに落ちているのか



    ↑石がゴロゴロと。色味がきれいですね



    ↑このへんは特に素晴らしかったのでムービーを撮ろうとしましたが、くだりが急すぎて止まれず無理でした。動画にしたかったなぁ



    ↑かなり降りてきました。標高4000mの峠はすぎたようです。これで凍えずにすみますね



    ↑半壊したレンガの家がファンタジーを連想させます



    ↑高原を駆けるカウボーイたち



    ↑だいぶまともな道になってきました。このころには疲れてフラフラです



    ↑工事で切りくずした山が肌色にひかっています



    ↑と思ったら今度は森がひろがっています。花粉症になりそう



    ↑石でぶつけた左足を引きずりながら歩行中。町はどこだー



それにしても気になるのは、横切る車がどれもインクだらけなこと。




スプラトゥーンかな?


2月初めに行なわれるフェスティバルに先駆け、みんなで水やインクをぶつけるそうです。

うわー、行きたくなーい。(切実)




夕方。
体が重く、腹はぺこぺこ。

自転車の後ろのブレーキワイヤーは切れていた。
もう今日は直してやんないんだからな!
とそのままにしてある。


そして、




おお、村が見える!

そこで景色を楽しんでいたおじさんに話をうかがう。


地図に載っていたPorcon Alto(ポルコンアルト)はどこぞ?

「ああ、それならほら、すぐそこの崖の上だで。
レストラン? ああ、あるんでないかい?
ホテル? …はないと思うが、誰かしら泊めてくれるじゃろうて」



ふへー、崖のうえにあるのか。

つ、つらい・・・


しかしレストランがあるなら頑張る。
だってお腹すいたもん。



    ↑崖をのぼっています


 
    ↑おお、奥に県都カハマルカが見えるではないか! しかしここから20kmさき。もうこれ以上は進めません



忍たまの戸部新左衛門なみの ゆらりゆらり を通行人に披露しながら、ようやくついたポルコンアルト村。



...え。


これって。


小さすぎじゃね?



レストランなんてなかった。
一軒だけ店の看板があるが、すでに閉まっている。

そんな・・・


絶望のあまり、教会のまえにいた人たちの輪に入る。
飯は? 飯屋はないのか?


すると、この教会を取りしきる内のひとりが家へと招待してくれた。


なんと。
さすが敬虔なるキリスト教徒。
やさしい。



家でスープとパンをもらい、今日はここに泊まってもいいとまで言ってくれた。


その家族たちと話をする。
こちらのつたないスペイン語を、苦労しながら聞き取ろうとしてくれる。


彼らの話では、今日の夜から教会でミサのようなものがあり、それは朝の5時までつづくのだそうだ。


なにそれー、おもしろそう!!!


こんな疲れた体だが、興味がそれを押しのけた。

参加させてもらおう。
ぜひに。


 
    ↑彼が家に泊めてくれた人


一度荷物を置きに部屋へ。

その部屋がものすごく広い。
首都のリマへ行ってしまっている兄の部屋なのだそうだが、ものすごく広い。
それどころかこの家自体とても大きい。


こんなところに泊まってもいいのかな・・・・・
逆に不安になる自分。



夜は冷えるからと、本場のポンチョをかぶらせてもらった。

これがかなり重いのだ。
そしてでかい。
その分とても暖かく、むしろ暑い。

こんなの着て動き回るなんて、山で生きるのも大変だなぁ。



教会まで連れていってもらい、そこでみんなに紹介してもらったり一緒に歌をうたったり話を聞いたりしたのだった。

この村で初めての外国人だったそうで、とても歓迎された。



     ↑パソコンやタブレットまである



    ↑ちびっ子合唱団



    ↑自分の子どもを撮影する親たち。どこも変わらないね



しかし、体の疲れはピークに達しており、終わりまでいる気マンマンだったのだけどついに限界がきてしまった。


そろそろ劇をやるよ。見てかないの?

ものすごく見たかったのだが、12時すぎに失礼して寝てしまった。
朝まで参加できなかったのは悔しいが、大きなベッドは暖かく、寝心地は最高だった。



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最強装備と泥とのたたかい El Corazon




こんな村とっととおさらばしてやる〜(心の叫び)


とアニメの悪役のような心境で山のなかの村・ウアルガジョックを出ていこうとしたところ、ホテル清掃の女性たちにひき止められて写真撮影をせがまれてしまった。

にこやかに手をふってくれる女性たち。


・・・いやいやいや、だまされませんぞー。
もう出ていくんだ。
はやく大きな町についてネットしながらのんびりするんだい。



村のはずれで食事をして出発。

土と石と水で作られたダートコースをふみしめてゆく。
路面は悪いが天気はいい。

天気がいいと気分も晴れやか。





    ↑牛が上から流れる川のようにならんで草をはんでいるのがちょっと不思議



    ↑上を見ると崖がゴゴゴッとそそり立ってる



気分が乗っていても、のぼり道が続いてつらい。
警察官から聞いた話によると、このさき4000mアップなんでしょ?
人間の住むところじゃないよね。

でも、天気がいいから景色がきれいに見えてそれが励みになる。
つらいけど歩くのが楽しい。

そう、天気がいいから












天気が。


くずれてきた。



なんでー、あんなに晴れてたのに!
なんでこんなにあっという間に曇ってしまうの!?




そして雨が降る。



…うん、これね、知ってた。
腹痛のためにコチャで逗留している間にね、なんとなく天気のローテーションが見えてきたんですよ。

朝は晴れて、昼の11時から遅くて13時くらいには雨が降る。
そこから雨が止むかは運次第。
そして夜にまた雨。

雨期はそんな感じの天気らしい。


今日はあんなに晴れてたけどね、雨降るのは読めてた。
だからといってどうすることもできない。



ああ。
もうだめだ。



とりあえずレインジャケットとレインパンツを着よう。
何ヶ月ぶりの出動だろう、このレインマンたちは。
すごく久しぶりに出したなこれ。



    ↑このあたりから池がたくさん増える。雲の位置に手が届きそう



ちょうど現れた小屋の屋根に隠れて様子を見る。

そして雨が弱まっているときを狙って先へ。


ここで立ち止まってはダメだ。
だって村からまだ10kmも進んでいないもの。



道がくだりに変わった。



これ以上ゆっくりしていられない。
ブレーキは利かないが、見渡しのいいここで自転車に乗り一気に距離を稼ぐ作戦にでた。

事故らない可能性に賭けた。



賭けには勝った。

あまり車もいなかったため、道路中央を陣どって雨が強まっていくなか急いで駆けぬけた。



と、目の前にガソリンスタンドの看板が。
こんなところにあるなんて予想だにしていなかったが、これはラッキー。

止まらない自転車をなんとか制し、ガソリンスタンド内へと避難。


同時に豪雨。




ガソリンスタンドにはそのスタッフらしき人と駐在の警官2人がいて、濡れて凍えている自分にハーブティや飴玉、お菓子にクラッカー、コーヒーまでご馳走してくれた。

寒いだろうと毛布をくれる。
なんていい人たちなんだろう。

そして自転車の荷物用に大きなポリ袋までプレゼント。
おお! これ欲しかったやつ!!


    ↑さいきょう!


自転車が壊れていることを話すと、
「走っている軽トラを捕まえれば町まで連れて行ってくれる」と教えてくれる。

ふむふむ。
今はまだ大丈夫そうだが、ピンチになったらその手でいこう。



彼らと話をしながら雨が収まるのを待つが、どうにも止みそうにないので強行突破することにした。

なにせ今はレイン装備。
そしてポリ袋の雨避け。

つまり雨にはとてつもなく強いのだ。



濡れても大丈夫なので行きますよ。

とりぃぁああああ!



    ↑美しい野原が次々とあらわれる



    ↑きれいな景色が出るたびに足を止めてカメラを出す。カメラを付け消し付け消ししてたらおかしくなってしまった。美しいって、罪だね



甘かった。

天気は晴れ、雨は止んだ。
それはいいのだけど、それまでの雨で道が泥だらけになってしまっていたのだ。

雨には強いが泥は想定外。
タイヤが泥を飛ばす飛ばす。

最終的にはこんな状態に。

 
    ↑ヤッバイこれ。みなさんはちゃんと自転車に泥よけをつけましょうね



下ってはのぼり、下ってはのぼりを繰り返す。
一体どこらへんで標高がマックスになるのだろう。


4000mでしょ?
それって相当だよね。

標高計を持っていない自分には今どのくらいの高さにいるのか知る由もない。



ブレーキは壊れている、全身泥だらけ、デジカメとパソコンの調子もおかしい。

そんな精神的にかなり圧迫された状況で、息急き村を目指します。
暗くなる前に! どうか!!



それにしても本当にこのへんは素晴らしい景観だった。
写真をいっぱい撮ったので、どうぞごらんください。↓


    ↑奥の景色がまたきれいなのだが、このカメラだと遠い部分がはっきり写らない。みなさんはいいカメラを買いましょうね


 
    ↑手前のタンポポがいいアクセントになってるかなと思って



    ↑そらにピントを合わせたらちょっち暗いね。手前に合わせると奥が白飛びしそうだったものですから



    ↑こういう草原好き。走り回りたい。馬に乗ってみたい



    ↑奥のウネウネした白い道もこういう山道ならでは


    ↑木の線が引かれている。奥の崖も結構見物だったけど、あんまりうまく写ってなくて残念



    ↑こんな道を走っています。つらなる岩山がカッコいい



El Corazon(エルコラソン、コラソンは心・心臓の意)という小さな村に入った。

本当に何の変哲もない村だが、なぜかレストランがたくさんある。
おそらく5つくらいあったのではなかろうか。

そのうちの一つに入り、夕食に一番安い目玉焼きを注文した。


その男性店員がとてもフレンドリーで話がしやすかったので、この辺でキャンプするとしたらどこがいいかと聞いてみる。

このすぐ隣にホテルが2軒あるとのこと。


ええ!
こんなところに!?



ビックリ。
だってこんな小さな村にですよ。
普通は絶対にない。



すぐ隣のところは部屋がないらしかったので、もう少し奥のホテルへワクワクしながら行ってみる。

レストランがあり、そこがホテルも兼任しているらしい。

誰もいない。
子どもしかいない。


その子に話しかけていると、女性が一人やってきた。

彼女にここはホテルかと聞くと、ぶっきらぼうに

「なんにもないよ!」

と言いだした。


それは部屋がないってこと?

と聞くと、

「部屋もなんもない」

と憎らしげな顔で言う。



がっかりしながら戻ろうとしたとき、その道路際に立っていた女性が叫んだ。

「あの人はなんにも知らないのよ。だからホテルの人の帰りを待ってなさい。
(奥に向かって)なんでアンタがそんなこと言うのよ!」

というようなことを言ってくれたのだった。


1時間ほど待ち、部屋を開けてくれた。
小さなコテージのような可愛らしいところだった。



夜にもう一度雨がふり、下は泥だらけ。
そしてめっちゃくちゃ寒い。
さすが標高4000mにとどく場所。

ホテルが見つかって本当に助かった。






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